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『【暴露します】歌が上手い人と下手な人の違い5選』を視て・・・

【暴露します】歌が上手い人と下手な人の違い5選


たしかに・・・。
歌声が響くにはそれなりの理由がある。↓

■ アイノカタチ - 熊田このは


■ 茜色の約束 - 森恵


■ 島唄 - 夏川りみ


■ m-flo Tour 2007 Cosmicolor ONE DAY 加藤ミリヤ


■ Pride - 遥海


■ 旅姿六人衆 - サザンオールスターズ


■ 時代 - 薬師丸ひろ子
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■ 伊藤由奈&18曲の「Precious」

2005年から数々の名曲を残し、下の世代にも影響をあたえた伊藤由奈(Yuna Ito)。
アンジェラ・アキも10年ぶりに日本再始動!することだし、ふたたびJ-POPシーンに戻ってきてほしい。

■ 伊藤由奈(Yuna Ito) - Endless Story


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伊藤由奈の名曲、「Precious」。
安定したハイトーン、繊細なニュアンスや表現力、そして声そのものの魅力が問われる超難曲。
謡い込める感情の量が多い曲で、しかも超難曲につき極限状態で歌うので、歌い手のオリジナリティや強み弱みが浮き彫りにされるおそろしい曲です(笑)

うまく歌いこなした人はそうはいないと思っていたが、YouTubeでかなりの数の名テイクを発見。
それぞれ聴き比べができるほどのクオリティなので、一挙に貼り付けてみます。

■ 伊藤由奈(Yuna Ito) - Precious(オリジナル)



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■ 奏音さん


■ 桜川えみさん


■ 天野なつさん


■ 髙野瑠菜さん


■ 富士葵さん


■ 愛原まなさん


■ 山田祥子さん


■ 岩口和暖さん


■ YuNiさん


■ 長真由美さん


■ アルトナイトさん


■ 加藤梨菜さん


■ 季子さん


■ 花耶さん


■ 一華ひかりさん


■ May J.さん


■ 熊田このはさん

■ 熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)-Vol.2

■ 草ケ谷遥海さん

■ 希有のシンガー、遥海(草ケ谷遥海)

歌の技量と再生回数が比例しないことが、↑ を聴くとよくわかる。

■ 本当に上手い女性シンガー15人!
■ 鈴を転がすような声  ~ 究極のハイトーンボイス ~
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■ ギャル系ユニット「juliet」

さきほどTVの音楽番組視てたら、思いがけずjulietが流れた。
ゲストからは「はじめて聴いた」の声も・・・。
たしかに大きくブレークはしなかったもんな。

Biography

カリスマモデルプロデュース・チームRomeoが手がけたギャル系3人組ユニットで2009年デビュー。
2016年からはマイコとユミの2人によるツインボーカルユニットとして新スタートするも2018年12月31日をもって活動終了。(出所:wikipedia


いま聴き直してもちゃんとしてる。
楽曲もアレンジもボーカルもプロダクションも・・・。

■ フユラブ


■ Yuki Love


■ 23:45


「ギャル」「Shibuya」などのキャッチワードが、時流のなかでかえって裏目に出たのかも・・・。
もっと音楽的に認められてもよかったユニットだと思う。

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julietデビューの2009年前後の数年間、”セツナ系”といわれるメロディアスでエモーショナルな楽曲が人気を博していた。
たくさんのニューフェイスがあらわれて、実力派もかなりいた。
当時は、おそらくこういうフォーマットがこれからのJ-POPのメインストリームになっていくと思っていた。

ところが、現実は予想外の展開に・・・。

毎日のように1980年代(昭和ヒット)特集が組まれる昨今だけど、このあたりの楽曲やアーティストも再評価されていいと思う。

■ うまく言葉にできないけれど - SoulJa feat. 果山サキ


■ Because - LGYankees feat. 中村舞子


■ By Your Side - WISE feat. 西野カナ


2019年1月8日の西野カナの無期限活動休止宣言は象徴的なできごと。


【 関連記事 】
■ セツナ曲25曲
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■ 1/14のカラバト

先ほど放送のカラオケバトル「10th Anniversary 10年王者決定戦」、録画したやつ視てみました。

このところのカラバト、??がつくこと多かったけど、やっぱり出場者の粒が揃うと面白いわ、この番組。

優勝はRiRiKAさん。おめでとうございます。
決勝曲は、感情が乗ってたし、休符がばっちり決まってキレッキレだった。
やっぱり実力者。文句なしの優勝かと・・・。

■ 【ザカラオケバトル1月14日優勝】RiRiKA×小林明子『恋におちて~Fall in love~』りりか宝塚歌唱フル映像 THEカラオケバトル2024年1月14日 FULL LIVE


佐久間彩加ちゃんは、ちょっと調子が悪かったのかな?

それにしても、カラバトU-18黄金の世代、もう少し出てほしかった。
聴きたくなったので、過去の名演(カラバト公式動画)をリンクしてみます。


■【カラオケバトル公式】佐々木麻衣:森昌子「哀しみ本線日本海」舞台裏コメント付き/2018.11.21 OA



■ 【カラオケバトル公式】原藤由衣(北海道・高専2年生):薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」/2019.2.20 OA



■ 【カラオケバトル公式】熊田このは:BENI「見えないスタート」/2017.8.23 OA



■ 【カラオケバトル公式】佐久間彩加:Crystal Kay「君がいたから」/2020.12.13 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)



■【カラオケバトル公式】堀優衣 「サクラ~卒業できなかった君へ~」半﨑美子/2018.6.20 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)



■ 【カラオケバトル公式】鈴木杏奈:LiSA「炎」(森アナイチオシ動画)2020/12/13OA.



きっちり高得点叩き出しているのに、情感とオリジナリティがしっかり乗って、LIVEテイクとしても一級品なのが彼女たちの凄いところ。


■ カラバト黄金の世代の名テイク ~ 日本の歌姫たち ~


〔関連記事〕
【抜粋編】黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)
黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)
カラバトU-18黄金の世代の7人+4人
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■ 富金原佑菜ちゃんのワンマンライブ

富金原佑菜ちゃんの貴重なワンマンライブです。
ぜひぜひどーぞ ↓



■ カタオモイ/Aimer(Covered)


■ 富金原佑菜オリジナル「群青」 パフォーマート・オブ・ミュージック主催イベント 2019.12.30 @江坂MUZE


■ 富金原佑菜ちゃんのナイステイク
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■ kalafinaの名LIVE

■ into the world


おそらく解散が決まってからのラストライブだと思う。
完璧な女神降臨状態。

FRONT BAND MEMBERSの演奏も、オーディエンスの振る舞いも文句のつけようなし。

メロディ、ハーモニー、リズム&アンサンブル。
そして、完璧なステージング。
音楽と真摯に向き合い、決して妥協しなかったプロのアーティストたち。

このハーモニーは、この3人が揃わなければ絶対に生み出せない。

公式Web?、まだ消えていないんだよね。
どうしても復活を期待してしまう。

→ ■ 伝説のユニットkalafina
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■ パープル・レイン ~ 1980年代洋楽の底力 ~ 

「DISOC TV 2024!年越しスペシャル!」録画したやつ視てたら、思うところがあったので、リンクつなぎなおしてリニューアルUPします。

■ DJ OSSHY 2021年ディスコの日 Special Mix


■ ABBA - Dancing Queen(1976年)

1970年代中盤にはこういうヒット曲があった。
洋楽どころか音楽になじみのうすい人にも、聴き流しさせない圧倒的なメロディ&アレンジ力。
こういう優れた曲たちが1980年代に向けてのレールを敷いた。

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2023/02/16 UP

このところ、仕事で車をつかうときにFMを流していることが多いのだが、
今日、J-WAVE で流れていたこの曲、圧倒的なインパクトがあった。

大袈裟かもしれないが、イントロが流れた瞬間、車内の空気もフロントを流れる首都高の景色も一変した。
これが音楽のもつ力だと思う。

■ Prince - Purple Rain (Official Video)

これは1984年のPrinceのヒット曲。
正直なところ、1984年のリアルタイムではPrinceの本当の凄さは理解していなかった。
39年後のいま、改めて聴き直し、あまりのクオリティに悶絶(笑)

1984年といえば ↓ こんなヒット曲も・・・。

■ Chaka Khan - I Feel For You


■ The Go-Go's - Head Over Heels


■ Madonna - Material Girl (Official Video) [HD]


■ Don Henley - The Boys of Summer (Official Music Video)


■ John Waite - Missing You


■ Pat Benatar - We Belong



個人的には洋楽が劇的に変化したのは1983年から1984年にかけてと思っていて、↑の曲と1983年の洋楽ヒット曲を聴き比べてみるとその質感の違いがよくわかる。
(リズムがグルーヴを喪失し、音の密度が濃くなっている。)

それでも1984年あたりでは、まだまだオリジナリティあふれる名曲が送り出されていた。

■ George Clinton - Atomic Dog(1983年)

↑ のちのHip hopに影響を与えたとされるP-Funk(Pファンク)も、1983年の段階ではまだFunk的なグルーヴを残していた。


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1970年代中盤から加速したポップミュージックのジャンル融合(クロスオーバー)は、曲調に洗練性とグルーヴをもたらし、個人的にはこの流れがピークを迎えたのが1983年だと思っている。
【 洋楽1983年ピーク説 】

具体的にはヴォーカル、コーラス、インストのアンサンブルと”音の隙間”のバランスがベストとなった時代。
これは、人間の耳にとって、ある意味もっとも心地よく響く音色だったのかもしれない。
(いま、再評価されているシティ・ポップがこの音色。)

● クロスオーバーの典型例-1
マイナー・メジャーの循環コード使用のヴォーカル・フュージョン 
■ Grover Washington Jr. - Just the Two of Us (feat. Bill Withers)(1981年)


● クロスオーバーの典型例-2
ユーロテイストのBCM(ブラック・コンテンポラリー
■ Change - The Very Best In You(1982年)


● クロスオーバーの典型例-3
カントリーのAOR化
■ Larry Lee - Don't Talk



クロスオーバーの限界が顕在化したのも1983年あたり。
もう、やるべきことはすべてやった感があった。

■ 4つ打ちとグルーヴ (音のスキマ論-0)


リンドラムなどのドラムマシンやシモンズなどの電子ドラムの一般化が、リズムセクションの音色を大きく変えたのもこのタイミング。

そしてこれらのリズムの音色は、これから市場を席巻することになるCDの音の質感にものの見事にはまっていた。

1980年代前半の時点で、洋楽の流れはふたつに分かれたのではないか。
ルート1.
ここまで積み上げてきたクロスオーバー(洗練化)の流れを、より突き詰めていこうとするもの。

ルート2.
いままでの蓄積を突き崩して、新しい音世界を拓こうとするもの。

この2つの流れが顕在化したのが1984年の洋楽シーンだったと思う。
だからこの年のヒット曲はすこぶるバラエティに富んでいた。

こういう混沌期にはメロディのはっきりした、インパクトのある曲が売れる傾向があると思うが、この年のヒット曲はどれもメロディがはっきりしている。

そのわかりやすい旋律を歌うヴォーカルとシンセビートが前面に出て、アンサンプルやカウンターメロディを重視していた1980年代前半の曲たちとは、あきらかに曲のつくりが違っていた。

■ BERLIN - No More Words(1984年のヒット曲)


いま振り返ると、その後の洋楽のメインストリームはルート2.が制した。


■ Dead Or Alive - You Spin Me Round (Like a Record) (Official Video)(1984年)

決定的だったと思われるヒット曲。(1984年11月5日リリース)
プロデュース= SAW(Stock Aitken Waterman)。
ビートとメロ、そしてサウンド・プロダクションがいまのPop-Musicのメインストリームに通じている。


ルート1.は1990年代前半くらいまではBCMの世界で収斂し、Quiet Storm、あるいはWhitney HoustonやNatalie Coleに代表されるレディ・ソウルの成功を生むが、のちに定型・陳腐化してその魅力を失う。

とくにWhitney Houstonの成功は本人の才能もさることながら、かつてのメインストームから流れ込んだ、コンポーザー、アレンジャー、スタジオ・ミュージシャンたちの貢献も大きいと思う。

■ Whitney Houston - Didn't We Almost Have It All(1987年)

Written-By Michael Masser, Will Jennings
Producer Michael Masser
Arranged By Robbie Buchanan
Robbie Buchanan(key)、Nathan East(b)、John Robinson(ds)

■ Atlantic Starr - Secret Lovers(1985年)※ Quiet Stormの代表曲。


ルート1.はSmooth jazzの流れも生んで、一定のファンは獲得したもののシーンを席巻するほどの動きには至っていない。

■ The Rippingtons - True Companion(1994年)※ Smooth jazz曲の一例。


ルート1.の流れでもっともディールを得たのはEnyaに代表されるヒーリング・ミュージックのような気がするが、これはクロスオーバーからヒーリング成分を純化していったような音楽なので、単純にルート1.の流れとはいえないと思う。

■ Enya - Caribbean Blue(1991年)



一方、Hip hop、New jack swingやDrum'n'Bassなどはルート2.の流れで、以降ブラックミュージックのジャンルにとどまらず、ポップミュージックのメインストリームとなった。

なので、今のポップミュージックシーンを形作った分岐点はやはり1984年だったと思っている。

■【Drum'n'Bass】

32ビートの代表例。
日本のRap系でサンプリングが使い始められたのは1980年代後半で、1990年の普及期を経て、2000年代にはおそらく(少なくとも若い世代には)抵抗なく受け入れられる素地はできていたと思う。
とくに2000年代に入ってからのゲーム曲やボカロ曲には32ビート系の曲がふつうにあるから、この世代は32ビートにまったく抵抗がないと思う。


「洋楽ヒット曲 (Billboardデータから)」のまとめ記事はこれまで下記の5年分をつくっています。
1979年版
1980年版
1981年版
1982年版
1983年版

1983年版で止めようと思っていましたが、↑の理由により、1984年版もつくることにしました。
この記事に追加するかたちで随時UPしていきます。


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【 1983年を代表する名曲 】
■ 君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You) - Boys Town Gang

リリースは1982年後半だが、日本での大ブレークは1983年初頭にかけて。
ある意味1983年の”洋楽”を象徴する曲だと思う。

信じられんほどポジティブな歌詞(笑)。そして流麗なストリングス。
コメントの多さが、この曲の根強い人気を物語っている。

■ Boys Town Gang - Can't Take My Eyes Off You (Extended Version)

レーベルはHi-NRG(ハイエナジー)の定番、MOBY DICK。
流麗なストリングスが、さらに堪能できます。
9分以上聴いても全然飽きない。
さすがに名曲、名アレンジ。
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■「熱唱!ミリオンシンガー」

録画してたやつ、少し視始めたらそのまま引きずり込まれて三度視です(笑)
やっぱり凄いわこの人たち・・・
さらにWebから探してきたやつをリンクしてみます。

どうしてこういう優れた才能たちをメジャー・プロモートしないんだろう。

■ Don't wanna cry / 安室奈美恵 Covered by 大村唯維

深みと倍音と声の伸び。そしてリズムキープが抜群に巧い。

■ 宇多田ヒカル x 爆笑偽 x「Can You Keep A Secret?」x 小室あいかxミラクルひかる

出場は小室あいかさん。
張りと力感のあるハイトーン。
ちとブレスが目立つが、これを個性として昇華できればかなりのシンガーになるのでは。

■ あー夏休み / TUBE Covered by 森本隆司
@michan_ht #森本隆司 @top2378 #TUBE #あー夏休み #熱唱ミリオンシンガー ♬ オリジナル楽曲 - みっちゃん

オリジナルよりも声質がお洒落でクリア。
1980年代初頭のブライトな空気感をもつ稀少なシンガーでは?

■ ワインレッドの心 / 安全地帯 Covered by 赤澤駿一郎

声にただならぬ色気あり。
こういう才能はレッスンで掴めるものではないと思う。

■ Will / 中島美嘉 Covered by あゆみん
@runa.so #ミリオンシンガー #中島美嘉#WILL#あゆみん #ライバー ♬ オリジナル楽曲 - るな

あでやかに花開いていく感じの抜群のオリジナリティ。
他の曲も聴いてみたくなるクセになる声質。

■ カムフラージュ / 竹内 まりや Covered by 舞乃空(まのあ)

たしか、以前に紹介したことあると思う。
一聴では際立つ個性は感じられないけど、聴き進むほどに惹き込まれる不思議なボーカル。
丁寧な歌唱で、歌詞が心地よく入ってくる。

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気になったので、「カラバト黄金の世代」のテイクと聴き比べてみました。

■ 流星群 / 鬼束ちひろ Covered by 富金原佑菜


■ 君がいたから / Crystal Kay Covered by 佐久間彩加


■ CAN YOU CELEBRATE? / 安室奈美恵 Covered by 熊田このは


■ 蕾 / コブクロ Covered by 堀優衣&小豆澤英輝


やっぱり誰もが逸品。そしてあふれ出るオリジナリティ。
曲そのもののよさを引き出す歌唱という点ではミリオンシンガーたちと共通項がある。
■ カラバト黄金の世代の名テイク ~ 日本の歌姫たち ~

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2023/12/31 UP

レコード大賞で案の定思いっきり脱力したけど(笑)、対照的に裏番組の「熱唱!ミリオンシンガー」が凄かった。
以前から、この番組の出場者さんのレベル突出して高いと思っていたけど、今回は抽出版なのでよけいに凄かった。
信じられないことに、50位以内で歌唱力に?がつく歌い手さんはほぼ1人もいなかった。

歌番組としては衝撃的なレベルの高さでは。
あまりのレベルの高さに思わず二度視した。

出場者さんそれぞれ、オリジナルのアーティストや楽曲へのリスペクトがばりばりに感じられて聴いててきもちよかった。
紅白の裏番組で、これの第2弾あったら絶対こっち視ると思う。

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■ SAY YES / CHAGE and ASKA Covered by KINZとK-ing

とくにASKAのそっくりぶりには唖然。
声質がいいのでオリジナルの歌声も高レベルでは?

■ 乾杯 / 長渕剛 -  Covered by 宮本優哉

渾身の一曲。
このハンパない声の響きは、たぶん倍音もってると思う。

■ YES MY LOVE / 矢沢永吉 Covered by 永真(TOMA)

19歳でこの余裕感。
歌い進むに従って場の雰囲気をつかんでよくなっていく。
この時代、こういう真っ向勝負のシンガーが一人くらい売れてもバチは当たらないと思う。

■ 恋しさと せつなさと 心強さと / 篠原涼子 with t.komuro Covered by 小川美佳 

声質抜群。繊細なビブラートをもっているので華原朋美の曲もばっちりだと思う。

■ 負けないで / ZARD Covered by 柴山サリー

こういうせつなさを帯びた声質を出せるシンガーはほとんどいない。
ほんとうにいい声してると思う。
森高千里 の「渡良瀬橋」も好テイクだった。

■ やさしいキスをして / DREAMS COME TRUE Covered by ななみなな

吉田美和よりは声は細いけど、オリジナルなテクがあって聴き応えあり。
こんな逸材がブレークできないとは・・・。

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■ 遥海 -『Pride』 Live Ver. (HARUMI LIVE 2021”FOCUS”)

この人の歌力、筆者はJ-POP史上屈指だと思ってるけど、それでもメジャー・ヒットに結びつけられていない。

この記事で、
(いまの時代)アーティストの力量そのものが劣化しているワケではなく、メジャーにプロモートされるテイクのレベル(=プロデューサーやプロモーターの能力)が低下しているのでは?
よい音楽を見抜く(育てる)力量がないから、うわべの話題性やトレンドだけで勝負しようとする・・・。

と書いたけど、ふたつの番組視くらべて改めてそう思った。
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■ 年末の名曲

あとすこしで2024年。
年の暮れっぽいをリンクしてみました。
(既UP曲ばかりですみません。どれも好きなので・・・(笑))

■ LOVE BRACE - 華原朋美


シャ・ラ・ラ(サザンオールスターズ) - 桑田 佳祐 & 原 由子 -


■ Goodbye Yesterday - 今井美樹 Miki Imai from LIVE @ORCHARD HALL 2003 TOKYO + JP & ROMAJI SUB


まぁ、いろいろあった一年でした。
「お疲れさま」のひとことがぴったりの年だったかな。
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■ 名曲のもとに名歌詞あり! ~ 心に刺さる名歌詞? ~

TBSの「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」、またかよ? と思いつつチラ視してみました。

しょーもな(笑)
最後はネタ切れか、ドラマの名セリフ連打してた。

もっととりあげる曲、あるだろーに。
ということで、リニューアルUPしてみます。
(リンク切れも残してあります。)

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2023/06/24 UP

またまたTVで「歌詞が刺さる」的な特集やってた。
あまりにも玉石混淆すぎてさしたるコメントはありません(笑)

応援ソングやお日記ソングばっかし。
小学校の卒業文集みたく、思い入れたっぷりに語ってくれるのもわかりやすくていいのかもしらんけど・・・。

やっぱりユーミンの歌詞の凄さが際立っていた。
特集してたのは「DESTINY」。
安いサンダルを履いてた再会が、けっして結ばれないDESTINYを悟らせるという キレッキレのストーリー感。

■ ガールフレンズ -Girlfriends- - 松任谷由実(1983年) 
歌詞


こういう歌詞つくらせたら、この頃のユーミンは天下一品だった。
ふつうの女の子を、物語の主役に仕立て上げてしまうマジック&躍動感。
ベースのカウンターメロがキモのこの曲調の中途で、サックスソロ挟んでもまったく違和感がない。
いま聴き直してびっくり。

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2022/08/13 UP

昨日放送のTBS「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」、さきほど録画したやつを視てみました。

正直いって、筆者は音楽を洋楽メインで聴き込んできたので、歌詞から曲に入ったことはほとんどありません。

でも、最近の若い世代はむしろ歌詞から入るらしい。
ex.曲が好きな理由1位 → 歌詞が心に刺さるから・・・

だから親しみやすい応援ソングやお日記ソングが流行っているのかもしれず。

以前J-POPの歌詞について書いた記事があるので、再構成してリニューアルUPしました。


あらためて1980年代のいわゆるシティ・ポップを聴くと、語感のふかいワードを散りばめていく歌詞が目立つ。
だから、聴き手が情景や情感をイメージするパターンが多く、いきなり「歌詞が刺さる」という感じではなかった。

■ 雨のウェンズデイ - 大滝詠一
歌詞 


■ FUTARI - 山下達郎
歌詞


■ Crescent Aventure - 角松敏生
歌詞


~ Baby 一人旅だと 薬指のリングをたどり ドラマの終わりを 知ってたことに Lady 気づいてた ~

■ Long Island Beach - 杏里 ANRI
歌詞


~ 急いで寒くなるの 夕暮れは 結んだT-shirtほどく ~

■ Never Ending Summer IV ~ Prolog - 杉山清貴
歌詞


~ でも君は1人きり 旅人のふりをする 重そうな荷物には 小さな背中 ~

これ、作詞、秋元 康氏なのよね~。林 哲司氏の流麗なメロディーに完璧にはまってる。

■ シャ・ラ・ラ - サザンオールスターズ
歌詞


~ 例えば言葉が 無くても心は 不思議な期待など もてるこのごろ ~

桑田さんの出だしの裏メロ入り込みが渋すぎ。わざとか・・・?
日本が幸せだった時代の空気感。

■ ハートビート - 佐野元春 (ライブ 1983年)
歌詞


~ 誰もいない街路に 朝の光こぼれて 「でも、まだ4時半だぜ」 と小さなカサノバ ~

時代を超えるぶっちぎりの名テイク。


*************
「歌詞は本来抽象なものだから・・・」(by マキタスポーツ氏)
抽象だからイメージが広がる。

1980年代前後にはこのように、抽象なことばなのに、目の前に情景が浮かんでくるような曲がたくさん生み出された。
だからCMにも使いやすかったのかもしれぬ。

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■ 微笑みがえし - キャンディーズ
歌詞 


キャンディーズの活動期間内ラスト・シングルで作詞は阿木燿子。
シングル曲のタイトルを随所に散りばめながらこの含蓄ある仕上がりとは、さすがにプロの技。
それにしても絶妙なハモりだわ。

■ 生まれ来る子供たちのために - オフコース
歌詞


1979年にこの歌詞とは・・・。

■ COPY #1 - Plastics


高校の頃、教室でかかりまくってた(笑)
1980年でこの内容は、さすがに早すぎでは・・・。

■ ずっとそばに - 松任谷由実
歌詞


~ ふりそそぐ8月の雨 私を はだしで笑わせてくれたかわりに ~

ユーミンのかくれた名曲(1983年『REINCARNATION』)。ことばの選び方がキレすぎ。音もだけど・・・。

■ 恋に落ちて -falling love-(covered)
歌詞


~ 両手で頬を 押さえても 途方に暮れる 夜が嫌い ~

バブル期のトレンディ・ドラマを象徴する名曲。

■ 空に近い週末 - 今井美樹
歌詞


~ どれくらい 疲れてたか いまわかる 日陽し 素肌につもる ~

作詞:戸沢暢美、作曲:柿原朱美という、初~中期の今井美樹を支えた名チームの名曲。

■ 最後のニュース - 井上陽水
歌詞


1989年10月、バブル崩壊直前に筑紫哲也さんのオファーでつくられたといわれる名曲。
筑紫さんには、この先日本が向かう時代が見えていたのかも・・・。

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■ あなたに会えてよかった - 小泉今日子(Covered)
歌詞


小泉今日子作詞の名曲。詞だけでなくコード進行も凄い。

■ 二人の夏 - ZARD(Covered by IZUMIRT)
歌詞


~ どうかずっと 変わらずにいて 大好きだった 笑顔だけは ~

ZARDのかくれた名曲。

■ 渡良瀬橋 - 森高千里
歌詞


~ 広い空と遠くの山々 二人で歩いた街 夕日がきれいな街 ~

作詞 : 森高千里。この味は森高千里しか出せなと思う。

■ RAINY DAY - 今井美樹
歌詞


もう一曲今井美樹。
名歌詞ぞろいの今井美樹のなかでも、とくに風景がひろがる1曲。
作詞:今井美樹。

■ The Days I Spent with You - 今井美樹
歌詞


~ 春の息吹も 夏の陽射しも 秋の木立も 冬の星座も
あなたのそばで生きていたから 気づいた ~


さらにもう一曲今井美樹。
歌詞と楽曲が粒揃った神曲。

今井美樹の名バラード25曲!

■ アジアの純真 - PUFFY
歌詞


1996年の奇跡。作詞・作曲:井上陽水、奥田民生。

■ 東京は夜の七時 - PIZZICATO FIVE
歌詞


渋谷系はあざとさが鼻について個人的にはいまいちだったけど、この曲は好きだった。
野宮真貴のフェミニンなボーカルがいいやね。

■ Over and Over - Every Little Thing
歌詞


~ 想い出も誇れるように しがない世の中でも ~

単なるラブソングじゃないと思う。
もっと売れてもよかった名曲

■ Way to Love ~最後の恋~ - SoulJa / feat.唐沢美帆
歌詞


セツナ系の代表曲のひとつ。Rapが後ざさえする名歌詞。

■ 孤独な生きもの - KOKIA
歌詞


~ 恐怖や孤独は私を支え続けた ずっと ずっと ずっと ~
~ 人はみんな 寂しい時 優しくなれる そんな生きもの ~

KOKIAならではの女神系歌詞と世界観。
KOKIAの名バラード12曲

■ ここにあること - 桜ほたる/桜菜(歌ってみた)
歌詞


ボカロの名曲で独特の世界観。
難符割&難音階、転調だらけでアウトロの超ハイトーンに向かう難曲。
曲の長さや歌いやすさに囚われることなく、ストーリー展開できるボカロならでは。

■ For our days - 川田まみ(I've)
歌詞


アニソン&ゲーム系から1曲。
歌詞:川田まみ。絶妙なビブラート&ヒーカップをもっていたのに引退は残念。

■ I Will Be There with You - 杏里
歌詞


~ 未来 開いてく 勇気を 笑顔でつないでゆく あなたへと ~

杏里のボーカルは歌詞がはっきりしていて説得力がある。
杏里の名バラード20曲!

■ 横顔~わたしの知らない桜~ - 藤田麻衣子
歌詞


~ 雲間から やさしく照らす 陽射しの中で二人
決して 指先は 離れることはなかった ~


■ 見えない月
歌詞


「泣き歌の藤田麻衣子」。抜群の作・編曲の才とドラマティックな作詞力。

■ Because - LGYankees Feat.中村舞子
歌詞


~ あなたに伝えたい想いは 声にならない言葉は 形を変えて 零れ落ちる涙 ~

病み曲だけど、歌詞と中村舞子のボーカルが綺麗すぎる。
中村舞子の名バラード20曲

■ This Love - Angela Aki(アンジェラ・アキ)
歌詞


~ 約束と言う 私達のコンパスだけでは この恋は方角を見失うの ~

3:38~
約束と言う 私達のコンパスだけでは
この恋は(Faug F#m7 D#m7-5) 方角を見失うの
↑ オーギュメント&ハーフディミニッシュの威力
名コードに乗った名フレーズ。

■ Mirai 未来 - Kalafina
歌詞


~ そんな寂しい心じゃ 大事なものも失くしてしまうよ
少し優しい未来を信じていいんだと かなしみを暖めてあげたい ~


至宝のハーモニー。
梶浦由記さんの名曲と名歌詞が支えた、いまとなっては伝説の名ユニット。
伝説のユニットkalafina

■ ヒカリヘ - miwa
歌詞


~ 悲しみの生まれた場所たどって その傷やさしく触れて癒せたなら ~

曲調も歌詞もスケール感抜群。
4つ打ちだけどあふれる情感。miwaって才能あると思う。

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まぁ、↓こういうのは、サウンドも含めて1980年代ではおそらくつくれなかったから、当然進化している部分もあると思う。

■【脳漿炸裂ガール】96猫Ver


↑Adoの先駆的存在かと・・・。

■ Palette 歌ってみた(花たん)


並はずれた歌唱力がないと歌いこなせないボカロならではの難曲。


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お日記ソング、応援ソング、はたまた衒いだらけの自己満ソングがあふれかった2015年以降のJ-POP。
でも、ここ数年、J-POPの歌詞が変わってきたのか? と感じる曲も増えてきた。
チャートにのるかはわからんが、どこかのタイミングで名曲がかため打ちされる予感。

■ 栞 - 天野月 feat.YURiCa / 花たん
歌詞


~ 上手に咲けなくて 塞ぎ込んでしまった わたしを運び出して ~

花たんのハイトーンと相性抜群の名曲。

■ Pretender - Official髭男dism
歌詞


楽曲構成もキレまくり。

■ One Reason - milet
歌詞


巻き戻して、取り戻すものっていったい何?

■ 未来永劫 - 神はサイコロを振らない
歌詞


衒いがなくキレのある正統派Rock。歌詞もうまく乗っている。

■ YOASOBI「群青」 from 初有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』2021.12.04@日本武道館
歌詞


~ 好きなものを好きだと言う 怖くて仕方ないけど ~

↑ いまはこういう空気感??
just the two of us進行にどはまりの歌詞。文句なしの名曲。

■ 遥海 -『answer』 Live Ver. (HARUMI LIVE 2021”FOCUS”)
歌詞


~ 痛みは薄れても 決して消えやしない
それでも人はきっと 希望を捨てやしない
不器用なまま 歩いていくの ~


ひさびさに刺さった、名歌詞に乗る名唱。

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先日、NHKで梶浦由記さん特集やってましたね。

■ Parade - FictionJunction
歌詞


サウンドの質が高ければ、歌詞に意味がなくても名曲をものせる。
こういう矜持があればこそ、↑ こんな含蓄ある歌詞が生み出せるんだと思う。
こういう時代に「祝祭の歌声 空に届け」とは・・・。
深すぎる。

■ Everlasting song - FictionJunction


0:00~2:38、梶浦語。
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■ LIVEに耐えられる力量 (2023 FNS歌謡祭)

■ 2023 FNS歌謡祭 第2弾、さきほど録画したやつ視てみました。
ほとんどが早送りだったけど・・・(笑)

曲毎の楽曲のでき&アーティストの力量の差がありすぎた。
「LIVEに耐えられる力量」ってぜったいあるとつくづく思う。

そのなかで、さすがの力量、もっと聴きたいと思ったのはGACKTとASKA。
声のオリジナル感と存在感がハンパじゃない。
たぶんブラインドで他人の曲歌っても、GACKTとASKAならばすぐにそれとわかる。

■ GACKT LAST SONGS 2021 feat. K(for JLODlive2)


■ [LIVE] SAY YES / CHAGE and ASKA / CONCERT MOVIE GUYS


サウンドクリエイトの実力からするとmiletか。

■ milet「One Reason」MUSIC VIDEO (映画「鹿の王 ユナと約束の旅」主題歌)

ただ、この人の変化自在なコード展開&変拍子についていける人は意外と多くないのかもしれぬ。

■ 羊文学 - more than words (Official Music Video) [TVアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」エンディングテーマ]

羊文学も才能あると思う。
ただ、思想性が強すぎてこういう場では浮いてしまう感じも・・・。

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女優や俳優引っ張り出してきて、たいして上手くもない歌むりくり歌わせるなら、もっと出て然るべき人はたくさんいると思う。

たとえば、

■ WANDS 「YURA YURA」 MV


■ 遥海 -『answer』 Live Ver. (HARUMI LIVE 2021”FOCUS”)


あと、FictionJunctionとか・・・。
■ 梶浦由記「Yuki Kajiura LIVE vol.#16 ~Sing a Song Tour~『overtune〜Beginning』」


こいういうレベルだと、さすがにつぎの人が気の毒か・・・(笑)


若手だと、↓ とか・・・。
■ カラバト黄金の世代の名テイク ~ 日本の歌姫たち ~

■ 11/25(木)21:00〜フジTV【千鳥クセスゴ】出演💄『HALO』加藤礼愛(カトレア.Kato Leia.12yrs) BEYONCE cover



アーティストの力量そのものが劣化しているワケではなく、メジャーにプロモートされるテイクのレベル(=プロデューサーやプロモーターの能力)が低下しているのでは?
よい音楽を見抜く(育てる)力量がないから、うわべの話題性やトレンドだけで勝負しようとする・・・。

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こういう状況で、2024年2月7日(水)リリースのこの曲 ↓が、どのようなアクションをみせるか興味シンシン。

■ アンジェラ・アキ「この世界のあちこちに」 Teaser


■ October 15: This Love (English Subs)

圧倒的な力量に支えられたアンジェラ・アキの名LIVE。
このスケール感あふれる音像を支えるにはコンサートホールが必要。TVスタジオじゃ無理。
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■ 熊田このはちゃんのディズニー曲

先ほどフジテレビで放送していた【2023FNS歌謡祭/ディズニー創立100周年企画】。
『塔の上のラプンツェル』より「輝く未来」を水樹奈々&宮野真守でデュオしていた。
実力派だけにさすがの出来映えだった。

動画
まとめ

でもって、熊田このはちゃん & 西岡龍生君のナイステイクを思い出した。
やっぱりこちらもなかなか素晴らしいでき。
このはちゃんのとびっきりの美声を、聴いてみてください。

■ 熊田このは & 西岡龍生「輝く未来(塔の上のラプンツェル)」
2018/11/03 熊田このはバースデーライブ at 溝ノ口劇場



■ 二木蒼生 & 熊田このは 美女と野獣
2020/01/12 あおいとこのは SPECIAL 2MAN STAGE / 溝ノ口劇場(川崎市高津区)

2019/11/04のバースデー2MAN LIVEで出さなかったラストのハイトーン(スキャット)、今日は超絶美声が出てた。
3:18~の美声。この声域歌ったらほとんど無敵では?
蒼生ちゃん、リードとれる綺麗なハイトーンもっているのに、徹底して裏メロで支えてくれている。
2アングルからの編集入ったすばらしい動画。


■ "A Whole New World" by 熊田このは(with 二木蒼生)
1/12/2020 at The Mizonokuchi Theater in Kawasaki/JAPAN.

このはちゃんの声の艶が凄かった。蒼生ちゃんも深みのある中低音を繰り出して大健闘。
このはちゃんのハイトーンの透明感と艶、オリジナルのRegina Belleを凌いでいると思う。
2:06~、ぜったい1/fゆらぎ出てるし・・・。


いかん、止まらなくなった(笑)
あと1曲だけ・・・。

デュオといえばこういうのもあったわな(ディズニー曲じゃないけど) ↓

■ 熊田このは&鈴木隆生 - Time to Say Goodbye
2017/08/05 リーフベルコンサート at 道の駅 那須与一の郷

このはちゃんの艶&透明感あふれるハイトーンは、こういう曲で真価を発揮していた。

■ 熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)-Vol.2


このはちゃん、スローなバラード歌うことが多かったけど、じつは抜群のリズム感もってるし、バンドサウンドへの乗り方も巧い。
いつの日か、このはバージョンで聴いてみたい神曲 ↓

■ The Days I Spent With You - 今井美樹  (Dream Tour Final At Budokan 2004 / LIVE)
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■ 初期サザンの音像

初期サザンの曲を聴く

■ 初期サザンとメガサザン(サザンオールスターズ、名曲の変遷)から抜粋アレンジしてみました。

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スージー鈴木&ダイノジ大谷対談、いいとこついてます。↓

■ 【桑田佳祐】後期サザンは「メガサザン」!?まだまだ続くダイノジ大谷とスージー鈴木『桑田佳祐論』!後編【ダイノジ中学校】


↑ キモのコメント。(4:12~)
・「学生の洋楽好きなバンドのサザンオールスターズが終わったのが『KAMAKURA』」。
・「メガサザン」は「国民を相手にしてスタンドアリーナ(の世界)」。
「初期サザン」だけが別のにおいを発している。

役割分担がはっきりしていない ”不完全さ” や ”隙” がある意味魅力だったのかも・・・。

↑ 「いきなり出てくるんすよ・・・」
っつうのはおそらくこういう曲を云っているのだと思う。↓

■ TSUNAMI

コード
全フレーズ 「桑田節」。だれるところのない名曲。
2000年にして、この曲調で大ヒットするとは予想だにしなかった。
※ この曲の扱いに賛否あるけど、「TSUNAMI」は「津波」ではなくたぶん「あふれる想い」をあらわしている。 


そして初期サザンで改めて凄いと思うのは、リズムセクションもさることながら、キーボード(原さん)とギター(大森さん)の存在感。

とくに、原さんのキーボード、聴けば聴くほど凄いわ。
クラシカルな音色と力感あふれる鍵盤リフ。
そしてキレッキレのカウンターメロ。
サザンのメロディアスなサウンドは、おそらく原さんの存在なくしてつくれなかった。

JournryにおけるJonathan Cain、Pablo CruiseにおけるCory Leriosのポジショニング。
日本のポップシーンで、ここまで存在感を出せるキーボードプレイヤーはほんとうに希だと思う。

■ Journey - Faithfully(1983年)


■ Pablo Cruise - Family Man(1978年)


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■ Oh! クラウディア (『NUDE MAN』(1982年))

コード
いつまでも この胸に(Bm F#aug Bm/A)
オーギュメント→オンコード
メロディが際立つサザン屈指の名バラッド。

■ 旅姿六人衆 (『綺麗』(1983年))

コード
ベースはF G Em Am(4536)の王道進行ながら、
ステキな今宵を分け合えりゃ Dm A# C (261)の切り返し(斬新)感がハンパじゃない。
伝説の1998 スーパーライブ in 渚園

神テイクすぎるにもほどがある!
いい音楽を生み出すのに、これ以上なにが要るというのか?

■ 海 (『人気者で行こう』(1984年))

コード
イントロのフレーズ。リバーブの効いたドラムス。複雑なカウンター・メロディ。
むせぶSaxophone、そして桑田さんの色気ただようスキャット。
文句なしの名曲!
1984年の時点で、こんなものすごいメジャー・セブンス曲かましてくるとは、やっぱりハンパな才能じゃないわ。

■ 夕陽に別れを告げて 〜 メリーゴーランド (『KAMAKURA』(1985年))

コード
個人的にはサザン屈指の名曲。
そして「TSUNAMI」の原曲ではないかと思っている・・・。
原さんのキーボードワークの凄さが伝わってくる名テイク。

観客のノリがアップビート(裏拍)でヨコノリ。

誤解をおそれずに言うと、「メガサザン」は初聴でもつぎの音が読めるけど、「初期サザン」はまったく読めない。
それだけコード進行やメロ構成が複雑なんだと思う。
そしてセブンス曲(=洋楽のつくり)が多い。

でも、国民的なヒットを生み出すには、どうしても「メガサザン」に舵を切る必要があった。
多くの日本人は、根っこにヨナ抜き音階(ペンタトニック)やダウンビートが入っているので、コンスタントに洋楽を意識する局面がないと、どうしてもセブンス(四和音)やアップビートから遠ざかっていく。
洋楽が減速した1990年代以降は、だからよけいに楽曲のわかりやすさが求められたと思う。


■『ロックの子』/桑田佳祐氏著(昭和62年(1987年)初版)

から引用させていただきます。(萩原健太氏との対談形式)

「そういう意識で来てるじゃない、ずっと。学生のころから。渋谷で友だちに会えばどこそこの輸入盤屋より・・・・ディスクなんとかよりもシスコのほうがいいもん売ってるとか、やっぱ向こうの、こう、ジェフ・ベックの海賊盤ほしいとか」
「ね。そういうふうにやってきたわけじゃない、俺たち。どれだけ向こうのディテールにくいこめるか、と」
「ディテールね」
「そういうことでしょ」
「うん」
「そういうバンドだと思うんだ、だから、俺たちも」
「宿命的に」
「そう。宿命的にね。うん」



この時代、宿命的に先を走る良質な洋楽があったから、この環境が「シティ・ポップ」を生み出す大きな契機になったのだと思う。
それに「シティ・ポップ」は、音の ”ディテール” にこだわらないと創り出せないから・・・。

この ”ディテール” にこだわったテイクの代表格が、「初期サザン」の曲たちだったのでは?
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■ 今井美樹 屈指の名曲

アンジェラ・アキ関連でいきなりつながってしまった(笑)

「The Days I Spent With You」

数え切れないほどの楽曲聴いてきたけど、曲そのものに惚れ込んだ例はじつはそれほど多くない。
これはその数少ない1曲。
個人的には「空が近い週末」と並ぶ今井美樹のベスト曲だと思う。

■ 今井美樹 - 空に近い週末



今井美樹7枚目のオリジナル・アルバム『flow into space』(1992/12/23 On Sale)収録のアルバム曲。
作曲:布袋寅泰。
個人的には柿原朱美や上田知華の曲が好きだけど、この曲のできは図抜けている。
コード

曲調と歌詞のハマリ具合がハンパじゃない。
歌詞
作曲はおそらく岩里祐穂。

これ、別れた直後に聴いたら相当キツいかも。


■ The Days I Spent With You 〔オリジナルLP Vers.〕

でも、この曲はほぼ例外なくLIVEテイクの方がよい。

この曲、インストのアレンジやフレーズどりによって表情がかなり変わる。
それだけインスト陣には腕のふるいどころの楽曲では?
なんせ、今井美樹のサポートミュージシャン、腕利きぞろいだから・・・。

やっぱりインスト(楽器)は巧いに越したことはない。歌もだけど・・・。
つくづくそう思う今日このごろ。

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■ The Days I Spent With You 〔TOUR 1997 "PRIDE" Vers.〕


■ The Days I Spent With You


■ The Days I Spent With You

さっき新発見した貴重なLIVE画像付きVers.。
ドラムスの炸裂っぷりがお茶目(笑)
それと、バックVo.、川江美奈子じゃね?(3:22~)
レインボーボイスといわれる色彩感あるコーラスは今井美樹との相性抜群。

これで音質がよければベストじゃが・・・。

■ The Days I Spent With You (Dream Tour Final At Budokan 2004 / Live)


■ The Days I Spent With You

個人的にはこれがベストテイクかな。

↑ どれを聴いてもそれぞれに美味しい。
これが名曲の証かと・・・。

■ 今井美樹の名バラード25曲!
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■ 冬向きの洋楽30曲!

ようやく涼しくなってきたので、リンクつなぎなおしてアゲてみます。

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2020/11/27 UP(2022/11/30 UP)

30曲で完成版を仕上げてみました。

関連記事 ↓ もどーぞ。
■ 冬の夜のソウル・バラード12曲!

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2020/11/13 UP

あまりに寒いので、つくってみます。
冬の曲はむずかしいな・・・(笑)

今回はUPしながらつくっていきます。
夏バージョン秋バージョンと同様、1980年代の曲がメインです。

とりあえず、思いつくまま10曲ほど。
ただし、何曲かは消えると思います。

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止まらなくなった(笑)
あとで整理します。


01.Vanessa Williams - Save The Best For Last
〔 From 『The Comfort Zone』(1991)

■ 1983年、アフリカ系アメリカ人初のミスアメリカ(第59代)だが、歌の実力も相当なもの。
これは希代のメロディメイカー、Keith Thomasのカラーが前面に出たメロディアスなバラード。
Lady Soulが1990年代に入ってもなお勢いがあったことを物語る1曲。
1994年の「The Sweetest Days」も好メロの名曲。

02.Alexander O'Neal - My Gift To You
〔 From 『My Gift To You』(1988)

■ 米国のBCMシンガーだが、なぜか英国で人気があった。
Jam & Lewisとの共作が多く、リズムサンプリングを多用したとんがった曲調がアピールしたのかも。
巨漢で野太い声質だが、バラードでもいい味を出していた。これはそんな1曲で1988年にリリースされたクリスマス・アルバム『My Gift To You』のタイトル曲。

03.Switch - Love Over And Over Again 
〔 From 『This Is My Dream』(1980)

■ オハイオ州で結成されたファンク&コーラスグループ。Motown系のGordyレーベルから1978年~1981年まで5枚、1984にTotal Experience Recordsに移籍して1枚のアルバム・リリースで、いずれも好盤として知られている。
これは4thALBUMからのミディアム曲で、Bobby DeBargeとPhillip Ingramのファルセットの掛け合いが堪能できる名曲。

04.Commodores - Nightshift
〔 From 『Nightshift』(1985)

■ 1985年、看板VocalのLionel Richieが抜けたあと、心機一転放ったヒット曲。
亡きMarvin GayeとJackie Wilsonに捧げたトリビュート・ソング。
Lead VocalsはJ.D. Nicholas&Walter Orange。
個人的にはLionel Richieはあまり好みではないので(笑)、こういう渋いCommodoresに魅力を感じてしまう。

05.Christopher Cross - Swept Away
〔 From 『Back Of My Mind』(1988)

■ テキサス州サンアントニオ生まれのAOR系シンガー。
1979年、ALBUM『Christopher Cross』(南から来た男)で彗星のごとくデビューし、名曲「Sailing」は1981年のグラミー賞で5部門を独占した。
「Sailing」や「Arthur's Theme (Best That You Can Do)(ニューヨーク・シティ・セレナーデ)」(フラミンゴ(笑))のイメージがあまりに強いので他の作品がかすみがちだが、透明感あふれるハイトーンを活かした佳曲を以降も多数残している。
夏のイメージが強いが、凜とした冬の朝を思わせるリリカルな曲も。これはそんな1曲。

06.Louise Tucker - Midnight Blue
〔 From 『Midnight Blue』(1982)

■ 英国のオペラシンガーが1982年に突如として放ったポップス曲でベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」のカバー。デュエットはCharlie Skarbek。
シンセの使い方がこの時代ならではだが、原曲のメロディを活かしたヒーリング感ある曲調は、1990年代に人気を高める”クラシカル・クロスオーバー”のはしりかも。

07.Jesse Colin Young - The Hawk
〔 From 『The Perfect Stranger』(1982)

■ 本来はフォークロック/カントリー系のシンガーソングライターだが、1982年という時代の風を受けてAORなALBUM『The Perfect Stranger』をリリース。
Bill Payne(key)、Bill Cuomo(key)、Fred Tackett(g)、Robben Ford(g)、Dean Parks(g)、Mike Porcaro(b)、Carlos Vega(ds)とくれば、AOR路線確定かと・・・(笑)
この後はフォークロック/カントリー系のフィールドに戻るので、このALBUMはJesse Colin Young のエモーショナルな歌声がAORと融合した貴重な作品となった。

08.Tom Snow - Our Song
〔 From 『Hungry Nights』(1982)

Lee Sklar(b)、Abraham LaBoriel(b), Jeff Porcaro(ds)、Ed Greene(ds)、Mike Baird(ds)、Lenny Castro(per)のリズム陣に、Richard Page&Tom Kellyのバックヴォーカルときたら、買うしかないかと・・・。
本職はMOR系のコンポーザーで、ヴォーカルのレベルは高いとはいえないが、Richard Page&Tom Kellyの名手2人のバックヴォーカルが手堅くサポートしてなかなかの仕上がりとなっている。

09.Cyndi Lauper - Time After Time
〔 From 『She's So Unusual』(1983)

■ なんか、衝動的にリストしたくなった。
デビューアルバムにして「Girls Just Want To Have Fun」とこの曲を盛り込んでくるとは、やはりその才能はただごとじゃない。
この名盤も1983年か・・・。

10.Michael W. Smith - Straight To The Heart
〔 From 『I'll Lead You Home』(1995)

■ Contemporary Christian Music(CCM)の代表的アーティスト。
1995年リリースの『I'll Lead You Home』はとくにメロディアスな佳曲がつまった名盤。
「Trilogy: The Other Side Of Me」からの3曲の出来も圧巻。
1990年代中盤、CCMのフィールドには未だAORのエッセンスが残っていた。

11.Boys Town Gang - I Just Can't Help Believing (Dance Mix)
〔 From 『A Cast Of Thousands』(1984)

■ Boys Town Ganというと「Can't Take My Eyes Off Of You」(君の瞳に恋してる)一択と思われがちだが、他にもさりげにいい曲がある。
この1点のかげりもないbright感は1980年代前半ならではのもの。

12.Atlantic Starr - Secret Lovers
〔 From 『As The Band Turns』(1985)

■ 1980年代のSelf-Contained Groupの代表格。アップチューンもいいけど、とくにバラードに名作が多い。
これは1987年のヒット曲でBarbara Weathersのヴォーカルが冴え渡っている。Paulinho Da CostaのPercussionもさりげに効いて、バラードながらキレのある仕上がり。

13.Marc Jordan - She Used To Be My World
〔 From 『A Hole In The Wall』(1983)

■ またしてもMarc Jordanだけど・・・(笑)
これは1983年リリースの日本制作盤(米国盤はないと思う)『A Hole In The Wall』収録のミディアム曲。
前2作に比べるとアップ・チューンはややハードな仕上がりに振れているが、スロー~ミディアム曲はあいかわらずのアダルトな仕上がり。
クレジット(LP)がいま手元にないので確証はないが、おそらくRobbie Buchananと思われるキーボードのフレーズが曲の輪郭を際立たせている。

14.Elton John - I Guess That's Why They Call It The Blues
〔 From 『Too Low For Zero』(1983)

■ やっぱりどうしてもElton Johnは外せない(笑)
この曲はたしかシングルで切られてヒットしたと思う。Elton Johnらしい隙のない楽曲構成。
それにしてもこの曲が入ったALBUM『Too Low For Zero』(1983年)、すごみを感じるほどのすばらしい出来じゃわ。

15.The Manhattan Transfer - Birdland
〔 From 『Extensions』(1979)

■ AORやBCMのカテゴリーから外れていて、意外と忘れられがちなユニットだけど、1980年代前半には日本でも絶大な人気があった。
これは1979年のヒットALBUM『Extensions』の冒頭を飾る曲で、いま聴きなおしても洗練感がすごい。

16.Alex Bugnon - Missing You
〔 From 『Head Over Heels』(1990)

■ 1990年代にジャンルを確立した”Smooth jazz”の担い手のひとりで、音数の多いキーボードに個性。
レーベルはSmooth jazz系の”Orpheus Records”、音の質感も典型的なSmooth jazzで、1970~1980年代のFusionとはあきらかに質感がことなる。

17.Roger Voudouris - On The Ladder
〔 From 『A Guy Like Me』(1980)

■ Michael Omartianがプロデュースに入り、関連のスタジオミュージシャンがサポートしてAORなALBUMを1978~1981年に4枚リリースしている米国のシンガー。
これは1980年リリースの3rdALBUM『A Guy Like Me』収録曲。変則的な曲構成の小曲ながら、持ち味のハスキーでエモーショナルな声質がよくあらわされている。
そういえば、1980年頃のAORのALBUMって、こういう味のある小曲がよく挟み込まれていた。
当初、米国ではAORが「Album-Oriented Rock」(Adult-Oriented Rockではなく)の略称として使われていた意味がわかる気がする。

18.Donald Fagen - Maxine
〔 From 『The Nightfly』(1982)

■ いままでさんざUPしてるけど、やっぱり外せなかった神曲。どのフレーズを切り取っても洒落っ気にあふれている。Steely Danも好きだけど、個人的にはこっちの方が上かな?
それにしてもこれが35年以上も前の曲とは・・・。

19.Amy Keys - Has It Come To This
〔 From 『Lover's Intuition』(1989)

■ これも何度目かのご紹介。1989年にわずか1枚のALBUMしか残していないLady Soulのシンガー。とくに声質が優れているわけじゃないけど、歌いまわしが抜群に巧い。

20.James Ingram & Patti Austin - How Do You Keep The Music Playing
〔 From 『It's Your Night』(1983)

■ 御大Quincy Jonesの秘蔵っ子ふたりが華麗なデュエット。
フック抜群なメロディラインながらベタつくことなくサラリと仕上がった、この時代ならではの質感。

21.Giorgio Moroder & Philip Oakey - Together In Electric Dreams
〔 From 『Giorgio Moroder & Philip Oakey』(1985)

■ '70年代~'80年代初頭にかけての欧州のディスコ・シーンの中核をなした「ミュンヘン・サウンド」。代表格にSilver Convention、Donna Summer、Boney M.、Baccaraなどがいた。(→こういうの
4つ打ちベースでベタなメロディが特徴で、日本でもけっこう人気があった。(ある意味ABBAもそうですね。)
個人的には「ミュンヘン・サウンド」がメジャーコード方向に洗練されて、グルーヴと流麗なストリングス(ないしはシンセ)が入ってきたのがハイエナジー(Hi-NRG)だと思っている。
これは、「ミュンヘン・サウンド」の代表的なプロデューサーGiorgio Moroderが1985年にリリースしたヒット曲。1985年といえばハイエナジー(Hi-NRG)の代表曲は概ね出揃っているが、やはりHi-NRGとは微妙に質感が異なる。
「Let's Get Started」/Voyage なんかも同じようなポジションだと思う。

22.Sarah Brightman - Scarborough Fair
〔 From 『La Luna』(2000)

■ Sarah Brightmanがイギリスの伝統的バラッドをカバー。透明感あふれるSarahのハイトーンとの相性抜群。
この曲収録の2000年リリース『La Luna』はクラシカル・クロスオーバー屈指の名盤だと思う。

23.Peabo Bryson - Learning The Ways Of Love
〔 From 『Straight From The Heart』(1984)

■ 地味だけど佳曲が揃った『Straight From The Heart』からのバラード。
Producer, Written By Michael Masserならではのメロディが際立った曲でRandy Kerberのキーボードも絶妙。
バックがいまいちだと情感過多になりがちな人だけど、Neil Stubenhaus(b)、Carlos Vega(ds)のリズム陣が小気味よく抑えて、AC的な上質な仕上がり。

24.UK Players - So Good To Be Alive
〔 From 『No Way Out』(1982)

■ 英国funka latina(ファンカラティーナ)からミディアム曲を1曲。
ALBUMは1982年の『No Way Out』わずか1枚だが、これが名盤で、好き者のあいだではけっこう人気が高い(と思う)。
ベースとサックスの音運びがこの時代ならでは。

25.Whitney Houston - Greatest Love Of All
〔 From 『Whitney Houston(そよ風の贈りもの)』(1985)

■ デビュー・アルバム『そよ風の贈りもの』収録の壮大なバラードで、Michael Masserの華麗なメロディが際立っている。
一般的には1992年の『ボディガード』/「I Will Always Love You」が有名だと思うけど、個人的にはこのALBUMと次作の『Whitney』(1987)の方がはるかにレベルは高いと思う。
筆者は「洋楽1983年ピーク説」を勝手に唱えていますが、これらのALBUMを聴くと、BCM(ブラコン)のピークはもっと後かもしれぬと思えてくる。
米国のポピュラー音楽界は、この素晴らしい才能をあまりに早くに失った。

26.Lisa - Rocket To Your Heart (Hot Tracks Remix_1983)
〔 From 『Lisa』(1983)

最初、ハイエナジー(Hi-NRG)の代表曲としてHazell Dean - Evergreenをリストしていたが、やっぱりこっちかな?
San FranciscoのHi-NRGレーベル、Moby Dickからのリリース。
21.「Together In Electric Dreams」と聴きくらべると、質感の違いがよくわかる。

27.Olivia Newton John & David Foster - The Best Of Me
〔 From 『David Foster』(1986)

■ 1983年の『The Best Of Me』、1986年の『David Foster』と初期2枚のソロアルバムで続けて収録された名曲。
『The Best Of Me』はソロ・ヴォーカルだったが、こちらはOlivia Newton Johnとのデュエット。
個人的にはDavid Fosterの才能のピークは1983年だと思っていて、『The Best Of Me』を聴くと、その類い希なメロディ・メイカーぶりがよくわかる。

28.Michael McDonald - Our Love (Remix)
〔 From 『No Lookin' Back』(1985)

■ 1985年リリース『No Lookin' Back』収録のエモーショナルなバラード。
こちらも個人的にだが、Michael McDonaldの最高作だと勝手に思っている。
こういうメロディライン、曲構成は天性の才能がないとつくり出せないと思う。

29.Kathy Troccoli - If I'm not in love
〔 From 『Kathy Troccoli』(1994)

■ 米国CCM(Contemporary Christian Music)系の女性ヴォーカリスト。
これは1994年リリースの『Kathy Troccoli』収録曲で、伊藤由奈の「Endless Story」の原曲。

(番外)伊藤由奈 - Endless Story

■ ↑の2曲、聴き比べると洋楽と邦楽の女性ヴォーカルの持ち味のちがいがよくわかる。
個人的には、伊藤由奈Vers.方が好きだけど・・・。
日本のハイトーン系の女性ヴォーカルは、世界的にも貴重な存在では?

30.Journey - When You Love A Woman
〔 From 『Trial By Fire』(1996)

■ 前作『Raised On Radio〜時を駆けて』(1986)から実に10年を経た1996年、Steve Perry、Neal Schon、Jonathan Cainが顔を揃えてつくりあげたALBUM『Trial By Fire』。
なかでもこの曲のできは出色で、数あるJourneyのバラードのなかでもベストかも・・・。
しかしこの曲を聴くと、Neal Schonのギター、Jonathan Cainのキーボードがいかに重要な役割を果たしているかがわかる。
そしてSteve Perry。やっぱり「Steve PerryなくしてJourneyなし」だと思う。
1996年、この奇跡のような名曲を残しながら、以降、いまに至るまでJourneyでSteve Perryの歌声は聴けていない。

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春向きの洋楽
夏向きの洋楽
秋向きの洋楽
冬向きの洋楽

↓こっちも聴いてね
1983年洋楽ピーク説

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