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■ 冬向きの洋楽30曲!

ようやく涼しくなってきたので、リンクつなぎなおしてアゲてみます。

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2020/11/27 UP(2022/11/30 UP)

30曲で完成版を仕上げてみました。

関連記事 ↓ もどーぞ。
■ 冬の夜のソウル・バラード12曲!

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2020/11/13 UP

あまりに寒いので、つくってみます。
冬の曲はむずかしいな・・・(笑)

今回はUPしながらつくっていきます。
夏バージョン秋バージョンと同様、1980年代の曲がメインです。

とりあえず、思いつくまま10曲ほど。
ただし、何曲かは消えると思います。

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止まらなくなった(笑)
あとで整理します。


01.Vanessa Williams - Save The Best For Last
〔 From 『The Comfort Zone』(1991)

■ 1983年、アフリカ系アメリカ人初のミスアメリカ(第59代)だが、歌の実力も相当なもの。
これは希代のメロディメイカー、Keith Thomasのカラーが前面に出たメロディアスなバラード。
Lady Soulが1990年代に入ってもなお勢いがあったことを物語る1曲。
1994年の「The Sweetest Days」も好メロの名曲。

02.Alexander O'Neal - My Gift To You
〔 From 『My Gift To You』(1988)

■ 米国のBCMシンガーだが、なぜか英国で人気があった。
Jam & Lewisとの共作が多く、リズムサンプリングを多用したとんがった曲調がアピールしたのかも。
巨漢で野太い声質だが、バラードでもいい味を出していた。これはそんな1曲で1988年にリリースされたクリスマス・アルバム『My Gift To You』のタイトル曲。

03.Switch - Love Over And Over Again 
〔 From 『This Is My Dream』(1980)

■ オハイオ州で結成されたファンク&コーラスグループ。Motown系のGordyレーベルから1978年~1981年まで5枚、1984にTotal Experience Recordsに移籍して1枚のアルバム・リリースで、いずれも好盤として知られている。
これは4thALBUMからのミディアム曲で、Bobby DeBargeとPhillip Ingramのファルセットの掛け合いが堪能できる名曲。

04.Commodores - Nightshift
〔 From 『Nightshift』(1985)

■ 1985年、看板VocalのLionel Richieが抜けたあと、心機一転放ったヒット曲。
亡きMarvin GayeとJackie Wilsonに捧げたトリビュート・ソング。
Lead VocalsはJ.D. Nicholas&Walter Orange。
個人的にはLionel Richieはあまり好みではないので(笑)、こういう渋いCommodoresに魅力を感じてしまう。

05.Christopher Cross - Swept Away
〔 From 『Back Of My Mind』(1988)

■ テキサス州サンアントニオ生まれのAOR系シンガー。
1979年、ALBUM『Christopher Cross』(南から来た男)で彗星のごとくデビューし、名曲「Sailing」は1981年のグラミー賞で5部門を独占した。
「Sailing」や「Arthur's Theme (Best That You Can Do)(ニューヨーク・シティ・セレナーデ)」(フラミンゴ(笑))のイメージがあまりに強いので他の作品がかすみがちだが、透明感あふれるハイトーンを活かした佳曲を以降も多数残している。
夏のイメージが強いが、凜とした冬の朝を思わせるリリカルな曲も。これはそんな1曲。

06.Louise Tucker - Midnight Blue
〔 From 『Midnight Blue』(1982)

■ 英国のオペラシンガーが1982年に突如として放ったポップス曲でベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」のカバー。デュエットはCharlie Skarbek。
シンセの使い方がこの時代ならではだが、原曲のメロディを活かしたヒーリング感ある曲調は、1990年代に人気を高める”クラシカル・クロスオーバー”のはしりかも。

07.Jesse Colin Young - The Hawk
〔 From 『The Perfect Stranger』(1982)

■ 本来はフォークロック/カントリー系のシンガーソングライターだが、1982年という時代の風を受けてAORなALBUM『The Perfect Stranger』をリリース。
Bill Payne(key)、Bill Cuomo(key)、Fred Tackett(g)、Robben Ford(g)、Dean Parks(g)、Mike Porcaro(b)、Carlos Vega(ds)とくれば、AOR路線確定かと・・・(笑)
この後はフォークロック/カントリー系のフィールドに戻るので、このALBUMはJesse Colin Young のエモーショナルな歌声がAORと融合した貴重な作品となった。

08.Tom Snow - Our Song
〔 From 『Hungry Nights』(1982)

Lee Sklar(b)、Abraham LaBoriel(b), Jeff Porcaro(ds)、Ed Greene(ds)、Mike Baird(ds)、Lenny Castro(per)のリズム陣に、Richard Page&Tom Kellyのバックヴォーカルときたら、買うしかないかと・・・。
本職はMOR系のコンポーザーで、ヴォーカルのレベルは高いとはいえないが、Richard Page&Tom Kellyの名手2人のバックヴォーカルが手堅くサポートしてなかなかの仕上がりとなっている。

09.Cyndi Lauper - Time After Time
〔 From 『She's So Unusual』(1983)

■ なんか、衝動的にリストしたくなった。
デビューアルバムにして「Girls Just Want To Have Fun」とこの曲を盛り込んでくるとは、やはりその才能はただごとじゃない。
この名盤も1983年か・・・。

10.Michael W. Smith - Straight To The Heart
〔 From 『I'll Lead You Home』(1995)

■ Contemporary Christian Music(CCM)の代表的アーティスト。
1995年リリースの『I'll Lead You Home』はとくにメロディアスな佳曲がつまった名盤。
「Trilogy: The Other Side Of Me」からの3曲の出来も圧巻。
1990年代中盤、CCMのフィールドには未だAORのエッセンスが残っていた。

11.Boys Town Gang - I Just Can't Help Believing (Dance Mix)
〔 From 『A Cast Of Thousands』(1984)

■ Boys Town Ganというと「Can't Take My Eyes Off Of You」(君の瞳に恋してる)一択と思われがちだが、他にもさりげにいい曲がある。
この1点のかげりもないbright感は1980年代前半ならではのもの。

12.Atlantic Starr - Secret Lovers
〔 From 『As The Band Turns』(1985)

■ 1980年代のSelf-Contained Groupの代表格。アップチューンもいいけど、とくにバラードに名作が多い。
これは1987年のヒット曲でBarbara Weathersのヴォーカルが冴え渡っている。Paulinho Da CostaのPercussionもさりげに効いて、バラードながらキレのある仕上がり。

13.Marc Jordan - She Used To Be My World
〔 From 『A Hole In The Wall』(1983)

■ またしてもMarc Jordanだけど・・・(笑)
これは1983年リリースの日本制作盤(米国盤はないと思う)『A Hole In The Wall』収録のミディアム曲。
前2作に比べるとアップ・チューンはややハードな仕上がりに振れているが、スロー~ミディアム曲はあいかわらずのアダルトな仕上がり。
クレジット(LP)がいま手元にないので確証はないが、おそらくRobbie Buchananと思われるキーボードのフレーズが曲の輪郭を際立たせている。

14.Elton John - I Guess That's Why They Call It The Blues
〔 From 『Too Low For Zero』(1983)

■ やっぱりどうしてもElton Johnは外せない(笑)
この曲はたしかシングルで切られてヒットしたと思う。Elton Johnらしい隙のない楽曲構成。
それにしてもこの曲が入ったALBUM『Too Low For Zero』(1983年)、すごみを感じるほどのすばらしい出来じゃわ。

15.The Manhattan Transfer - Birdland
〔 From 『Extensions』(1979)

■ AORやBCMのカテゴリーから外れていて、意外と忘れられがちなユニットだけど、1980年代前半には日本でも絶大な人気があった。
これは1979年のヒットALBUM『Extensions』の冒頭を飾る曲で、いま聴きなおしても洗練感がすごい。

16.Alex Bugnon - Missing You
〔 From 『Head Over Heels』(1990)

■ 1990年代にジャンルを確立した”Smooth jazz”の担い手のひとりで、音数の多いキーボードに個性。
レーベルはSmooth jazz系の”Orpheus Records”、音の質感も典型的なSmooth jazzで、1970~1980年代のFusionとはあきらかに質感がことなる。

17.Roger Voudouris - On The Ladder
〔 From 『A Guy Like Me』(1980)

■ Michael Omartianがプロデュースに入り、関連のスタジオミュージシャンがサポートしてAORなALBUMを1978~1981年に4枚リリースしている米国のシンガー。
これは1980年リリースの3rdALBUM『A Guy Like Me』収録曲。変則的な曲構成の小曲ながら、持ち味のハスキーでエモーショナルな声質がよくあらわされている。
そういえば、1980年頃のAORのALBUMって、こういう味のある小曲がよく挟み込まれていた。
当初、米国ではAORが「Album-Oriented Rock」(Adult-Oriented Rockではなく)の略称として使われていた意味がわかる気がする。

18.Donald Fagen - Maxine
〔 From 『The Nightfly』(1982)

■ いままでさんざUPしてるけど、やっぱり外せなかった神曲。どのフレーズを切り取っても洒落っ気にあふれている。Steely Danも好きだけど、個人的にはこっちの方が上かな?
それにしてもこれが35年以上も前の曲とは・・・。

19.Amy Keys - Has It Come To This
〔 From 『Lover's Intuition』(1989)

■ これも何度目かのご紹介。1989年にわずか1枚のALBUMしか残していないLady Soulのシンガー。とくに声質が優れているわけじゃないけど、歌いまわしが抜群に巧い。

20.James Ingram & Patti Austin - How Do You Keep The Music Playing
〔 From 『It's Your Night』(1983)

■ 御大Quincy Jonesの秘蔵っ子ふたりが華麗なデュエット。
フック抜群なメロディラインながらベタつくことなくサラリと仕上がった、この時代ならではの質感。

21.Giorgio Moroder & Philip Oakey - Together In Electric Dreams
〔 From 『Giorgio Moroder & Philip Oakey』(1985)

■ '70年代~'80年代初頭にかけての欧州のディスコ・シーンの中核をなした「ミュンヘン・サウンド」。代表格にSilver Convention、Donna Summer、Boney M.、Baccaraなどがいた。(→こういうの
4つ打ちベースでベタなメロディが特徴で、日本でもけっこう人気があった。(ある意味ABBAもそうですね。)
個人的には「ミュンヘン・サウンド」がメジャーコード方向に洗練されて、グルーヴと流麗なストリングス(ないしはシンセ)が入ってきたのがハイエナジー(Hi-NRG)だと思っている。
これは、「ミュンヘン・サウンド」の代表的なプロデューサーGiorgio Moroderが1985年にリリースしたヒット曲。1985年といえばハイエナジー(Hi-NRG)の代表曲は概ね出揃っているが、やはりHi-NRGとは微妙に質感が異なる。
「Let's Get Started」/Voyage なんかも同じようなポジションだと思う。

22.Sarah Brightman - Scarborough Fair
〔 From 『La Luna』(2000)

■ Sarah Brightmanがイギリスの伝統的バラッドをカバー。透明感あふれるSarahのハイトーンとの相性抜群。
この曲収録の2000年リリース『La Luna』はクラシカル・クロスオーバー屈指の名盤だと思う。

23.Peabo Bryson - Learning The Ways Of Love
〔 From 『Straight From The Heart』(1984)

■ 地味だけど佳曲が揃った『Straight From The Heart』からのバラード。
Producer, Written By Michael Masserならではのメロディが際立った曲でRandy Kerberのキーボードも絶妙。
バックがいまいちだと情感過多になりがちな人だけど、Neil Stubenhaus(b)、Carlos Vega(ds)のリズム陣が小気味よく抑えて、AC的な上質な仕上がり。

24.UK Players - So Good To Be Alive
〔 From 『No Way Out』(1982)

■ 英国funka latina(ファンカラティーナ)からミディアム曲を1曲。
ALBUMは1982年の『No Way Out』わずか1枚だが、これが名盤で、好き者のあいだではけっこう人気が高い(と思う)。
ベースとサックスの音運びがこの時代ならでは。

25.Whitney Houston - Greatest Love Of All
〔 From 『Whitney Houston(そよ風の贈りもの)』(1985)

■ デビュー・アルバム『そよ風の贈りもの』収録の壮大なバラードで、Michael Masserの華麗なメロディが際立っている。
一般的には1992年の『ボディガード』/「I Will Always Love You」が有名だと思うけど、個人的にはこのALBUMと次作の『Whitney』(1987)の方がはるかにレベルは高いと思う。
筆者は「洋楽1983年ピーク説」を勝手に唱えていますが、これらのALBUMを聴くと、BCM(ブラコン)のピークはもっと後かもしれぬと思えてくる。
米国のポピュラー音楽界は、この素晴らしい才能をあまりに早くに失った。

26.Lisa - Rocket To Your Heart (Hot Tracks Remix_1983)
〔 From 『Lisa』(1983)

最初、ハイエナジー(Hi-NRG)の代表曲としてHazell Dean - Evergreenをリストしていたが、やっぱりこっちかな?
San FranciscoのHi-NRGレーベル、Moby Dickからのリリース。
21.「Together In Electric Dreams」と聴きくらべると、質感の違いがよくわかる。

27.Olivia Newton John & David Foster - The Best Of Me
〔 From 『David Foster』(1986)

■ 1983年の『The Best Of Me』、1986年の『David Foster』と初期2枚のソロアルバムで続けて収録された名曲。
『The Best Of Me』はソロ・ヴォーカルだったが、こちらはOlivia Newton Johnとのデュエット。
個人的にはDavid Fosterの才能のピークは1983年だと思っていて、『The Best Of Me』を聴くと、その類い希なメロディ・メイカーぶりがよくわかる。

28.Michael McDonald - Our Love (Remix)
〔 From 『No Lookin' Back』(1985)

■ 1985年リリース『No Lookin' Back』収録のエモーショナルなバラード。
こちらも個人的にだが、Michael McDonaldの最高作だと勝手に思っている。
こういうメロディライン、曲構成は天性の才能がないとつくり出せないと思う。

29.Kathy Troccoli - If I'm not in love
〔 From 『Kathy Troccoli』(1994)

■ 米国CCM(Contemporary Christian Music)系の女性ヴォーカリスト。
これは1994年リリースの『Kathy Troccoli』収録曲で、伊藤由奈の「Endless Story」の原曲。

(番外)伊藤由奈 - Endless Story

■ ↑の2曲、聴き比べると洋楽と邦楽の女性ヴォーカルの持ち味のちがいがよくわかる。
個人的には、伊藤由奈Vers.方が好きだけど・・・。
日本のハイトーン系の女性ヴォーカルは、世界的にも貴重な存在では?

30.Journey - When You Love A Woman
〔 From 『Trial By Fire』(1996)

■ 前作『Raised On Radio〜時を駆けて』(1986)から実に10年を経た1996年、Steve Perry、Neal Schon、Jonathan Cainが顔を揃えてつくりあげたALBUM『Trial By Fire』。
なかでもこの曲のできは出色で、数あるJourneyのバラードのなかでもベストかも・・・。
しかしこの曲を聴くと、Neal Schonのギター、Jonathan Cainのキーボードがいかに重要な役割を果たしているかがわかる。
そしてSteve Perry。やっぱり「Steve PerryなくしてJourneyなし」だと思う。
1996年、この奇跡のような名曲を残しながら、以降、いまに至るまでJourneyでSteve Perryの歌声は聴けていない。

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春向きの洋楽
夏向きの洋楽
秋向きの洋楽
冬向きの洋楽

↓こっちも聴いてね
1983年洋楽ピーク説

〔関連記事〕
■ 洋楽1983年ピーク説
■ 1983年洋楽ピーク説(名曲編)
■ グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
■ 1980年代中盤の夏ソング
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