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■ 1982年の洋楽ヒット曲 (Billboardデータから)

2021/05/13 UP

この記事、けっこうアクセスをいただいているので、この時代っぽいメジャー曲5曲(20-25)追加してみました。
コメントはあとで入れます。

しかし、これ以外にもまだまだ名曲多数あり。
1982年のわずか1年で、これだけリストできるとは・・・。
本当に洋楽の全盛期だったんだと思う。

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2021/01/16 UP

ネタがいっぱいあるので、年毎に20曲リストしてみます。
1982年版です。

1979年版
1980年版
1981年版
1982年版
1983年版

※1980年代前半は英国のエレクトロ・ポップ系グループ(ユニット)、The Human League、Culture Club、Eurythmics、Duran Duran、Soft Cell、Spandau Ballet、O.M.D、A Flock Of Seagullsなどが米国のチャートを席捲し、「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン(British Invasion)」と呼ばれた時期でしたが、これらのグループ(ユニット)については別にまとめたいと思いますので ↑ にはリストしていません。(ABCを除く。)

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2020/11/29 UP
10曲じゃ寂しいので、10曲追加して20曲にしました。
今回の追加分(11~20)は、正真正銘のシングルトップ40入りの曲です。

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2020/08/16 UP
断捨離の途中、超久しぶりに手にしてみました。
Billboard誌のチャートデータ集。
たしか日本語版はなく、オリジナルの英語版のみだったと思います。
1987年の初版で1955年からのデータです。(1955 through 1987 by Billboard Publications,Inc.)
SingleとAlbumバージョンがあって、どちらもTOP40です。



つねづね洋楽1983年ピーク説を勝手に唱えているので、このデータをもとに1982年~1983年のチャートイン曲を10曲集めてみました。
セレクト曲は筆者の好みのバイアス(ブラコン系が多い)が少なからずかかっていますが(笑)、この時期にチャートインしたことは間違いないので、時代の雰囲気は伝えているかと・・・。
日付はチャート最高位の獲得日です。


01.Let's Celebrate - Skyy
2/06/1982 / ALBUM『Skyy Line』収録

当時BCMの主流だったセルフコンテインド・グループ(Selfcontained Group)の典型的なアップチューン。
しかし、こういう曲(ALBUM)が全米TOP40入りしていたとは、いまからするととても考えられず。

02.You Don't Want Me Anymore - Steel Breeze
9/18/1982 / 16位 11Weeks

カリフォルニア州サクラメント出身のポップ・ロックユニットが放ったヒット曲で邦題は「冷たい仕打ち」。
この曲が収録された1st ALBUM『Steel Breeze』の邦題は「カリフォルニア・ブリーズ」。
典型的なウエストコーストロックで、ブライトで爽やかなサウンドが展開されている。

03.What About Me - Moving Pictures
11/27/1982 / 29位 13Weeks

'80年代初期にこのスマッシュヒットを放ったオーストラリアのポップユニット。
ALBUM曲もメロディのよさに定評があった。

04.All Of My Heart - ABC
11/20/1982 / ALBUM『The Lexicon Of Love』収録

当時英国で人気のあったニューロマンティック(New Romantic)、ファンカラティーナ(funka latina)、いずれのジャンルともとれるポジショニングのユニット。
Roxy MusicのBryan Ferryを意識していると思われるMartin Fryのボーカルはかなりとダンディで、この曲はこのジャンルでも、もっとも傑出したメロディをもっていると思う。
全英最高位を記録した「The Look Of Love」(同ALBUM収録)は、日本のディスコでもよくかかっていた。

05.Jealous Guy - Roxy Music [Live,1982]

↑と関連してRoxy Music(Bryan Ferry)の1982年当時のLIVEを・・・。
レノン追悼のために1981年にシングルカットされたカヴァーで全英シングルチャート1位、欧州各国でもチャート上位を獲得したが、なぜかBillboardデータでは見当たらない。

06.Little Red Corvette - Prince
11/27/1982 / ALBUM『1999』収録

名盤の誉れ高い『1999』からのシングルカット曲。
曲構成といいボーカルワークといい、天才ならではのなせるワザだと思う。
ビデオクリップの存在感がただごとじゃない。文句なしのカリスマアーティスト。

07.I.G.Y. - Donald Fagen
10/30/1982 / 26位 7Weeks

Donald Fagen!
こういう曲がシングルカットされて、しかもチャートインするとは・・・。

08.Love Come Down - Evelyn "Champagne" King
10/02/1982 / 17位 8Weeks

主に1980年代に活躍したBCM系シンガーで、これは1982年リリースの『Get Loose』からの最大のヒット曲。
ベースは軽めのBCMだが、どこかとんがったニュアンスはニューヨーク・ブロンクス区出身のゆえんか?

09.Just Can't Wait 'till The Night - Dazz Band
5/29/1982 / ALBUM『Keep It Live』収録

この時代、DanceとJazzを融合させた"Dazz"というジャンルがあった。
その"Dazz"を名乗ったグループのチャートインALBUM『Keep It Live』からのミディアム曲。グルーブの効いた仕上がりは典型的な"Dazz"フォーマットだと思う。

10.Mama Used To Say - Junior
4/10/1982 / 30位 3Weeks

後年さんざんカバーされることになる有名曲で、英国のBCM系シンガーJuniorのヒット曲。
微妙にラテン風味が入っていて、BCMというより当時流行っていたfunka latina(ファンカラティーナ)の範疇だと思う。

11.Tell Me Tomorrow - Smokey Robinson
2/27/1982 / 33位 5Weeks

シンコペがかったリズムが心地よいミディアム系BCM。同じ年に「Being With You」のヒットも飛ばしている。

12.I Keep Forgettin' - Michael McDonald
8/28/1982 / 4位 13Weeks

Michael McDonald最大のヒット曲。リフとキメの多い曲構成は、当時一世を風靡した。

13.Vacation - The Go-Go's
7/17/1982 / 8位 9Weeks

1980年代前半にいくつかのメガヒットを飛ばした米国のガールズバンド。
Belinda Carlisleがリードをとっていただけあって、ボーカルもレベルの高い仕上がり。

14.Circles - Atlantic Starr
5/15/1982 / 38位 3Weeks

1970年代後半から活動を開始したSelf-Contained Groupのひとつ。
これは、1982年リリースの『Brilliance』からの彼ら最大のヒット曲。
ALBUMのできは次作の『Yours Forever』(1983)がベストだと思う。

15.Sexual Healing - Marvin Gaye
11/20/1982 / 3位 15Weeks

Marvin Gaye最大にして最後のチャートイン曲。洗練感がハンパじゃない。

16.Tom Tom Club - Genius of Love
4/10/1982 / 31位 4Weeks

Talking HeadsのドラムのChris FrantzとベースのTina Weymouthによる分家的なバンド。
これは1st ALBUM『Tom Tom Club』からのヒット曲で「おしゃべり魔女」の邦題で日本でもヘビロテされていた。
後にサンプリングされまくっているので、そこから知った人も多いのでは?

17.A Penny For Your Thoughts - Tavares
11/20/1982 / 33位 9Weeks

1970年代後半から'80年代中盤にかけて名作を輩出したSelf-Contained Group。
ファルセットまじりの甘いスロー曲にはとくに定評があった。
これは1982年リリースの『New Directions』収録の'80年代の彼ら最大のヒット曲。

18.Forget Me Nots - Patrice Rushen
6/05/1982 / 23位 7Weeks

BCMの名ALBUMを多数もつ人だが、チャートイン曲は意外に少ない。これは1982年シングルカットの最大のヒット曲。

19.Making Love - Roberta Flack
4/17/1982 / 13位 11Weeks

Burt Bacharach、Bruce Roberts、Carole Bayer Sagerという豪華メンバーによってつくられた名曲で、1982年リリースの『I'm The One』収録。
Richard Tee(key)、 Lee Ritenour(g)、Neil Steubenhaus(b)、Jim Keltner(ds)、Paulinho DaCosta(per)というオールスターのバッキングで隙のない仕上がりとなっている。

20.Hard To Say I'm sorry - Chicago
11/27/1982 / 1位 18Weeks

なんじゃかじゃいわれても、やっぱり捨て音なしの名曲だと思う。
David FosterとPeter Ceteraの共作。邦題は「素直になれなくて」。

21.Centerfold - J. Geils Band


22.Faithfully - Journey


23.Nightbirds - Shakatak


24.A Night To Remember - Shalamar ( 1982 LIVE )


25.Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる) - Boys Town Gang


25.Can't Take My Eyes Off You (Original Extended Version) - Boys Town Gang



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