京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

綸子訪問着(老竹色)

2006年06月18日 | 遺された着物、譲られた着物
夫の母は長く観世流のお謡をやっていたひとだったので、能舞台に上がる機会が多く舞台に生える訪問着をたくさん持っていたひと。

その中で私にも着られそうなものを洗い張りに出して自分の寸法に仕立てなおしたものが数枚ある。

今回ご紹介するものもその一つ。
裄を目一杯出してもらって、何とかマイサイズに近づけた訪問着

地紋は慶弔両方使える文様「紗綾形文」の綸子
模様は、有職文様の七宝つなぎや有栖川などがモダンに配されている。








二代目 私 

杉本家でのお茶会に着ました(2002年秋)
お煎茶の杉本会の目の肥えた諸姉さま方から「いいものよ。お母さんはいい趣味をしておられたのね」ほめていただきうれしかった。






帯は実母の袋帯。
すべて地味なので帯締めを珍しくピンクにしております。

ご招待客の幸子は、上品な小紋に塩瀬の帯。
杉本会のメンバーの永田萌さんは、いつものように創作着物。
報恩講の掛け軸の前で。 


ウチのコンサート&晩餐会にて(2003年秋)
着付けが下手でお恥ずかしい


三代目 さくら子(二女)

お正月のお茶会をわが家で開いた際に、地味なのがいいので、祖母のを着てみたい、と言って袖を通す。私の若い時の袋帯を合わせる。(2003年正月)

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