目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

草津スノーシューPart2~常布の滝展望台へ

2018-02-13 | 山行~スノーシュー

標高 約1440m 群馬県

2018年1月7日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 10:05草津国際スキー場第5駐車場10:24--10:30頃 登山口(白根・芳ヶ平方面遊歩道入口)10:40--蟻の塔渡り--車道--11:45常布の滝展望台(昼食)12:03--車道--13:00駐車場

前泊はグリーンパークパレス。元国民年金健康保養センターだけあって、共用スペースや部屋がゆったりとつくられていて、なかなか心地いい。しかもコスパもいいので、あれもこれもと望まなければ、まず満足できる水準の宿だ。個人的にはお奨めです。

この宿から草津国際スキー場は目と鼻の先なので、宿でゆっくりと朝食をとり、のんびりモードで出発した。ほぼ前日と同じような時間にスキー場の第5駐車場に到着した。

 
左:草津国際スキー場第5駐車場 右:登山口

山の神は宿からウエアを着て、余裕綽々だけれでも、ドライバーはそうはいかない。必死に準備をして、10:24駐車場を後にした。まずは駐車場から左に進み、車道を道なりに進んでいく。途中右手にサイクリングロードとクマに注意の標示が出ていて、雪がなかったら、どんなだろうなとか、夏場は人が多いんだろうなとか、想像をめぐらす。クマが出没するということは、この森の奥はクマさんの棲家なのだろう。でもこの時期、冬場なら、クマは冬眠しているし、安心してスノーシューで歩けそうだ。

さて谷沢川にかかった橋を渡り、歩き始めて5,6分で「白根・芳ヶ平方面遊歩道入口」と書かれた登山口に到着した(冒頭の写真)。ちょうど、ツアーの団体さんが出発しようとしていた。山の神と私も、スノーシューを装着し山の中に分け入った。 

 
左:なだらかなまっすぐの道が続く 右:動物の足跡が点々と

少し登るとすぐに「芳ヶ平~草津コース 上信越自然歩道案内図」という看板が出てきた。案内図によれば、進行方向、向かって右手は音楽の森ゴルフ場&音楽の森コンサートホールということだ。音楽の森とはまた想像をかきたてるおしゃれなネーミングだ。音がこだまするのか、それとも野鳥が多く棲息していてさえずりのメロディーを奏でているのか。

 
左:先行する団体の後を追いかける 右:蟻の塔渡りの標示

やがて前方に先ほど出発していった団体さんが移動していくのが見えた。ところどころで立ち止まっては、ガイドさんが何か説明している。そんな調子だから、あっという間に追いついてしまって、山の神とぐんとペースアップして、横から追い抜いた。

 
左:蟻の塔渡りスタート地点 右:蟻の塔渡り終着点

音楽の森の標示を通過すると、すぐに蟻の塔渡りが出てきた。ヤセ尾根で両端が切れ落ちている危険箇所であることには違いないが、普通に歩いている分には問題ない。左右の谷を覗きつつ、無事に渡りきった。

 
左:蟻の塔渡りを渡りきった山の神 右:展望台到着。写真中央部の赤茶けたところに滝がある

そこからなだらかに下って、車道に出る。道がちょうどカーブしているところだ。山の神とスノーシューを踏み出していくと、雪はかなり深い。消耗しないように、先行者のつけたスノーシューと山スキーのトレースをたどっていく。うねうねと登っていくと、目の前に芳ヶ平へと続く道が出てきた。常布の滝のビューポイントはこの先だ。

先ほど分岐にいたカップルは、もうお帰りだったようで、振り返っても姿が見えない。車道から離れ、樹木を縫っていくと、パッと目の前が開けて、遠くの赤茶けた岩肌に一筋の水流が見えた。それが常布の滝だった。


常布の滝を遠望する

あれっ、滝は2本あるんだねと山の神。たしかに隣にもう一筋ある。しかし、すぐにその白い筋はなくなってしまった。雪崩だったのだ。

さあ、昼メシにしよう。このあたりがいいかとスノーシューでぐるぐると歩き回り雪を踏み固めた。いつものレジャーシートを山の神が広げて、くつろぎタイムとなる。雪の中では温かいトン汁がうまい。 食べているうちに団体が来るだろうかと、歩いてきた方向を時折ちらちらと見ていたが、彼らは一向に現れなかった。そもそも滝を目指していたのではなかったようだ。

 
左:遊歩道と車道の分岐 右:谷沢川を渡る

誰も来ないし、寒いし、早く戻るかとバタバタと片付けて、12:03展望台を後にした。車道を下っていき、先ほどの分岐に出ると、人形(ひとがた)があった。ああ、ようやくわかった。ここで見かけたカップルは、カメラを手にニコニコしていたのだが、ふかふかの雪に後ろ向きにダイブして写真を撮り合っていたのだ。2人分の大の字の跡がそこにくっきりと付いていた。さすがにアラフィフはそんことはしません。

車道をどんどん下っていくと、登って来る何組かの方々とすれ違った。この時間だと、われわれと同じ展望台までか、あるいは逆まわりで蟻の塔渡りへ行くのか。しばらく行くと、車でいっぱいの草津国際スキー場第6駐車場に出た。第6までほぼほぼ満車ということは、今日もスキー客は大勢押し寄せているようだ。車の横では犬とたわむれている人もいる。そういえば、先ほどすれちがったパーティも犬を連れていたっけ。ワンちゃんも家族だからね。そして13:00山の神と私は第5駐車場の愛車に戻ってきた。

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コメント
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