目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

大船山・久住山・中岳 Part2

2010-07-19 | 山行~九州・沖縄

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Part1のつづき。法華院温泉山荘にチェックイン。平日で登山客が少ないため、ばっちり個室に泊まれた。素泊まりで¥5,000。荷物を部屋に置いてさっそく温泉へ。ここは入り口にあった看板によると、標高1303mで、九州で最高所にある温泉。泉質は単純硫化水素温泉ということだ。湯船は思ったより広く、横長だから、数人くらいならそれほど気にならないだろう。先客様1名。ゆったり浸かって疲れをほぐす。

湯上りに自販機でビールを買う。外のテーブル&ベンチで、山の神と飲んでいると、所沢から来たという人たちが2組。さらに驚くべきことには、登ってくるときに所沢から来たというおじいさんとすれ違ったという。たしかに麓の駐車場に所沢ナンバーの車が1台とまっていた。九州の同じ山中で所沢市民が3組もいるとは……

そのうちの1組の年配のご夫婦と、しばし歓談。百名山を制覇し、今日はこの温泉に入るためにだけ、ここまで登ってきたとのこと。そんな登山の楽しみ方もあるのかと感心。われわれは必ず山頂まで行かなければと思ってしまうのだが……。ビールを飲み干したあとには、焼酎などをおごってもらう。麦焼酎を爽健美茶で割って、薬草酒と称し飲んでいた。

翌日は5:00すぎ起床。素泊まりなので、用意してきたツナペーストを塗ったパンやソーセージをかじる。トマトスープを胃に流し込み、コーヒーで締め。7:00小屋を発つ。道標があってすぐに右へ。そしてまたすぐに道標地点を右へ、そこからいっきに登る。歩いていると、一部登山道が土砂崩れで迂回するようになっていた。沢を何度か横切る。岩がごろごろし歩きにくいところを越えていくと、鞍部に着く。8:41水分補給して、中岳へのガレ場を登っていく。

 

 

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9:10頃 中岳山頂到着。関西から来たというおばちゃん2人がごはんを食べていた。牧の戸峠から来て、長者原に下るという。ただ車で来ているので、牧の戸峠に戻らなければならないのよと。われわれが車を長者原に置いていて、これから久住を回って戻ると知ると、目を輝かせ、まことに正直かつ率直に、「これもなんかの縁。万が一駐車場でおうたら、牧の戸まで乗せてってくれへんか」。車の中はテント用具や食料や着替えてごちゃごちゃになっているなあと想像しながらも、まあ、詰めれば乗れないことはないなと、「万が一、万が一会えばいいですよ」と答える。おばちゃん、にか~と笑った。時間をカウントしていくと、駐車場でまたばったり会っても不思議ではなかった。

Img_3479_2 おばちゃんに撮ってもらった中岳の山頂写真(山の神と)

9:25山頂をあとにし、御池に下る。

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御池からガレている道をしばらく登ると、久住山。10:00着。平日なのに非常に人が多い。続々と登ってくる。まるで日曜日だ。

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山頂は10分ほどで退散し、ガレ場地帯を延々と歩く。分岐からすがもり方面へ下る。歩きにくい。進行方向左手に、徐々に硫黄の噴煙が大きく見えてくる。現在も硫黄を採取しているようだ。さらに白い砂というか小石というか、一面に敷き詰められた登山道を歩いていくと、どん詰まり奥左手にすがもり越避難小屋がある。11:15着。避難小屋という割には、小屋に壁がなく、吹きさらしだ。10分ほど休憩し、下山。

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12:30長者原駐車場。思わずきょろきょろ見回してみるが、中岳山頂で会ったおばちゃんたちの姿は見えなかった。この後、やまなみハイウエイを熊本側へ車で移動したので、牧の戸峠を通過したのだが、長者原から歩いたらかなりあるなあと思ったのであった。

下山後は、久住高原スカイパークアザミ台へ移動し、昼食。私はだんご汁定食。山の神は地鶏飯定食。各¥900。美味。目の前には阿蘇五岳が見渡せ、気持ちのいい風も吹き渡っていた。

コメント
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