目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

四阿山(あずまやさん)ゴンドラコース

2010-07-22 | 山行~信越

標高2354m 長野・群馬県境

2010年7月18日(日) はれ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:30パルコール嬬恋スキーリゾート駐車場 9:00ゴンドラ乗車9:12山頂駅9:15出--10:15稜線で休憩10:20--10:45四阿山山頂(昼食)11:25--12:27ゴンドラ駅近くの稜線で休憩12:35--13:00浦倉山13:12--13:50野地平分岐14:00--野地平散策--14:35駐車場

最近の3連休の傾向としては、高速¥1,000のせいで信じられないほどの渋滞が起きる。とくに晴れているときには。帰りのつらさを考慮し、行き先をあれこれ悩んだ末に、関越・上信越道方面なら、渋滞しても知れているとの判断のもと、そしてテント泊して翌朝イチバンで帰れば、快適に帰れるじゃないかと、四阿山に行き先を決める。

4:00過ぎに起床。テントや食料を車に放り込んで、家を4:40に出発。高速にあがると、もう混み始めている。恐るべし3連休。関越をいっきに通過。上信越道に入り、横川SAで朝食。6時台なのに車と人であふれかえっている。上田菅平ICで高速を下り、途中ローソンで昼食と行動食の買出し。8:30パルコール嬬恋スキーリゾートの大駐車場に到着する。思ったほど人がいない。スキー場の立派なトイレに寄って、ゴンドラ乗り場へ。9:00乗車。

 

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12,3分ほどで山頂駅に到着。そこから少し上がると、鐘が設置されていた。見知らぬ観光客のおばちゃんがうれしそうに撞いてカンカン鳴らしている。私と山の神を見て、「愛の鐘を鳴らしてお行き!」という。そばにいた娘らしき人が恥ずかしそうに、「すいませんね。変なこと言って。気にしないでくださいね」と。

02img_3591 棒切れの上のほうに小さい鐘が付いている

さあ、ここから山道。そしてすぐにリフト乗り場。これを過ぎるとスキー場とはおさらばだ。しばらくすると、バラギ湖が見えた。周辺に点々と車が駐車しているように見える。まさかもう、バラギ高原キャンプ場に車とテント? 今日の宿泊はこのキャンプ場を考えていたので、嫌な予感が……。でも絶景。

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ここちよい尾根歩きが続く。ただし無風となり直射日光をもろに浴びると暑すぎなのだが。下界で35度くらいの予想だったはずだから、この地点ですでに20度以上はあると思われる。

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10:15木陰で休憩。そこから控えめな鎖がちょっとあって、登りきると山頂。10:45四阿山山頂着。展望良。青い空と明るい黄緑色が目に飛び込んでくる。このすがすがしさが山のいいところだ。と思っているうちに続々と人が登ってくる。狭い山頂なので、場所を確保し、手早く昼食をとって出発しなければ、あっという間に人ごみの中に埋もれることになる。今日のアタリは、コンビにで調達した新商品「参鶏湯(サムゲタン)」。いわずとしれた、韓国の鶏スープ!? 少々難をいえば具が少なかったが。味噌おにぎりもうまかった。そうこうしているうちに団体が登ってくるのが見え、山頂を後にする。11:25下山開始。

Img_3601_2 なぜか知らぬが、ここには2352.9mと刻まれている

12:27ゴンドラ駅近くの木陰で休憩。ウグイスがやけに多く、へんな鳴き方をしている。足元にはギンリョウソウがひっそりと咲いていた。

06img_3605 ギンリョウソウ

13:00浦倉山山頂。ゴンドラ駅から近いので、観光客もここまで足をのばす人は多い。パンフか何かで展望がいいと書かれていたが、ウソ。

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ひたすら下る。湿地である野地平(のじだいら)近くになると、登山道の真ん中が凹んでいてそこから周りにぬかるみが広がっている状態に。さらに下ると、だんだん湿地らしくなってきて、野地平到着。端っこで休憩。13:50

野地平は乾燥してきているのか、シダ植物や笹まで生え、花があまりない。アヤメはところどころで咲き誇っていた。

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14:35駐車場に戻る。無事下山。

下山後は、バラギ湖畔のバラギ高原キャンプ場に宿泊する予定であった。しかし! 行ってみると、すごい人とテントの林立。お隣の無印良品のキャンプ場(とはいえバラギ高原キャンプ場と一体化している感じ)は立錐の余地なしといった感。子どもが駆け回っている。疲れていてテントを張る気力が萎えているところに、この景色を見せられて、もうあかんとなった。どこか立ち寄り湯でくつろいで、仮眠をとって疲れをとり、もう帰ろうと。山の神も同意し、嬬恋高原温泉つつじの湯に向かう。

大人1名¥1,000 露天風呂つき。だだっぴろいサウナもあった。風呂から出て晩飯。¥980の鳥唐揚げ定食(骨付き)はすごかった。鶏半身がまるごと唐揚げになって出てきた。時間を20分くださいと注文時にいわれた訳がわかった。ケンタでこの量を買ったら、¥2,000以上はとられるんじゃなかろかと、安い安い得した得したとちょっとばかしハシャギながら、ナイフで肉を切り刻み、がつがつ食った。とそのとき、雨が轟然と降ってきた。雷雨。テント場にいたら、お陀仏状態だったろうな。天はわれらを見捨てなかった。

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仮眠室で1時間以上ごろごろし、19時すぎに家路に。車を走らせていると、熱いアスファルトをさっきの豪雨が急激に冷やしたせいで、もうもうと路面から水蒸気が立ち上るのが見える。真っ暗な場所で、対向車のライトがはるか先から徐々に照らされてくると、UFOの襲来か、ミステリーゾーンの始まりのようだ。スモーク効果抜群。

とふざけているうちに、軽井沢の渋滞に巻き込まれていった。高速には20時頃上がる。上信越道では解消に向かい、比較的スムーズに進めたものの、関越では渋滞に巻き込まれ、くたくたになって家には23:30着。久々に長い1日だった。

コメント
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