目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

祝!南谷真鈴さん北極点到達

2017-04-20 | テレビ・映画

「エクスプローラーズ・グランドスラム」達成! なんのことだろうと思ったら、世界七大陸最高峰と北極・南極の極点に立ったということだった。昨日4/19(水)は、弱冠20歳の日本人女性が世界最年少でこれを成し遂げたとして、世界中をこのニュースが駆け巡っていた。私は北極点到達は、まだまだ先だと思っていたので、かなりびっくりしてしまった。

なぜって。それは先週ニューズウィーク日本版のサイトで「世界最高峰に立つ日本人女性冒険家の戦い」という記事を目にしていて、挑戦がスタートしたばかりと勝手に思い込んでいたから。この時点では、以前「クレイジージャーニー」に出演していた北極冒険家、荻田泰永さんのことを思い出しながら、たいへんだろうなと想像を巡らせていた(「クレイジージャーニー」はYoutubeで視聴可)。荻田さんによれば、北極は大陸ではなく、氷の塊が海に浮いている場所。だから自分では前進しているつもりでも、氷が海流に乗って、ヘタしたら後退していることもあると発言していた。さらにはキャンプ地ではホッキョクグマが襲来したり、乱氷帯に行く手を遮られたり、氷の割れ目が延々と続いて目指す方向に進めなかったり、おまけに超低温で消耗が激しいと、その苦労を語っていた。挙句は北極は楽しくないと本音もポロリ、じゃあ、なんで行くんだよと、番組では激しく突っ込まれていた。

そんな極限地帯に挑むこと自体が、普通の感覚では信じられない。でも、行っちゃうんだねえ。根っからのチャレンジャーか。報道によれば、荻田さん同様、ホッキョクグマに遭遇、しかも食糧を持っていかれている。同行していた仲間が凍傷で離脱したエピソードも明かしている。

そんな南谷真鈴(みなみや・まりん)さんはまだ大学生。早稲田大学政治経済学部3年生というから、若くてうらやましいし、誰もが認める才媛だ。しかもこの図抜けた行動力。すごいね。次はセーリングの世界一周が目標というから、末恐ろしい。垂直(山)志向だけはなく、水平志向もある、植村直己さんのような冒険家を目指すのだろうね。でもちょっと違うか。次は海だもんね。ブランソンみたいに空も、宇宙にも飛び出すんだろうか。

参考:南谷さんのエクスプローラーズ・グランドスラムの軌跡
2015年1月 アコンカグア
2015年8月 キリマンジャロ
2015年12月 コジオスコ
2015年12月 ビンソンマシフ
2016年1月 南極点
2016年3月 エルブルス
2016年5月 エベレスト
2016年7月 デナリ(マッキンリー)
2017年4月 北極点

コメント
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