目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

五色沼スノーハイク

2016-01-04 | 山行~スノーシュー

標高 約800m 福島県

2015年12月30日(水) 晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:19磐梯高原駅バス停11:30--柳沼--青沼--るり沼--弁天沼--竜沼(たつぬま)--深泥沼(みどろぬま)--赤沼--12:56毘沙門沼展望ベンチ(昼食)13:27--13:54裏磐梯ビジターセンター

前泊は、磐梯桧原湖畔ホテル。9:00過ぎにチェックアウトし、近所の道の駅 裏磐梯でお土産をチェック。地元で収穫されたじゅんさいのボトルや駄菓子などを購入し、冬の五色沼の前線基地、裏磐梯ビジターセンターへ向かった。10:10センターの駐車場に入る。すでに何台か車が停められていて、お隣さんは、まさに今出ようとしているところだった。われわれはといえば、ピストンにするか、バスを使うかを悩んだ挙句、結局バスを使って磐梯高原駅へ移動するほうを選んだ。バスは9:01発はもう行ってしまっているので、次の11:11発の喜多方駅行きまで待たなければならない。缶コーヒーでも飲んでくつろいでいようかと辺りを見回すと、あいにくビジターセンターは年末年始はお休みで、トイレはあるものの自販機はない。そういえば、先ほどデイリーヤマザキがあったっけと、車で移動した。ヤマザキだけあって、工場直送の出来たてアップルパイが¥49で販売されていた。昨日セブンイレブンでカップめんやパンを買ってしまっていたので、おいしそうだけれど、断念。

駐車場に戻って缶コーヒーを飲みながら、車内でぬくぬくと待機する。そろそろ準備をするかと外に出ると、お隣さんが早くも戻ってきた。毘沙門沼までだったようだ。「雪ありますか?」と聞いてみると、スノーシューは必要ない。邪魔なだけだという。スキー場が雪不足なのだから、ここも同じかと思いながらも、彼らはコースをすべて歩いたわけではないからと、ザックにスノーシューをくくりつけた。

 
左:スタート地点から見える柳沼 右:とりあえずスノーシューをはいた山の神

定刻通りバスがやってきて、2人しか乗っていない車中に山の神と乗り込んだ。すぐに磐梯高原駅に到着する(¥250)。降りたバス停の目の前から五色沼の散策コースは始まる。コースはすでにだいぶ歩かれているようで、試しにスノーシューなしで歩いてみると、なんてことはない。踏み固められた雪はしっかりと締まっている。そんな私を無視するように山の神はザックにつけたまま歩くよりは、はいてしまったほうが楽だとばかりに、一所懸命スノーシューをはいていた。

昼時も近い11:30松林がいい雰囲気をかもし出している柳沼からスタートする。ほどなくして地元のネイチャーガイドに引率されたスノーシュー軍団が次々にやって来た。みなスノーシューを装着し、パタパタと歩いてくるが、無用の長物だ。ツボ足でまったく問題はない。とはいっても、せっかくのスノーシューツアー。スノーシューをはかなくては魅力が半減する。私は結局ツボ足を選択していたから、ザックにスノーシューをくくりつけたままだった。そんな私の姿を見て、彼らはがっかりしたようだ。せっかくスノーシューをはいて楽しんでいるのに、必要ないよと前から来た男が示しているのだから。

 
左:青沼 右:るり沼

柳沼の次は青沼、青沼の次はるり沼と、新たな沼を越えていくたびに、次の沼は何だろうと、案内板を覗き込みながら進んでいく。雪に埋もれることもなく、役割を立派に果たしているのは雪の少ない今だけか。

 
左:弁天沼 右:竜沼

冬場の五色沼は、葉が落ちて、ヤブも勢いがない(本来は埋まっているのか)分、見通しが利いていい。夏場はよく見えない沼も、この季節ならばっちり見られる。また夏のようにひっきりなしに観光客が行きかうこともないので静謐を保っている。自然本来の姿を満喫できるというものだ。

 
左:深泥沼 右:赤沼

深泥沼、赤沼と歩いてきて、山の神がポツリといった。沼の色が、みんな同じ色に見えるねえ。たしかにそうだ。赤沼に至っては、まったく赤くない。しかし撮ってきた写真を今見比べてみると、カメラのせいもあるのだろうけれど、現場での印象以上に色の差(違い)が出ていた。

 
左:カラマツ林が美しい 右:自然の織り成すアートを発見

沼の色ばかりに目を奪われていたが、五色沼の見どころは他にもある。カラマツの美林や赤い実をつけた木、雪面に落ちているノリウツギなどは、自然がつくり出したまさにアートだし、カモや白鳥といった野鳥を観察するのも楽しい。時間を気にせずにのんびり歩けば、もっといろいろ発見できそうだ。


五色沼最大の毘沙門沼。カモと白鳥が飛来していた

12:30を回った頃から、どこか適当な昼食場所はないかと山の神と物色しながら歩いてきたが、結局最後の毘沙門沼まで来てしまった。12:56ベンチが置かれた見晴らしのいい場所に出て、昼食にありついた。お湯を沸かしていると、やがて家族連れもやってきて賑わった。 

昼食後、毘沙門沼の周遊コースを歩いて、13:54愛車の待つビジターセンター駐車場に戻った。

2015年年末裏磐梯のスキー場事情に戻る

参考:
2004年夏の五色沼散策http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/6b8a1f2ab9b6763fca43e4ac9a894f99
スノーシューhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/c/a0af62b0ea805848653b4338d1ed75dd

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする