標高1627m 宮城・秋田・岩手県境
2010年9月17日(金) 晴れのち曇り
メンバー 山の神と私
コースタイム 須川温泉8:45--9:30昭和湖9:40--10:15天狗平10:20--10:40栗駒山山頂10:55--(11:30産沼)--12:40須川温泉
前泊は須川高原キャンプ場の予定だったが、悪天のため、@ビジネスホテル一関 三関店に変更。じゃらんのポイントを使って、ツイン一泊朝食付き¥6,200。格安。同じ系列の駅前店は付近に飲食店があって便利だが、三関店は駅までちょっと遠いのと、周りには中華屋しかないので、晩飯は食べてからチェックインするほうがいい。われわれはその中華屋でビールを飲みながら、レバ定や餃子定を食べ、満腹。東北に来てから連日食べ放題状態で、体重が気になり始めた。
9月17日、天気予報が午後から晴れといっているので、なるべく遅めの出発にすることにはしたが、下山後の温泉宿も楽しみなので、ジレンマを感じながらも7:00にホテルをチェックアウト。朝食付きだったが、7:00からなのでパスして、部屋でコンビニめしを食べて、出発とあいなった。
山越えの移動に備え、ガソリンは満タンにし、コンビニで行動食、お茶を購入。国道342号に入る。道は空いている。真湯温泉の辺りから山道になり、九十九折。狭いところが多く、紅葉の時期は身動きとれなくなるんじゃと思いながら、須川温泉を目指す。
8:15須川温泉到着。なんと青空が。天気はおそらくダメだと踏んでいたから、この僥倖を逃すまいと、全速力で登山の仕度にとりかかる。とは口ばかりで、トイレに寄ったり、スパッツを装着したり、登山口はどこだなどと言っているうちに時間はみるみる過ぎた。8:45に須川高原温泉の建物の横から登り始める。湯気がもうもうと立ち上る。硫黄の匂いがすごい。
登山道は水たまりがあったり、川のように水が流れていたりと昨日の雨の影響をもろに受けている。歩き始めてすぐに年配の観光客3人を追い越す。名残ヶ原に出る手前で栗駒を一望。
ほどなくして 名残ヶ原。湿原だ。
苔花台の分岐を進むと、沢の渡渉。
9:30昭和湖に出る。白濁の水が印象的だ。ベンチがあってゆっくり休める。
9:40昭和湖から樹林帯に入る。ここから登り始めの登山道は整備中で、何人かの作業員が真新しい丸太を埋め込んだ階段を設置していた。ぬかるんでいるから、泥々になりながらの作業。ごくろうさまです。
10:15天狗平。急劇にガスってきて、青空終了。何てことだ。ちょっと休んで山頂へ向かうと、何組かのパーティと遭遇。平日だというのに。さすがは人気の山!
栗駒山頂には10:40到着。残念ながら、ガスって白いママ。行動食として持ってきたバームクーヘンを食べながら、一瞬でも晴れてこないかと期待したがダメだった。
10:55あきらめて下山開始。
下山してからの昼食を予定していたので、休憩なしでさくさく下りる。産沼は11:30通過。
湿原まで下ると、毎年この時期に来ているという単独行のおじいさんに会う。去年来たときは、きれいに紅葉していたけど、上のほうはどうかね? 全然ですよと答えると、ちょっとがっかりしたようで、今日は曇っているし、上に行くのは明日だから……と言い残して去っていった。
下山は、12:40。だいぶ遅くなってしまった。食堂で昼飯にする。山の神は温かいなめこそば¥650、私はざるそばと稲荷のセット¥800。
本日の泊まりは鳴子温泉。でも岩手・宮城内陸地震の影響で崩れた道がまだ開通しておらず(なんと翌18日が開通だった)、山のほうを迂回していくことに。でも災い転じて福となすで、黒基調の建物で味わいのある山間の秘湯泥湯や河原毛地獄を見られた。
ただし、この泥湯への道では2つハプニングがあった。泥湯に通じる唯一のこの狭い林道で工事をしていた。一本道だから通行止めにできないのだろう。工事車両と幅ギリギリですれ違った。もう一つは、脱輪騒ぎ。おそらくすれ違いに失敗し、蓋のない側溝にはまったのだろう。既にいた他のドライバーとともに、島根ナンバーの車の脱出のお手伝いをした。貴重な体験? 鳴子温泉にはほぼ予定どおり、15:30頃到着。平日の格安プランで前日に予約しておいた、名湯・秘湯・うなぎ湯の宿 琢�魅(たくひで)にチェックイン。お肌がうなぎのようにつるつるになる極楽の湯で、山の神もご満悦だった。