こんばんは
今日は一旦冬の寒さに戻りましたね。
三寒四温とはよく言ったもので、こうやって少しずつ春が来るんですよね。
桜のつぼみも昨日までは順調に膨らんできましたが、今日は一休みで明日からまた膨らみおそらくこの週末には開いているでしょう。
春になると見慣れた花ばかりですが花がたくさん咲くので、朝の散歩が楽しみです。
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昨日は女性の大数学者エミー・ネーターの誕生日でした。
Googleのバナーが変わっていましたね。
ネーターのことについて記事に書こうと思っていてすっかり忘れていました。
エミー・ネーターの業績はたくさんありますが、一番は「ネーターの定理」です。
これは「系に連続的な対称性があればそれに対応する保存則がある」というものです。
例えば「エネルギー保存の法則」というのがありますが、これは「時空の並進対称性」に対応しています。
時空の並進対称性と言うのはつまり「ここで成り立つ物理法則はあっちでもこっちでも同じ法則が成り立つ」ということです。
「エネルギー保存の法則」は当たり前のことで、何もないところからエネルギーが突然生まれることはないし、エネルギーが突然消えて無くなることもないわけですが、じゃあ「なぜエネルギーは保存するのか」と言うとなぜなんでしょう。
その答えがこのネーターの定理なんですね。
法則を法則で終わらせないでさらに「なぜ」と追求するのが物理学で、この子供の質問のように「なぜ?なぜ?・・・」と続ける「還元主義」が物理学の進歩の原動力です。
エミー・ネーターはあのアインシュタインが「最も価値ある貢献をした数学者」と称えた人です。
女性の数学者は他にもソフィー・ジェルマンとかエイダ・ラブレイスがいますね。
ソフィー・ジェルマンはフェルマーの最終定理とか素数の考察に業績を残し、エイダ・ラブレイスは詩人バイロンの娘で世界で最初にコンピュータプログラムを作った人です。
世界にはすごい人がたくさんいますね。
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