こんばんは
こんな本を読みました
縄文時代から平成まで、日本国の成り立ちがよくわかります
日本人が世界に誇れる民族であることがよくわかります
歴史の本を読むことが最近増えてきて、少しずつ歴史というものがわかりかけてきています
学校で習う歴史は面白いと思ったことはありませんが、この本は面白い
著者の百田尚樹さんは非常に個性の強い作家ですが、この本を書くにあたりよく歴史というものを調べ上げています
歴史の定説が必ずしも事実に基づいていないということもよくわかります
この本を読んでいるうちにふと自分というものがわからなくなってきました
自分の存在はもちろん両親の存在が前提ですが、その両親もそのまた両親の存在が前提となります
自分につながる全ての両親すなわち生物の命の連鎖があってこそ自分というものがここに生きているのだと痛感します
自分につながる全ての人間が縄文時代まで遡っても、さらに類人猿やその前のお猿さんやさらにその前の小さな哺乳類さらにカンブリア紀の奇妙な生物さらにプランクトンのような単細胞生物さらに遡って生物とも無生物ともつかない有機物
そこに至るまでの全ての命が繋がって今の自分があるのだということが不思議でなりません
仮に自分の祖先が戦国時代の戦いで死んでしまっていたら自分はいないはずですよね
自分の父がシベリアに抑留されてそこで死んでしまっていたら自分はここにはいないはずですよね
自分の母が敗戦後に朝鮮半島を無事に帰ってこれたから自分がここにいるんですよね
自分がここにいるということと今読み終えた日本史というものが妙にリンクしています
高校や大学時代は歴史というものに全く興味がありませんでした
過去の出来事を知ったからと言って何になるのか、今の時代に必要なのは科学技術で人の役に立つ価値のあるものを作り出すことが人間のやることだと極端な考え方でいたような気がします
しかし歳をとったからかもしれませんが段々と歴史が特に日本人の出自というものが自分自身の出自として大切なことに思えるようになってきました
歴史を知ることは自分自身を知ること
日本人に生まれてよかった
自分の子孫がそう思えるような日本を残してあげたいですね