いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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時折、プライベートも少々。

義務を果たして権利を主張

2009-10-23 07:19:21 | Weblog
         《平日の早朝、開店前のパチンコ店に並ぶ若者たち》   分類・私

 今年は完全失業率が1953年の統計開始以来、過去最悪となり「弱い立場」の派遣社員や非正規雇用労働者の雇い止めが先行し、現在では正社員にまで雇用調整が及んでいるというから景気は楽観視できる状況にはありません。
 これから年末、正月に向けて更に厳しくなっていくでしょう。

 冒頭で「弱い立場」に力点を置いたのは収入、生活、家庭に対して真に困窮している人という意味で、政府や地方自治体は甘いチェックだけで単純に救済目的を理由とした支援金を支給するのは一考を要すると思います。
 つまり派遣の立場ではあっても、いつかは正社員になれるだろうと期待を持って真面目に働いている人と、もともと会社や他人に束縛されるのが厭だから、自由の利く派遣社員の道を選択しているという人も存在すると考えられるからです。

 政府は、国民年金加入は国民の義務だと言っておきながら、今や国民の半数ちかくは未払いの人が多いというのにも拘わらず、決め手となる厳しい罰則はありません。
 関係官庁からは「そのような人は受給資格が発生しないので将来、年金を受け取ることが出来ません」と納得のいくような?答えが返ってくるだけです。

 しかし、苦しい中で40年間積み立ててきた人が受給資格を得て、毎月受け取れる金額が7~8万円であり、若くて元気な内にも支払い義務を怠り自由気儘に過ごしてきた人が、やがて生活保護を求めて結果的に年金額以上の金銭を受け取れるという福祉システムには心の奥底から疑問を抱きます。
 生活保護世帯が170万件を越え、更に膨らんでいく中での線引きは難しいでしょうが、せめて「正直者は馬鹿を見る」ことだけは避けたいものです。
 矢張り、義務を果たしてきた者が堂々と権利を主張することができ、最終的には実績として報われるという世の中であって欲しいです。     ※写真は本文との直接的な関連性はありません。
  
  
 
 本日の催し  10月23日(金)  二黒 友引  旧暦9/6

◆三人展「装飾動物花蝶苑」   10:30~17:00 (最終日)   
 於・エコビレッジ+プラス (いわき市鹿島町下矢田)  0246-28-0112

◆いわき遊宴倶楽舞 19:00~ 於・鹿島公民館   0246-29-2250
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