いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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鹿島の昔話 「鼬と十二支」

2010-04-12 08:28:43 | Weblog
         《イタチは十二支から除外されたが別の役を貰った》  分類・民
                            

 鹿島の昔ばなし④ (イタチ)と十二支

 昔々、動物の集まりがあって、そこへ13匹の動物たちが集まってきたんだと。

 そこで十二支を決める事になったのはいいんだけんども数からして、どうしても1匹だけ余ってしまうことになっぺ。
 そんで運悪く、メンバーに除外されたイタチが憤慨して「私一人だけが十二支に入ってねえのはどういう訳なんだっぺか」と皆に詰め寄ったんだと。

 そうしたら或る動物が「つい、お前のごと入れんのを忘れたけんとも、あんたごと(あなたのこと)は一番いいとこさ入れてやっから、我慢してくんねか」と低姿勢で謝ってきたんだとよ。
 そんで、相手の言う事には「お前はイタチだから月の初めを“つイタチ”と呼ぶようにして名を残すようにしてやる」と約束をしてくれたもんだからイタチも「それなら良かんべ」と納得したということだ。

そんな事があるもんだから今でも毎月一日を、「ついたち」というようになっているんだそうだ。  
                                   おわり
                                                     
  4月12日(月)    八白 大安   旧暦2/28


  

  
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