いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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時折、プライベートも少々。

人の命と判決

2009-02-21 07:22:31 | Weblog
 東京都江東区の女性(当時23歳)が殺害された事件で、同じマンションに住むH被告(34歳)に東京地裁は無期懲役の判決を言い渡したのは18日。
 
 私の推測に反して「死刑」は免れました。勿論、私は殺人者全てを死刑にせよとは云う積りはないが今回の判決には何か釈然としないものが心に残ります。

 つまり判決の主だった内容から云うとこうなのです。

①被害者が一人で計画性がなかった。(衝動的な殺害)
②死刑は人間存在の根源である生命そのものを永遠に奪い去る冷厳な極刑であり云々。
③被告は、前科前歴がなく、職に就いて一定の収入を得るなど・・・
④被告は拉致した後も2時間以上にわたり、当初意図していた強姦はもとより、わいせつ行為にすら至らなかった。

 判決要旨を一見しただけでも、このような文字が目に飛び込んできました。

 そこで私の主観的な意見としては、こうなります。

①あくまでも強姦が目的で、周囲が騒がしくなったきたから証拠を無くすために止むを得ず殺害した。ということなのでしょうが命を落とされる人の恐怖感たるや、現実に直面した人でなければ推し量ることは困難だと思います。しかも相手は女性です。

②犯罪者を死刑から護る文言になっていますが、これでは殺される人はいつも「殺され損」になってしまい、なによりも第一に殺されていった人の生命の尊さを優先させるべきだと思います。

③被告の前科前歴は関係ありません。被害者の頸部(けいぶ)を一突きに刺し、細かく切断して遺棄した者を、初犯だからとか、深く反省しているなどでは減刑の根拠にして欲しくないと思います。
 マスコミでは取り上げませんでしたが、現代の猟奇事件にあたります。

④被告は拉致した後も2時間以上何もしていなかったというが、被害者にとっての2時間は気が遠くなるような時間であった筈です。


 5月から裁判員制度が始まる中で、市民が「死刑か、無期懲役か」を迫られてきた場合の判断は誰もが迷うところではないでしょうか。



  本日の催し 2月21日(土)

 あそびのあしあと作品展   場所:鹿島ショッピングセンター・エブリア2階
   カワイ絵画造形教室福島事務所が、いわき地区の生徒の作品を展示します。 入場無料。


 ひな人形作り  10:00~12:00 いわき市暮らしの伝承郷
   折り紙を使って、優雅で素敵なおひな様を作りましょう。
   指導者・高橋政雄さん 休憩コーナー 材料費100円
              先着30名 ※開始5分前に集合してください   





 


 
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