いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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駄菓子屋さんが出現

2019-07-12 22:26:33 | Weblog
                             分類:催
                      
      場所:鹿島ショッピングセンターエブリア 1階エブリア広場
        いわき市鹿島町米田字日渡5


   エブリア広場に縁日 7月12日(金)~7月22日(月)まで
 鹿島ショッピングセンターエブリアでは今日(12日)から、1階中央広場で期間限定の 『駄菓子屋思い出横丁』 のコーナーが始まった。
 
 昔ながらの駄菓子や小物玩具などが、昔風に再現された店頭に置かれているのを見ると、西岸良平の漫画 『三丁目の夕陽』 の年代に育ってきた人たちには何とも懐かしく、その場に立っているだけで昭和ロマンが周囲に充満してくる感覚に浸れる。
 現代っ子には、これまた珍しい菓子や商品に興味が湧いて、触ったり欲しくなったりするのは当然。

           《駄菓子屋こそ、子供が成長する通過点だった》

 鹿島の駄菓子屋といえば唯一 『おまるさん』 という店があった。昭和40年代前半頃まであったろうか、看板も何もなく隠居の一角を店にしたようなところで、マルという老婆がやっていたので、誰言うとなくおまるさんの愛称が付いた。
 生徒は現代のようにグループで登下校していた訳ではなかったので、学校が終われば家に帰るのは自由だった。だから下校時には駄菓子屋の前で道草を食うには格好の場所になった。
 いま思うと、駄菓子屋には子供の射幸心を煽る品が多くあった。例えばキャンディーでもプロマイドでも開けると当たりはずれが出てきて、当たるともう1本(1枚)という売り方もあったから、つい後を引いて金があれば使い果たしてしまうような仕組みになっていた。
 点数を集めると菓子メーカーから好きな漫画本が送られてくる方法もあった。純真な子供がそういう過程を経て大人のズルさ、賢さ、上手な世渡り術を身に付けていったのかも知れない。体裁のいい言い方をすると 「社会学」 を学んでいった場所だったのだろう。
  


        開催時間:10:00~20:00 ※最終日は15:00まで。
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