いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

村全戸で使用した古井戸

2009-11-29 07:57:06 | Weblog
               今も残っている古井戸》    分類・歴

                    所在地  いわき市鹿島町飯田字腰巻

 明治22年に近郷12村が合併して鹿島村(現・鹿島町ですが、うち3地区は常磐を名乗っている)として村政が布かれましたが、この飯田地区もかつては12村の内の一つで飯田村として独立していました。

 ところが民家は、たったの七軒で村勢を維持していたのですから、全国的にみても稀な村だったのではないでしょうか。 ※しかし、明治初期の記録上では戸数は八軒あったようです。

 いつの頃からかは定かではありませんが「飯田七軒鍋七つ、摺鉢三つで井戸一つ、鶏三羽でホーイホーイ」と他部落の人たちから冷やかされたこともあったらしく、今でも古老の中にはハッキリと覚えている人は複数おります。
 これは小部落ではあるが何事も助け合い、どんな相談事でも纏まりが早いことが他部落の人たちからみると羨望の的であったらしく、それが揶揄される原因にもなったと思われます。

 唄の文句にあるように昔は井戸が一つであった確証を得ました。
 地区内の小泉宅で、曰く付きの古井戸の場所をお訊ねしたところ、スグそこにあるのがそうだと言いながら“昔は、その井戸で七軒が使っていたんだ”と言葉を付け加えてくれたからです。
井戸の深さは約4mほどあり、水はいくら汲まれても元の水位に戻るという湧出量の豊富さで、以前は部落有地としてその周囲数坪の敷地を持っていましたが、現在は大蔵省財務局の官有地となっています。
 

  本日の催し  11月29日(日)  一白 仏滅   旧暦10/13

◆「街頭献血」 10:00~11:30  13:00~17:00  
  主催 福島県いわき赤十字血液センター
  於・鹿島ショッピングセンターエブリア 南口駐車場

◆「愛の血液助け合い運動」小名浜地区街頭キャンペーン  13:15~16:00
  ポケットティッシュ、チラシ等の配布→各出入口、吹抜け1Fエスカレーター付近
 ※主催及び場所は同上  

◆ファファトランポリン  プレビ主催  11:00~17:00  
 料金1回200円=5分間(小学生以下に限る)
  於・鹿島ショッピングセンター 1階 エブリア広場

◆企画展「いわきぐるっとコレクション ニューアートシーン・インいわき出品作家によるわ「たしが選ぶ」いわき市立美術館 ザ・コレクション」
 於・いわき市暮らしの伝承郷  企画展示室・民家ゾーン(観覧料が必要)
  0246-29-2230
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