いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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羽黒山に関連する専明院

2018-06-05 06:41:11 | Weblog
                     《平成13年に再建された専明院》
                                            分類:観                                 鹿島町を見て歩こう(90)      専明院 (せんみょういん)                                いわき市鹿島町下矢田字前原                                                     羽黒山の教えを末端に布教するために建立
      本尊  大日如来(寄木造)
      創立  天文14年(1545)10月
      中興開山  法印権大僧都祐水毎上人 (棟札による)
      大日如来を安置  智海上人 (光背に「奉造立智海」の銘あり)

 山形県鶴岡市にある羽黒山は寂光寺と称して神と仏の修合の寺院ですが、下矢田の専明院は、その教えを末端の人々にまで広く布教するために建立されたものです。
 羽黒山といえば、出羽三山の一つで古くから修験(山伏)の霊場であったことで知られています。

 専明院の正式名は[如来山・行覚寺]といいます。
 「いわき」では専明院(下矢田)の他に、常光院(久之浜)、善行院(狐塚)、柳澤寺(野田)があり、それらの各寺は数ヶ所に末寺を有し、特に専明院の配下寺にあっては延喜式七社に指定されている鹿島神社の別当である、上矢田の神宮寺、水祝儀の歳事を行う沼之内の地蔵寺など全部で17ケ寺が属していました。

 昭和2年に、これまで大きな伽藍だった専明院は改築され小さくなり権現堂と呼び、昭和53年1月にも堂内の改修が行われました。
 現在ある堂宇(=写真)は平成13年に再建されたものです。

      行事  2月8日・9月8日 縁日
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