いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

鹿島街道、発展の軌跡

2018-06-25 06:52:43 | Weblog
         《平~小名浜間が最短距離なので利用車が多い鹿島街道》
                  
                              分類:地
                         
   いわき市の交通・商業の要所として定着した鹿島町
 昭和30年の後半に入ると、現在の鹿島街道は断続的ではありますが、田圃の中を突き抜けるような形で道路工事は着々と進められていきました。

 そういう状況の中で旧・鹿島街道(正確には主要地方道石城・古道線)は山裾を曲がりくねって、道路沿いに昔ながらの店が間隔を置いて幾つかありました。           
 小名浜方面(御代坂)から平方面(くうじ山)迄の店を列記してみると、佐原酒造・佐藤商店・筥崎自転車店・波立商店(通称おくにさん)・箱崎商店(通称おまるさん)・鹿島農業協同組合・薗部商店・尾沢理容店・鹿島郵便局・桜井精米所・土井理容店・小野商店(通称とべたな)・薗部精米所・ばんかり屋)・相馬精米所・佐原商店の以上16店舗だけでした。                       
    《久保の岩薬師(右端の白い車の上)の前を一直線に突き抜かる鹿島街道》

 やがて新・鹿島街道が開通すると、人も路線バスも之迄の旧道から離れていき、新道沿いには多種多様の店舗が急速に進出してくるようになりました。
 昭和55年の調査で街道の両側に沿って開業した店舗数を 「御代坂~くうじ山」 間の条件で数えてみると、総計で117店舗ありました。

 その後、平成21(2009)年10月に同じ区間で調べてみたところ、総数173店舗で、昭和55年比、56店舗の増加という結果が出ました。

 既に、鹿島街道沿いに店舗を進出させていくことは土地のスペース上で無理があるので、これからは街道を二重、三重に囲むようにしながら店舗は更に増え続けていくものと思われます。
            
                         
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 往古、鹿島は海底だった | トップ | 郊外型鹿島ブックセンター »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事