分類:地
貴重な文化財を失くした
24日(土)の午後11時前後に久保地区にある通称、岩薬師の山が崩壊しました。
この山は鹿島街道(県道小名浜・平線)沿いにあり、いわき市指定有形文化財 『久保の磨崖仏』 が4体あったが何れも崖崩れによって消滅してしまったのです。
《磨崖仏があった場所は、一瞬にして跡形もなくなってしまった》
約1,5kmが全面通行止めになりバスの運行にも支障が出て、船戸(柿境)~走熊(小神山)間は迂回道路を通行するようようになったために 「久保入口」 「船戸」 「船戸団地」 の3停留所は利用不可の事態となりました。
《通行止めになった鹿島街道(手前)で、左側が平方面》
《1番目の写真と比較すると無残な姿になった事がよく判る》
磨崖仏は、久保の金光寺(箱﨑亮弘住職)の所有で、平成21年(2009)4月に、市指定有形文化財に指定されたもので4箇所に彫られており、薬師・阿弥陀・弥勒・釈迦像が東西南北に位置していました。
地元の人たちからは、この磨崖仏を 「岩薬師さま」 と呼ばれて親しまれていました。
《かつて鹿島街道を走行中に見えた磨崖仏の数々》
2次災害を防止するための対応として崩れた箇所へ大型土のうを積んで、その後は4車線の内、2車線を緊急確保に務め規制解除する予定とのことです。
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