分類:観 鹿島町を見て歩こう㉞ 《下矢田地区》 いわき市鹿島町下矢田字大作
杉社山真浄院 檀家が寄進した金剛力士像 杉社山(すぎやしろざん)真浄院の山門入口に金剛力士像があります=写真。
「阿」 と 「吽」 を表した2体で、この金剛力士像建立の経緯を記した石碑が像の脇にあります。
《門前に一際目立つ金剛力士(仁王)像》
ここに奉る金剛力士像は、平成3年に同地区に住む檀家夫妻が 「金婚式記念」 に建立したもので、像の正面左側にその経緯を記した石碑もあります=写真下右。
末文で開眼導師(同寺兼務住職)が 『この功徳をもって、仏法を護持し、全世界の永久平和を心から願う』 と締めています。
《真言宗智山派 真浄院 入口》 《功徳主夫妻の碑》
【金剛力士】 金剛力士はインドの梵語でヴアジエラ・バーニと呼ばれ、日本では仁王様とし
て親しまれています。
インドにおいて門の両脇に武器を持った薬叉を置いて精舎を守護していたこ
とから仏法を守護する誓いを持った守護神として、お寺の門前で安置される ようになりました。
口を開いているのが「阿」で、ぐっと口を結んでいるのが「吽」の像です。
密教では「阿」は全てが生じる心の源、「吽」はそれらが帰着する智徳を意味 しており全ての始めと終わりを象徴しています。
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