分類:史
所在地 : いわき市鹿島町船戸字八合
しゅみごん様 に寄り添う桜
須弥権現(しゅみごんげん)の所在を知らせるかのように巨大な桜の木があるが、地元の人たちはこれを 「しゅみごん桜」 と呼んでいます。
《二代目ともいわれている巨木の桜》
しゅみごん桜は、鹿島街道沿にある久保の磨崖仏と 「ガリバーいわき鹿島店」 の間にある道を入っていった左の山側にあります。
目通り周囲2m30cm、枝張り東西23m、南北16m、樹高約20mに達する山桜です。
その桜の根元の岩壁に二体の磨崖仏に似た石像があり 「しゅみごん様」 と呼んで祀(まつ)ってあります。磨崖仏とは自然の山などの岩壁に彫られた仏像ですが「しゅみごん様」も、そのような岩壁に彫られているものです。
長い間、風雨に晒されてきた凝灰岩の仏像は辛うじて仏像の面影を残しているが、今でも正月には「〆環(しめわ)」をつけた榊を捧げ、秋の氏神まつりにはツトッコ氏神(新藁で作った神供え)を捧げています。
《桜の根元にある二体の磨崖仏》
「しゅみごん様」とは仏典などによると、もともとは須弥権現(しゅみごんげん)と呼ばれていたものが、いつの時代からか「げん」の言葉が外れて「しゅみごん」になったようです。
仏典で須弥とは、そびえ立つ崇高な高山の意味があり、わが国では神として現れた姿を差すようなので、須弥権現は即(すなわ)ち仏ではなく神なのです。
所在地 : いわき市鹿島町船戸字八合
しゅみごん様 に寄り添う桜
須弥権現(しゅみごんげん)の所在を知らせるかのように巨大な桜の木があるが、地元の人たちはこれを 「しゅみごん桜」 と呼んでいます。
《二代目ともいわれている巨木の桜》
しゅみごん桜は、鹿島街道沿にある久保の磨崖仏と 「ガリバーいわき鹿島店」 の間にある道を入っていった左の山側にあります。
目通り周囲2m30cm、枝張り東西23m、南北16m、樹高約20mに達する山桜です。
その桜の根元の岩壁に二体の磨崖仏に似た石像があり 「しゅみごん様」 と呼んで祀(まつ)ってあります。磨崖仏とは自然の山などの岩壁に彫られた仏像ですが「しゅみごん様」も、そのような岩壁に彫られているものです。
長い間、風雨に晒されてきた凝灰岩の仏像は辛うじて仏像の面影を残しているが、今でも正月には「〆環(しめわ)」をつけた榊を捧げ、秋の氏神まつりにはツトッコ氏神(新藁で作った神供え)を捧げています。
《桜の根元にある二体の磨崖仏》
「しゅみごん様」とは仏典などによると、もともとは須弥権現(しゅみごんげん)と呼ばれていたものが、いつの時代からか「げん」の言葉が外れて「しゅみごん」になったようです。
仏典で須弥とは、そびえ立つ崇高な高山の意味があり、わが国では神として現れた姿を差すようなので、須弥権現は即(すなわ)ち仏ではなく神なのです。