いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

ヘチマ棚を通って幼稚園に

2009-09-12 07:13:02 | Weblog
                     《かしま幼稚園のヘチマ棚》                 分類・地施

                           学校法人新妻学園 私立かしま幼稚園
                                        いわき市鹿島町走熊字渡折19-1

 幼児(おさなご)を守るが如し糸瓜(ヘチマ)垂れ

 かしま幼稚園は、園舎の側に駐車場がありますが朝夕などは幼稚園の専用送迎バスの他に、父兄の方々が直接マイカーで送迎されることも多く園舎から60メートルほど離れた場所に、もう一つの駐車場を設けてあります。

 その駐車場から幼稚園に向かうまでの途中に糸瓜棚があって、大きな糸瓜が幾つもぶら下がっています=写真。
 それは恰(あたか)も園児たちの往来を、通路の端で優しく見守っていてくれているかのように見えたので思わずシャッターを切りました。

 糸瓜といえば、短歌などで広く知られる正岡子規の命日を糸瓜忌といいます。
 
 正岡子規は満35歳に僅かに満たない短い生涯を閉じましたが、病苦の底で書き残した「糸瓜」に関する絶筆三句があります。
   糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
   痰一斗糸瓜の水も間にあはず
   をととひの糸瓜の水も取らざりき
 病床から庭を眺めて、軒下の棚にぶら下がっている糸瓜を見て詠んだのです。
 糸瓜は蔓を切って水を採り、咳止めや痰切りとして薬用されますが、子規にはそれも不要になります。
 糸瓜の句を詠んだ翌日、子規は永遠の眠りについたのです。 ●糸瓜忌と云われる所以です。

     本日の催し  9月12日(土)    七赤 赤口   旧暦7/24

            ◆『水墨画二人展』  多田早苗さん・国分華寿さん  9:00~17:00
                              於・いわき市暮らしの伝承郷   0246-29-2230

            ◆『大谷巌焼締陶展』   10:30~18:30  
                        於・ギャラリー創芸工房(鹿島町走熊)   0246-29-3826

            ◆体験学習 民話の語り   13:30~14:30  
                       於・いわき市暮らしの伝承郷 旧川口家
                     語り手 いわき民話の会のみなさん  参加費無料(観覧料は別途)

            ◆鹿島押し花サークル合同作品展  10:00~
                       於・いわきかまぼこ工房ゆめギャラリー   0246-75-1666

            ◆鹿島演歌教室  9:30~   鹿島公民館
コメント
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