今朝はひさしぶりの雨。そのためずいぶん薄暗いのですが、冷え込みはなくすごしやすくなっています。さて、グスタフ・レオンハルトによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」、これからきくのは、ほっとするようなプレリュードにはじまるホ長調の第9番(BWV878)です。2部形式のプレリュードは、おだやかな冬の朝にきくのにもちょうどよく、その響きは雨脚のようでも。フーガは4声で、主題は、バッハの先輩で同時代を生きたヨーハン・カスパル・フェルディナント・フィッシャーの「アリアドネー・ムジカ」からとられているとのことです(『バッハ事典』)。
CD : BVCD-38098~99(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)