今週の月曜日から土曜日までは、「フランス組曲」を楽しむことに。チェンバロ演奏は中野振一郎によるもので、2001年4月の録音です。これからきくBWV812をはじめとし、「フランス組曲」はさまざまな筆写譜で伝承されていますが、中野が選んだのはアルトニコル筆写譜。バッハの弟子で娘婿でもあるアルトニコルの筆写譜は、「バッハの基本的なコンセプトに忠実と考えられ」(『バッハ事典』)ており、中野は「演奏者に18世紀的な『自由』を与えてくれ」(CD解説)るために選んだとのことです。
CD : COCQ-83827→38(コロムビアミュージックエンタテインメント)