これから楽しむのは、ラデク・バボラーク(ホルン/編曲)とベルリン・バロック・ゾリステンによるホルン協奏曲集(Häanssler CLASSIC HC21000)です。もちろん、バッハにはホルン協奏曲はなく、CDに収録されている3曲も、チェンバロ協奏曲などからの編曲。ここできくのはチェンバロ協奏曲第4番(BWV1055)が原曲で、編曲にあたってイ長調を変ロ長調に移調しています。バボラークはこの録音を控えめに、「実験的」と表現していますが、きいていてホレボレするようなできばえで、チェンバロやオーボエ・ダモーレとはちがう新たな楽しみを与えてくれます。ベルリン・バロック・ゾリステンは13名編成。録音は2020年です。