一昨日からきいている、スティーヴン・イッサーリスとリチャード・エガーによるガンバ・ソナタ(Hyperion Records CDA68045)。今日きくのは、そのソナタ第3番です。ガンバ・ソナタをチェロでひくと、どうしても明朗快活にすぎる響きになってしまいがちなのですが、イッサーリスはガット弦をもちいいているため、ほかのチェロ奏者にくらべるとずいぶん音色もまろやか。ただし、ガット弦とイッサーリスの芸術性をもってしても、オリジナルのよさはいかしきれていません。第3番は協奏曲風なソナタですし、イッサーリスたちの演奏がけっしてわるいわけではありません。