レオ・ファン・ドーセラールが2001年に録音したアルバム「Bach Organ Fantasias」。このアルバムの収録曲中から、まず時節にあうオルガン・コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」をきき、そのあと自由曲(ファンタジー)を収録順に楽しんできました。これからきくのは、アルバムの最後におさめられた、「足鍵盤のオブリガートをともなうオルガーノ・プレーノのための」ト短調のファンタジー(BWV542)。ファンタジーとは「別々の機会に成立した」(『バッハ事典』)というフーガ(いわゆる大フーガ)は、ここには収録されていません。なお使用オルガンは、カンペン(オランダ)のボーフェン教会内聖ニコラース教会レイル・オルガン(1999/2000年)です。
CD : NWC101309(NorthWest Classics)