昨日からききはじめた、リナ・トゥール・ボネたちにのアルバム「Johann Sebastian Bach / Himmelsburg」(2022年録音)。表題の「Himmelsburg」は「天国の城」あるいは「天の城」と訳される、ヴァイマール宮廷の教会(1658年に落成し1774年に焼失)のこと。トゥール・ボネのYoutubeチャンネルLina tur bonetには、Bach Himmelsburgという、みずから解説しているプロモーション映像があり、演奏会のようすだけでなく、ヴァイマール城などの絵画なども挿入され参考になります。
さて、今日きくのは収録順どおりニ短調のヴァイオリン協奏曲(BWV1052R)。ニ短調といっても「2つの」ヴァイオリンのための協奏曲ではなく、同調のチェンバロ協奏曲第1番からのいわゆる復元協奏曲(再構成された協奏曲)のほうです。共演のムジカ・アルケミカは、ティモティ・フレーニ(ヴァイオリン)、迫間野百合(ヴァイオリン)、ナタン・パルーゼル(ヴィオラ)、マルコ・テストーリ(チェロ)、マルゲリータ・ナルディーニ(ヴィオローネ)、マッテーオ・メッソーリという6名での編成です。
CD : GCD 924702(Glossa)