今日からきいていくのは、ヨハネス・ラングによる「Bach and B-A-C-H」です。ラングは1989年生まれのドイツのオルガン奏者。2012年の第18回ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールのオルガン部門で第1位を獲得した若い演奏家です。「Bach and B-A-C-H」の録音は2014年なので、受賞2年後のアルバムということになります。収録されているのは、バッハのほかに、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、ロベルト・シューマン、ヤン・エズラ・クールの作品。ここで楽しむのはバッハのみで、これからきくのは収録順どおり、ホ長調のプレリュードとフーガ(BWV566)です。使用楽器はクリストフ・トロイトマンによるグラウホフの修道院教会のオルガン(製作は1734年から1737年、修復は1989年から1992年)です。
CD : GEN 14324(GENUIN classics)