これからきくのは、スティーヴン・ファーによる「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」(2018年録音)です。このBWV768は、4声体のコラールと、続く11の変奏(初期稿では4変奏)からなるオルガン・パルティータ。ファーは1967年生まれのイギリスのオルガン奏者で、ピート・ケーやハンス・ファーイウスに学んでいます。弾いているのはベルナール・オーベルタン・オルガン工房社のオルガン(2015年)。イギリスはイースト・サセックスの、フェアワープの私邸に建造されたものですが、3段手鍵盤と足鍵盤に、38の音栓をそなえる堂々たるオルガンです。
CD : RES10234(Resonus)