今日からきいていくのは、マルク・アンタイとピエール・アンタイの兄弟によるフルート・ソナタ。2016年に録音されたアルバムには、真作性に疑義のない5曲のソナタが収録されています。つまり、通奏低音とのホ長調(BWV1035)とホ短調(BWV1034)、オブリガート・チェンバロとのロ短調(BWV1030)とイ長調(BWV1032)、独奏のためのイ短調(BWV1013)です。今日きくのはまずBWV1035で、いわゆる教会ソナタ形式の楽章構成となっています。マルクの吹くのはルドルフ・トゥッツ(2013年)のフルート(ジャン・ヒュサント・ロッテンブルグ)。アンタイの弾くのはウィリアム・ダウド(1984年)およびブルース・ケネディ(1994年)によるチェンバロ(ミヒャエル・ミートケの1702年)です。
CD : MIR 370(MIRARE)