今日は復活節第1日の1週間前、棕櫚の日曜日(枝の主日)にあたります。と同時に3月25日なので受胎告知の祝日でも。両日のどちらのためのカンタータをきくかということですが、今年は棕櫚の日曜日用の「天の王よ、汝を迎えまつらん」(1714年3月25日初演)をきくこととし、演奏はカール・リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団と独唱者たちのもの(ARCHIV PRODUKTION 439 374-2)を選びました。編成されたリコーダーは、フルートではなくリコーダーをもちいているのですが、素朴なリコーダーとビブラートたっぷりのヴァイオリンによるソナタは、いまとなっては不思議な響きです。