これからきくのは、クリスティーネ・ショルンスハイムによる「ゴルトベルク変奏曲」(BWV988)。ショルンスハイムのWV988は、1994年録音のCDをすでにきいています(「ゴルトベルク変奏曲」 BWV988 [3])が、これからきくのは2度目となる2016年の録音です。1994年録音のCDはどのような演奏だったか、どうもはっきりしないので比較はできないのですが、新録が自然なゆらぎをのある、すぐれた演奏であることはたしか。弾いているチェンバロも替わり、ミヒャエル・ミートケにもとづくチェンバロ(クリストフ・ケルン工房)がここではもちいられています。2枚組のCDの余白(といっても1枚目冒頭)には、ブクステフーデのアリアと変奏「ラ・カプリチョーザ」も収録ており、これはよい選曲ですね。
CD : C5286(CAPRICCIO)