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グローバル・リーグ戦2011終了!優勝は森嶋!!

2011-11-21 21:45:16 | プロレス
プロレスリングNOAH「グローバル・リーグ戦2011」は森嶋猛の優勝で幕を閉じました。

土曜日のリーグ戦最終日は旅に出ており…
日曜は日本シリーズ見てたら書く暇なく…

Aブロックでは森嶋が秋山を下して12点での逆転進出。
これはやや意外でしたね。秋山は金丸に負けたのが響きまくった。
潮崎は最後勝って11点に伸ばしたが、GHC王者が2位タイがやっとでは話にならない。
吉江は森嶋に勝ってかき回したが結局6点止まり。気合の割にはこのメンバーで6位タイ。
マードックは高山、森嶋、吉江に勝ったというのが凄いけど8点まで。

Bブロックはリーグ戦最終日に健介、杉浦が共に勝って11点に伸ばすも、
KENTAがバイソンを下してあっさり12点。
KENTAはその健介、杉浦には負けているが、他の勝てるところをキッチリ引き分けもせず勝った。
バイソンは9点。ヨネ、谷口に勝ってさえいれば独走だったか。
他はどうでもいいが、元気なのがジュニアのKENTAと40代の健介、杉浦。
そのあたりもう少しどうにかならないのか。

そして決勝。
試合は見ていないので書けませんが、
森嶋がヘビーの意地を示した、ということでしょうね。
GHCヘビーへの挑戦権をゲットしたとも言えるでしょう。
森嶋が、というかヘビーらしいヘビーが強いプロレスはやっぱり面白い。
KENTAもそれは大事だし強い。杉浦も世界に誇れるレスラーだ。
でも身体のサイズはやはりプロレスの一番の魅力でもある。
それを持つ森嶋がこうやって勝てたのは大きいんじゃないかな。

大きい選手にありがちな殻を破れず突き抜けられない、という課題を、
今回こそはクリアしたと思いたい。
ついに覚醒した、と書かれるかもしれないが、
本当に覚醒したのかどうかはこれからの戦いぶりでわかる。
今後トップに絡めない、ベルトに絡めないようだったら、
この優勝はただの花火で終わってしまう。
そうじゃない、NOAHをオレが引っ張ると言ったなら、それをリングで見せてほしい。
まずはおめでとう。


さて今回のリーグ戦、無差別級で18選手を2ブロック制にした試みでしたが、
率直に感想を言えば、非常に面白かったですね。
だから3大会も観にいってしまったのですが、払ったお金以上の価値はありました。
いろんな顔合わせが実現し、やっぱりプロレスの面白さはシングルにあると実感。
特にブレイクした選手もいない反面、秋山、杉浦、健介など実績ある選手が活躍し、
KENTAのヘビー超えという1つのテーマも提示。これで見る側はひきつけられた。
さらに森嶋のスランプ脱出→復活というストーリーもあり、
ボビー・フィッシュやトレバー・マードックというガイジンも華を添えました。
優勝者が特に何らかの挑戦権を与えられるでもないのは、いろんな意見があるでしょうが、
2人のシングル王者も参加してのリーグ戦ならば当然かと。

その意味ではGHC王者、潮崎の5勝2敗1引き分け=11点という成績は納得しがたい。
特に秋山、高山、森嶋相手で1点しか取れなかったのは話にならない。
秋山が11点であったのが救い?だがGHCは三冠の下だと思われてはいけない。
ただ、週プロでKENTAが言っていたようにNOAHファンは「秋山準」は応援しても、
「秋山の三冠ベルト」にはあまり興味がないのではないか。

しかし今回のリーグ戦は、あまり大物が呼べない、外敵も呼べない中で、
かなりのボリュームを見せてくれたのはよかった。やはりシングルはカードの可能性が広がる。
ジュニアも加えるのは他でもよくあるし、幅は広がったと思う。


ただ、当然課題もある。
まず日程がタイトすぎ。前夜祭を入れれば18日で13戦はさすがにやりすぎ。
しかも南は広島・高知、北は旭川。東京で3戦は財布に厳しいと何度も書いた。
そのせいか、選手にケガ人が多かった。ケガはつきものとはいえ、ハード日程でシングルが多いと…
終盤戦で疲れやケガからクオリティが落ちていないといいが。
内容あってこそのNOAHだけにね。
そして1大会で8、9試合をやったことで、試合時間の短縮が必要になってしまった。
それではちょっと内容の充実は難しい。それでも後楽園では熱狂が生まれたけど。
いろんな事情はあるだろうけど、日程、そして試合にゆとりが欲しかった。
さらに今日の函館、23日の花巻があってからの、27日有明コロシアム。
選手とスタッフの皆さん、どうぞ身体に気をつけて…

しかし1人の脱落者も出さず、完走しました。
今やこれだけの大規模な巡業を組めるのも新日本、NOAH、全日本ぐらい。
全国津々浦々行けるのはある意味、プロレスにしかできないこと。
東京の大きな会場でのビッグマッチも大事だけど、小さな町の体育館も同じように大事です。

次回は11・27有明コロシアム大会。
ついにKENTAがGHCヘビー級選手権に挑戦します。

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