デラシネ(deracine)

阪神タイガース・NOAH・BUCK-TICK・酒場・鉄道など

11・13プロレスリング・ノア「SEM」川崎ラゾーナ・プラザソル大会観戦記(試合)

2013-11-14 23:13:25 | プロレス
プロレスリング・ノアの別ブランド(彰俊の技はデスブランド)、
「SEM」の試合の感想篇です。といっても5試合だけですが…写真などは昨日の記事をご確認ください。

その前に初めてSEMを見て感じたことをいくつか。
・ラゾーナ川崎プラザソルに行く間、ラゾーナのイベントステージでは何かのライブが。(SEMの感想じゃない)
・会社出て早めに着くつもりが結構時間かかってしまった。品川から東海道線が早いのか。(SEMの感想じゃ…)
・ラゾーナって川崎市民なのにほとんど行ったことがない。プラザソルは小さなイベント会場。(SEM(ry
・うっかりしていると見逃してしまいそうな位置にある。スタッフらしき人がいてわかった。(S

・会場は南北西が2列、東(入口側)が1列の設定。椅子が大きく、すごく楽だった。
・煽りVはNOAHが作ったもののような感じ。すごくよくできていた。
・選手は同じ入口から入場。バックステージは狭そうな印象だったけど。。
・グッズ販売もあったが、SEMならでは、ってものがなかったのはちと残念。
・場外フェンスはなし、観客に非常に近いためか、場外乱闘は基本なし、場外へ飛ぶのもほぼなし。
・レフェリー、リングアナはいつも通りだったが、中山さんはいなかったのではないか。
・終了後、リングを触ってみた。硬い。こんなところで試合ができるレスラーはやっぱりすごい。
・ディファあたりでやるとまた違うんだろうね。他団体の若手も見たかった。
・19:00ちょうどに始まったが、自分が会場に入るところで暗転、カード発表。おかげで座れなかった。

そしてこの日、入口でチケットをもぎってもらうと、係の人に、「あ、東2列目8番ですね、ちょっと待ってください」
と言われて、「そこ、席がないんですよ、こちらと交換してください」と言われて南1列目15番のチケットと交換。
席がないのを間違って売ったのかなあ。ちなみに東側は2列までは椅子は設定できない幅だった。
でも、いずれにせよその交換でまさかの最前列ゲット。小躍りした。


最初に丸藤正道トークショー。昨日の写真の通り、背中側を見る位置だった…
司会のおねえさんが仲島有香さんという大変にキレイな人。若林健治アナウンススクール生ですと。
声もアニメ声に近く、声優でもやればいいのに、と思った。
で、天然なのか計算なのかわからないボケというか少しいい意味で飛び跳ねてる人だった。
永田を「白目を剥く人」って言ってたのは予定通りだろうけど(笑)
その仲島さんのボケに丸藤がツッコみ、あるいは仲島さんが個人的な相談を持ち込み…
そんな感じの爆笑トークショーでした。丸藤はカッコよかったです。
喋った内容はリーグ戦の感想とか、パーフェクト・フェイスロックの話とか(仲島さんがかけられたいとかw)、
有明コロシアム大会のこととか、「リングでは敵だけどKENTAには頑張ってほしい」とか、
三沢さん馬場さんの思い出とか、田上社長の思い出関係でノアサーフクラブ(あったね~)の話とか、
今日昼に発表された有明でのGHCタッグ戦、TMDKvs丸藤&中嶋のこととか、
いろんな内容だったけど、一番観客が喜んだと思うのが、
「もうすぐ練習生が4人入ってくる予定です」というもの。
新人は今年7年だか8年ぶりに熊野がデビューしたが、その後はまた練習生はおらず(消えた)…
NOAHファンの大きな関心事。SEMが若手主体ということもあって、若い力の奮起に期待していた副社長でした。
でも練習生は入ってもすぐいなくなることも多いので…4人のうち何人残るかな、ぐらいで見ておきたいですね。


試合を簡単に。
第1試合ではザック・セイバーJrvs原田大輔。
この日が誕生日の原田は最近絶好調。そしてNOAHファン期待のザック。こんな試合を最前列で、
しかも場内実況つきで見られるなんて…
ザックは遠くから見ると細いんだけど、間近で見ると筋肉はすごい。モリモリじゃなくしなやかで強そう。
原田も全身が鍛えられている感じ、そういうのが間近だとわかるんですね。
後楽園のB席4000円ではわからない世界がそこにありました。
興奮しましたね。なので、第1試合を見始めてからもう、「明日も来たい!」って思いました。
試合は腕の取り合い、エルボーとエルボースマッシュ、そして中盤からは原田フットスタンプ、
ザックは蹴りや腕ひしぎなどで攻めあい、激しいというより目まぐるしい攻防。最後はザックが巧に腕を取って、
ジム・ブレイクス・アームバーで勝利。第1試合からこんないい試合をありがとうございます。
ちなみに場内実況は、技の名前がスラスラ出てこず、少しガッカリ。てか途中から試合に夢中になった。


第2試合ではマイバッハ谷口vs大原はじめ。
最初からマイバッハが大暴れ、パワーで押し捲る。レフェリーとのやりとりも面白かった。
大原も反撃するが、いかんせん体格差があり、マイバッハペース。
そんな中、レフェリーに大原をぶつけたマイバッハがさすまたを取り出す。
しかし大原はさすまたを鉄柱に誤爆させるとさすまたを奪い、
すると突如さすまたを首に掛けて倒れこみ、自分がさすまたで攻められているように装う。
つまり、レフェリーに反則を取ってもらおうという頭脳?プレーを披露。
でもこれ、その場では観客の大半が「?」だったと思う。だってさすまたはマイバッハが反則攻撃で持ち込んだものだもの。
自分も最初は「大原、突然何はじめるんだ?(略して大原はじめ)」と思った。
最後は大原のムイビエンも出るが、マイバッハがチョークスラムからマイバッハボムで振り切った。


第3試合は小峠篤司vs平柳玄藩。
これが面白かった!!まず、玄藩の「小峠を慰めるマイク」で爆笑。昨日延長の末勝ったのは小峠なのに…
試合が始まったら今度はリング周りとバックステージで鬼ごっこ。
しかしリング上の攻防は小峠の攻撃を玄藩がかわし続け、ペースを握らせない、
そしてうまいタイミングで自分の技を出すという、玄藩はこうやって生きていくべきと思わせる内容。
妙に感心してしまった。技をスカされて怒る小峠を逆に利用していた感じ。
終盤はお互いに昇龍玄藩、腕きめ式前方回転エビ固めなどを披露も、
キルスイッチからの攻防を最後は小峠が丸めこみ勝利。
でもこの試合一番笑ったのは、玄藩がコーナーに上がるとき、コーナーマットを叩いて観客の拍手を要求する、
これはよくあるけど、そこからヘンなリズムで叩き出し、しまいにはコーナーの乱れ打ち。
しかも玄藩がすごく楽しそうで場内大爆笑!自分も今思い出しても笑えます。あれはまたやってほしい。

休憩。いつもコメントくださる方とお会いしてお話させていただく。


セミ、第4試合で杉浦貴vs北宮光洋。
北宮が気合いで向かっていくも、杉浦がまったく揺るがずに迎え撃ち、北宮玉砕。
エルボーにしても張り手にしても1発1発が違う。体格はむしろ北宮のほうがいいのに…
ただ、水車落としやブレーンバスターはいいけど、ここだ、ってとこでドロップキックとかやるのは疑問。
とはいえ直線的過ぎるのもなあ…どうすれば北宮良くなるかなあと思って見ていた。
ゴツゴツしてて良かったけど、最後は杉浦がフロントネックロック。北宮も耐えに耐えるが勝負あり。
とにかく直線的な選手は見てて気持ちがいい。強くはなるけど、あと二歩、三歩…


メインはKENTAvs熊野準。
昨日も書いたけど、NOAHの頂点に立つ男と、プロレスキャリア9ヶ月の熊野。
結果は見えている、ならば何を熊野が見せるか、だったけど、熊野は見せてくれました。
気迫、相手に向かう表情、何度も立ち上がる姿勢。
全てKENTAが引き出したものとはいえ、熊野、やるじゃないかと多くの観客が思ったと思う。
蹴られても、フットスタンプ食らっても、そして逆エビで締め上げられても、熊野は負けなかった。
その気持ち、姿勢は讃えたいですね。逆エビで決まりだと観客は思ったと思うけど、エスケープ。
出した技はフォアアーム、ミサイルキック、そして丸め込みぐらいかな。
でもフォアアームの連打でKENTAがグラつく場面もあり、丸め込みではカウント2.5まで。
セコンドについた原田が「下向くな!」と何度も声をかけていたのが印象的。原田の声は低くて太い。
GHC王者との12分33秒。背丈なら大して違わない王者相手に、熊野は今後の何かをつかんだ、と思いたい。
終了後は熊野が自力で立ち上がるまでKENTAがリング上で待っていた。原田が起こそうとするのを制して。
そして熊野は立ち上がり、自力で退場。末恐ろしくなりそうな…なってほしい。
あの相手に向かう「目」は既に怖いぐらいのものがある。

熊野は初日丸藤戦、2日目KENTA戦、3日目は(北宮と組んで)森嶋&丸藤戦。
すごい経験をしたんじゃないかな。ダメージも大きいと思うので、しっかりケアしてほしい。
ヒザにはテーピングがあるし。(ついでに、KENTAにはテーピングなかった)

以上です。
とても面白かったですね。
SEMというものもそうだし、私の地元川崎で行われる大会はできるだけ行きたいと思いました。
ラゾーナ前のバス停からは自分の家のすぐ近くまで1本で帰れます。便利です。
NOAHもまた、ラゾーナで大会開いてほしいですね。


プロレス ブログランキングへ