デラシネ(deracine)

阪神タイガース・NOAH・BUCK-TICK・酒場・鉄道など

昨日のノア観戦記の補足っつうか雑感。

2013-08-05 23:23:50 | プロレス
昨日のNOAHディファ有明観戦記、後から読み返し、
また他の方の記事やツイッター、携帯サイト「プロ格DX」を読むにつれ、
全然内容を伝えきれてないなあと思いましたね。
ただの試合、選手の批評になってしまってると思いました。

例えば、第1試合ではマテオが聖書を原田に打とうとしてロープに誤爆して、
リバウンドで跳ね返った聖書が自分の顔に当たるという面白い場面があったのですが、それを書けてないし、

あと、ハンカチタオル回し、あれも最近「TMDKの入場以外で要るか?」って疑問も出てきました。
石森vsザックはベストバウト級の試合でしたが、多くの場面で「拍手」が起こり、
タオル回すのはそんなに多くなかったと思います。拍手の「音」も盛り上がりの大きな要素ですが、
タオルはビジュアル的にはいいけど、試合を盛り上げる要素にはなっていないと思います。
でもこの試みが悪いとは思いません。むしろ、もっと多くの人に回してほしいですね。


他には推しているはずのシェイン・ヘイストの動きでは久々fromコーナーtoコーナーがあったりしたのに、
それも忘れているし、
セミで大爆発したGHCジュニアでは、ザックが腕を取るだけじゃなく指まで固めていったりしたのも、
結局書いてないし、
客出しには話題の『潮騒のメモリー』が使われていたこともブログでは書けてないなど、
いろいろ欠けてるなあと後から思っています。
数日経てば忘れるんだろうけど。



ブログはどうしても早くUPしたい欲求と、かといって仕事もある身では時間的な制約もあり長くは書けない面と、
いつもジレンマがあります。数日経って書けば忘れてしまっている可能性もあるし。

5月11日の小橋引退試合、12日の方舟新章なんかがその最たる例でしたね。
もっと時間をかけて書きたかった。それをやるにはやっぱり「書くこと」でメシを食うようになる以外な…
いや、週刊誌とかならもっと急がなければいけな…
でも時間は取れるはず…情報がメチャメチャ早い「プロ格DX」とかの記者はどのぐらいのスピードで書いてるんだろう。


さて、今日になって、昨日GHCヘビーのベルトへの挑戦を表明したシェイン・ヘイストの挑戦が、
9・7ディファ有明と正式に決まりました。9月の福岡かと思っていただけにこれはうれしい。
逆に言えばヨネの時も指摘しましたが「ディファサイズの挑戦者」なんですよね。

ただ、シェインはGHCタッグのベルトは巻いたとはいえ、正直これからの選手。
今後に期待を持たせる意味でも、ディファ有明での挑戦はむしろ適当なのかもしれません。
博多はどうするのか…中嶋は横浜かそれとも…杉浦丸藤はまだ早いし…
でも何度も書いてるけどNOAHは出し惜しみしている場合じゃないですからね。


また、先日のトレッサ横浜でのイベント、6週で5回目の日曜開催となったディファなどを見ても、
多くの「固定客」にNOAHは支えられていると感じました。
その固定客が足しげく通い、ディファなり後楽園なりがそこそこの入りになっている印象です。


週刊プロレスでDDTの高木三四郎社長が、新規ファンの開拓を狙っている旨話していましたが、
今のNOAHは固定客を繋ぎ止めるのが精一杯のようにも見えます。
大きな会場を埋めるにはやはり、新規ファンを掴めるようにならないと。
あくまでも印象だけでいけば現在独走している新日本などは、固定客に加え、
かつてのファンが大挙して押し寄せていると思いますし、新規客もつかめていると思います。


そういえば昨日は女性ファンが多かった!!
こんなに?!ってぐらい多く、石森やKENTA、丸藤などイケメンに声援送っていました。
隣の女性(カップルで来てた)が丸藤ファンで、ってのは昨日書きましたが、
七三分けの杉浦を「サラリーマン」と呼んだりして笑えました。
どんな世界でも成功させるためには女性ファンの獲得、女性購買者を増やすことが必要です。
来ていただいた女性ファンを逃がさない企画も欲しいですね。

私の近くの席の女性ファンは小さい子どもさんと来ていて、
その子どもが「リングが見えない」といって、結局飽きてしまい、
大会中盤で帰った(未確認ですが、席から離れました)ことも。お母さんは残念だったでしょう…
どうにか工夫して見せてあげてほしいなあと思ったと同時に、お子様連れでも安心して見られるシートも必要かなと思いました。

新規客の獲得が難しいならとにかく固定客を離さないことを大事にしてほしいですね。
最近は以前よりは全然ファン目線で大会が、イベントが行われていると思っています。
ならば今後は何が必要か。どんどん考えていってほしいですね。


あ、そうだ、昨日の会場で野次を飛ばしていた人の件が一部で話題になり、
それについても書こうとしたんだった。忘れてたけどそれはまたいずれ。
お金払って観に来てる同じファンを悪くは言いたくないですし。
ただ、「声が大きいだけの人間が支配する空間」は嫌いです。プロレスに限らずね。


NOAHのリング上は充実してきたと思います。昨年末に5人抜け、小橋が抜け、となったことを考えれば。
新人の練習生がいないのも大きな問題ですが、留学生や多様なガイジン、他団体レスラーも増え、
いろんな試合が観られるリングになってきたと思います。

先は明るい!なんて間違っても言えませんが、暗闇へ向かって走っているわけでもありません。
どうにか、少しでも光の射すほうへ進んでほしいと願います。今はその一歩目をようやく踏み出した状況だと思います。



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8・4プロレスリング・ノア ディファ有明大会観戦記。素晴らしい大会でした。

2013-08-05 01:10:42 | プロレス
プロレスリング・NOAHディファ有明大会観戦記です。
6週で5度の日曜(ry(←くどい)

あ、PCかスマホで見ている方は、上↑のtwitter記事を追っていただければ、
会場でのリアルタイムツイートと、一部twitterでしか見れない画像もありますのでどうぞ。

さて、今大会は旗揚げ13周年記念大会ということで『Departure2013~13年目の夏~』と銘打たれた大会。
非常に盛り上がった、素晴らしい大会となりました。

観客は1700人超満員とNOAH公式には書いてますが、これは少し盛ったかも(笑)入口に定員書いてるし…
とはいえ、ディファ有明フルサイズ仕様、空席らしい空席は北側最上段ぐらいで、満員発表には足るもの。
あれだけ大会が続き、また今日は多くの団体が大会を行った事を考えれば、
十分な入りだったと思います。
そして、その観客の期待を裏切らない、またサプライズもありで、良い大会でした。

試合開始前には入場セレモニー、終了後には2000年の旗揚げ戦のポスター全員プレゼント、
また記念撮影会、2000年の時のチケット持ってた人はGHC王者と試合後リング上で撮影できる、
などなどイベントも盛りだくさんで楽しい大会でした。


試合を振り返ります。
まず入場セレモニーの前に流れてきたのが『Dream On』。エアロスミスですね。
そう、NOAHが旗揚げからしばらく7、8年かな、開始を告げる曲として使われました。
NOAHといえばこの曲です。
徐々にボリュームを上げていって、途切れると同時に照明が落ちて…NOAHのテーマが流れて…

その思い出の曲が流れる中選手入場、もう最初から観客がノレる土台を作っていました。
いつからかこの曲は使われなくなったのですが、是非また使ってほしい。
推測ですが、人さまの曲なので使うのにはそれなりに何か(金とか権利とか)かかると思うので止めたと思うのですが…

別にDream Onじゃなくてもいいので、何かそういうのはやってほしいですね。
ちなみにこの日、各選手の13年前の画像がビジョンに映し出されてました。なぜかマイバッハ谷口の時は谷口周平さんが…

そして前回の有コロの挨拶では批判?も多かった田上が今回は気合の入った挨拶。
「こうして13周年を迎えられるもの皆様のおかげです。ありがとうございます」(主旨)
簡単だけどいい挨拶でした。その後メイン戦う2人が決意表明、全員でサインボール投げ。


出場選手のほとんどが登場。


画質悪くてすみません。最前でKENTAがボール投げてます。



その後始まった第1試合は原田&熊野vsカイザー&マテオ。
幾分マテオと熊野の出番が多かったように思うのですが、マテオはもう少しプロレス覚えないと…
熊野はデビュー半年になる。今の時代ならもうそろそろ結果が欲しいところ。
原田がマテオに聖書を載せてダイビングエルボーで勝利。
でも原田、そろそろ自己主張してほしい。悪いけど、入団後目立ってない。キャラが無い分苦労してる感も。
原田&熊野は試合中にコンタクト取りながらやっていたのが印象的。いいチームですね。


第2試合では小川-雅央。
旗揚げ戦のカードにも名を連ねていた2人、全日本時代からずっと一緒です。
これは「楽しい」試合で、肩の力を抜いて楽しみました。面白いなんてもんじゃない。
小川がとにかく雅央をうまくコントロール、それに乗っかる雅央。爆笑場面が続きます。
こういう試合を見られることに、本当に喜びを覚えます。やってる当人達は真剣なんですが。
最後も雅央が胴締めスリーパーに入るも、小川が背中から圧力をかけ、雅央の肩がつき、
雅央としては技をかけたまま3カウントを聞くことに!場内爆笑でした。
面白すぎて文章にするのが難しい試合です(笑)
↓負けて呆気に取られる雅央。



第3試合ではGHCジュニアタッグ挑戦を控える平柳玄藩&マイバッハSUWAJr.vsスペル・クレイジー&ペサディーヤ。
クレイジーの楽しい入場で沸く場内だけど、最近クレイジーの試合内容が少し…
玄藩&ジュニアは動きが良かったです。挑戦に向けて気合入ってました。
もちろん楽しい部分も忘れず。コーナーにクレイジーを詰めた玄藩、ジュニアに「チャカ持ってこいチャカ!」と指令。
そう、入場時に持って来た水鉄砲ですね。玄藩言う所の「ウオーターガン」。
しかも水鉄砲はすでに引き上げられており、試合中の発射は不可能に。
でも玄藩はペサディーヤの攻撃を一通り受けきると最後は昇龍玄藩でピン。ベルト挑戦は8・24後楽園です。↓引き上げる様子。



第4試合は中嶋勝彦vsマイバッハ谷口。
マイバッハは鉤型のさすまたを持ってこず、ノーマルタイプのみ。
最近多用する鉤型さすまたデスロックでの反則負けはやらないぞ、との意思表示か。
そしてこの日はマイバッハがバカみたいに強かった。勝彦の蹴りも何度も決まりますが、
マイバッハはラリアットで流れを切り、コーナー上の攻防を制してさすまたドライブも!
てかさすまた無くても強いマイバッハが見られました。勝彦は攻めても跳ね返され…
そしてチョークスラムからマイバッハボムで終わりかと思ったその瞬間、勝彦は後方に着地、
振り向くとマイバッハに強烈な右ハイ一閃!!
場内に「ボコッ!!」という音が響き渡ります。かつては鼓太郎も眠らせた右ハイが甦り、
マイバッハを破りました。まさに戦慄。そして勝彦はその後・・・
↓攻めは本当に良かったマイバッハ。



第5試合では丸藤&小峠vs杉浦&高山。
ここで前半を締めるべく、これぞノア!と言いたくなる試合が行われました。
というか、一人体格で劣る小峠を高山とスギが叩き潰す展開。小峠教育マッチの様相も。
でもなかなか折れないのが小峠のいい所ですね。何度も何度も向かっていく。
高山や杉浦が潰す技を多用するのに、小峠は蹴りで度々反撃。スギとはヘッドバッド合戦も!
丸藤は高山、杉浦とさすがの攻防。旗揚げ記念大会、この位置では満足してないでしょうが、高山とは定番の攻防も。
終盤は杉浦と小峠の一騎打ちの様相、丸藤と高山は場外でなぜか激しくやり合う!!
この日は高山の調子の良さもポイントでした。腹はもう妊婦さんに近いですが(笑)
キルスイッチを巡る攻防から杉浦が強烈なドラゴン、強烈なエルボー、オリンピック予選スラムで勝利も、
小峠良かった、これぞNOAHと言いたくなる試合でした。丸藤と杉浦の鉄板の絡みも見れたし。

↓見えにくいですが、南側客席通路でやりあう丸藤と高山。


敗れて大の字の小峠。でもこれなら今後も大丈夫。


事件は試合後。なんと中嶋勝彦がやってきて、丸藤にBRAVE入りを志願。
「今BRAVE、森嶋さん休んで戦力足りないんじゃないですか?」「俺、こう見えてもいい仕事しますよ」
丸藤は歓迎の様子も(てか丸藤が後ろで糸引いてたはずw)、収まらないのは小峠。
今日これだけ凄い試合したにも関わらず、あっさり自分の「上」が同軍団に入ってくるわけで。
何やらやり合う小峠と勝彦。丸藤は「勝彦、お前試合がしたいんだろ」と極めて現実的なご意見。
ポイントは勝彦が入れば小峠の存在が薄くなる…でもそんなんじゃないと丸藤も小峠自身もわかっており…
珍しく人間ドラマがそこにありました。
小峠は「お前が入ってきても存在は薄くならん!」と言い張ると、勝彦は、
「お前とやりたいわけじゃないぞ、俺はノーマーシーでベルト持ってる奴(KENTA)と何度も戦ってきたんだよ。
このリングで熱い戦いがしたいんだよ!丸藤さん、BRAVEに入れてください」という主旨の発言。
丸藤は「小峠、売店でBRAVEのTシャツ買って来い」と経営者らしいコメントで承諾。
というか小峠も立てた対応だったわけで、面白かったです。

週刊プロレスで勝彦が「考えていることがある」と言ったのはこのことだったんですね。
単にNOAHヘビーに挑戦していく、だけじゃなく軍団入りという選択。
所属のDIAMOND RINGの佐々木健介は最近NOAHではやや存在感がなく・・・勝彦に行動は任せたか。
とにかく、勝彦がBRAVEに入って戦力強化、そしてマイバッハとのシングルも良かったわけで、
NOAHのヘビーが少し面白くなってきそうな予感があります。とにかく人材が不足していますから。
で、メイン後勝彦が挑戦表明するんだろうな…と思っていたのですが…


休憩。
10分の休憩はいいんですが、進行を急いでいたのか何なのか、
多くのお客さんがお手洗いや売店から戻りきらないうちに照明を落とし、試合を再開へ。
つまり「10分休憩」は「休憩に入ります」、から次の試合のゴングまでの間という、ちょっと考えられない対応。
普通は「試合再開します」までで10分、そこから照明落として煽りV、選手入場なんですが…
これはNOAHスタッフにブーイング。もっとも、私は休憩中は混むのでトイレは休憩後試合中に行きましたが。


第6試合からはGHCタッグ前哨戦をそれぞれシングルに分かれて対戦。TMDKvs矢野飯塚でもやった試みですね。
今回は王者TMDKマイキー&シェインに挑戦するのは大日本プロレス佐々木義人&石川晋也。
まずはシェインvs石川。
シェイン一押しの私。勝利は疑いなく…実際勝つんですが、シェインと石川が想像以上によく噛み合っていたのが印象的。
オーソドックスなプロレスでの攻防が繰り広げられ、若い2人が玄人のような試合をします。
最後は大技攻勢に出たシェインがダイナミックボム→ボムバレーデスで勝利。
完勝といっていい内容ですが、石川の動きの良さ、派手さはないが技が的確なプロレスにも驚きました。
↓シェインvs石川から。石川はいい選手です。


第7試合はマイキーvs佐々木。体格で劣る佐々木ですが、気持ちではマイキーに負けず、
逆にその気持ちが最後、マイキーをラリアットでなぎ倒して勝利、という結果を出しました。
チョップも走り、アルゼンチンコースターも決まり、それでも3カウントは奪えないものの、ラリアットで振り切ります。
マイキーはやや余裕を見せていたのが命取りだったか。でも佐々木が互角の戦いを見せ、24日の挑戦に弾みをつけました。


セミファイナルではGHCジュニア選手権、王者・石森太二vs挑戦者・ザック・セイバーJr.。

これがもう。
大爆発。
凄い試合を見せてもらいました。
年間ベストバウト級です。

ここまでの試合はそうそう見られない。
カウント2.9の攻防とか、アタマから落とす危険技とか、そんなんはほとんどなく、
2人の動き、技術、技量、攻防、それらが素晴らしくて爆発したのです。

特に初挑戦のザックの技術には観客全員ただただ驚くしかありませんでした。
どんな動きからでも相手の足を、腕を取ります。
石森が飛んで来たところを度々足や腕をキャッチ、関節技に入ります。石森が動いてロープエスケープ、
そのムーブが繰り広げられる度に、場内は拍手に包まれます。
応援とかじゃなく、攻防の凄さに対しての拍手です。こんなのなかなかありません。

さらにザックは関節以外にも蹴りも使いこなし、これも石森が飛んだり向かってきたりするところを、
幾度と無く蹴りで迎撃。そして腕ひしぎでギブアップを迫ります。
とにかく、見て欲しいとしか言いようがない…文章にはできない動きなんです。
イギリス出身では新日本のプリンス・デヴィットが今ブレイクしていますが、どちらも独特の間というか、
緩急のつけ方がありますね。それに石森は何度も翻弄されます。
王座移動も頭を過ぎりますが、そんなことはどうでもよく、ただただ2人の攻防にしびれました。
ザックは腕ひしぎをしようと腕を取り、石森はさせまいと命綱のように逆の腕で取られた腕を持って防御。
この攻防と、丸め込み切り返しが続き、観客は果てない愉悦の世界に引きずり込まれます。
攻防は間断とすることなく続きますが、ザックはまだ一撃必殺のこれ!といった大技がないのも確か。
それでも必死な姿は胸を打ちます。技量も素晴らしいが気持ちも入っていたので観客も気持ちが入りました!
最後は石森がどうにか耐えに耐えて(足首かを痛めた模様もそれを感じさせない気持ちのファイト)、
ザックの気持ちをラリアットで折るとレヴォルシオン。
最初のトライでは回避されますが、どうにか決め、濃密な19分41秒を終わらせました。


本当に凄いものを見ました。こんないい試合を見れて幸せです。
見れなかった人が不幸せかはわかりませんが、私は最高に幸せでした。
ベストバウト級、と言っていい内容です。終盤もうひと山あれば先のKENTA-丸藤戦を超えたかも。
石森もこれまでの防衛戦の中では一番の内容。強い王者になりました。ザックの全てを受け切っての勝利。
NOAHジュニア、こんな面白い試合ができるんです。きっとジュニアタッグのベルトも・・・
とにかく、筆舌に尽くしがたい、とはこういう試合を言うと思います。
メインの2人には申し訳ないですが、完全にメインを食いました。映像で是非見てください。

↓タイトルマッチ宣言。スポンサーの会社の「佐藤社長」を大川リングアナ、噛んで「サチョウ社長」と言ってしまい笑いが。


↓技術も凄かったけど、終盤には意地になってエルボー打ち合う場面も。






そしてメイン。GHCヘビー級選手権は王者・KENTAにモハメドヨネが挑戦。
肩を負傷し、手負いのKENTA。肩は万全ではなかったでしょうが、1週前の後楽園よりはよかったと思います。

入場、そしてタイトルマッチ宣言。




試合はKENTAが左があまり使えないながらも、エルボー、蹴りは互角に渡り合い、
先日ほど肩を気にしなくてもいい状態でした。
というか…結果としてKENTAが防衛したわけですが、肩の負傷がなければ圧勝だったかもしれません。
ヨネが悪いことはないです。いや、むしろヨネは途中に余計な間を作る悪癖が出ることはあっても、
攻め自体は悪くなかったです。キン肉、トップロープからのダイブングギロチン、ラリアット、その場キン肉。
全て決まりますが、KENTAが悉くそれを返します。肩をもっと攻めても良かったのかもしれませんが…
結局KENTAの粘りの前に、終盤は防戦一方。蹴り、殴り合いではKENTAが圧倒しました。
肩がある程度いける、と思ったからでしょうか、終盤のKENTAは攻防に一切の気後れがありませんでした。
gameoverは不発も、STFも決めます。ヨネも珍しく膝十字を見せたりもしましたが…

最後はこれでもかと蹴って蹴って蹴りまくったKENTA、立ち上がるヨネにgo2sleep、
それでも折れないヨネをまた蹴って蹴って…フィニッシュはやはりgo2sleep。
完勝でした。フィニッシュ、定番の「ニーパット外し」をやっていません。
それが何かを物語っているように思いました。
終わってみれば肩の負傷も、試合を盛り上げる1つのスパイスにしかならなかったのでしょう。
負傷はギミックでも何でもないでしょうが、試合の大勢には影響しなかったのです。

強い王者の防衛で、旗揚げ13周年記念大会は幕を閉じました。
終了後にはGHCタッグ王者、シェイン・ヘイストが挑戦表明。英語でしたが、
「英検3級」のKENTAでも理解できたようです。ついにシェインが来ました!!
私一押しのシェインが!!ベルトに興味がある模様。挑戦は博多になるの・・・か!?
てか、BRAVE入りを表明した中嶋が来るものだと思っていたら・・・中嶋は10・5横浜かな?!

↓インタビューの様子です。


↓締めのマイク。後ろのスクリーンにも映っていますね。



マイクでは、ヨネを讃えるコメントもあった後、
「13年前、旗揚げ戦ではカード組まれなかった、かわいかった若手の俺が、
今こうしてベルトを巻いて、最後に立っている。このベルトをまだまだ譲るつもりはない。
13年前の旗揚げ戦でもここに来た人いるの?(と観客に呼びかけ。結構いたが、多かったわけではない)
ま、お互いトシを取ったということで…
みなさんのおかげでいい形で14年目に踏み出せることになりました。みんなで一歩一歩足跡残して、
14年目に向かって行きたいと思います。今日はどうもありがとう」


以上です。
席の近く(南側ひな壇やや奥の方)に小峠とヨネにキツイ客がいて、
特にヨネに対しては野次どころではなく、ただの罵詈雑言を言うだけ(小さい声で言っても席が近いからわかる)で、
非常に空気が悪くなっていったことがありました。
同じようにお金払って観に来る客を悪く言いたくはありませんが、
特にメインはKENTAを応援するでもなく、ヨネが嫌いだから徹底的にブーイングして批判する、
ちょっと子どもみたいなことばかりしていてガッカリな客でした。
しかも2、3人で来ているから気が大きくなってるのでしょうね。メイン途中で私もさすがに一喝しました。
ああいう客がいると「プロレスは怖い」「NOAHの客は雰囲気が悪い」と思われてしまいます。
特に子どもや初めて来た人にそう思われては致命的です。そこを危惧しています。

ただ、先週の後楽園もそうですが、ファンが熱くなるのは悪いことではありません。
今日の(てか前からいるんだけど)客は限度を超えたひどさでしたが、
逆にファンが燃えない大会はプロがお金取って見せる興行ではありません。
石森には熱狂的なファンもいて、また私の隣の女性(カップルで来てた)は丸藤ファンで、
それぞれピンチの度に悲鳴が。メインではKENTAコールとヨネコールの激突も。
ファンが熱い=リングが熱い、ってことです。対抗戦でもそうですね。
もっとファンが燃えてくれば、さらにNOAHはよくなっていくでしょうね。



さてこれで6月から始まった、6週のうち5回の日曜東京興行も終わり。
私の観戦記も当分お休みです。次回NOAHは8・24土曜日、後楽園ホール「丸藤正道デビュー15周年記念興行」です。
いよいよ、新日本の中邑真輔が登場します。


それにしても…
楽しい大会でした!
プロレスはやっぱりいいですね!!


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