プロレスリング・NOAH日本武道館大会観戦記です。
今年最後の武道館大会。10周年イヤーの今年、いろいろありましたが、その総決算でした。
団体もファンも気合入っていたのか、観客は主催者発表で8600人。
相変わらず北側はクローズですが、それでも用意された席はほとんど埋まった印象です。
でもやっぱり北側に客入れないと、声援が弱い。
四方に客は入れるけど2階席上部全体を閉じる、有明コロシアム方式を取れないものかな。
私はいつものように2階スタンドSで観戦。
結論は、非常に良い大会でした。
1つ1つの試合は正直、NOAHのクオリティからすれば、「うーん?」というものでした。
私の要求が高すぎるのかもしれませんが…
メインは壮絶の一言でしたけどね。あれで一気に締まった。
でもこれでもかとカードを詰め込みすぎた結果、
例えば注目のジュニア4強のシングルは、もう少しじっくり見たかった印象。
ただ、メインが特にそうでしたが、選手の気持ちですよね。それが伝わる。
1つ1つ、簡単にですが振り返っていきます。
第9試合・GHCヘビー級選手権・杉浦貴(王者)-森嶋猛(挑戦者)
今年最後のGHC。10周年の締めに相応しい試合でしたね。
昨日も「身体がしぼんだ」と書いた森嶋ですが、動きはよかった。
あと一歩まで杉浦を追い詰めて、メインの重責を果たしました。
序盤から森嶋がパワーで攻めまくる。特にコーナーに詰めてのハンマー連打で杉浦大ダメージでした。
トペ、ミサイルキックなど杉浦にはない飛び道具も出し、序盤は優位に進める。
杉浦は打撃で応戦するも、この日は場外でのウラカン、さらに雪崩式フランケンと、2度ほどうまく回らず頭から落ちるシーンが。
試合を左右するほどではなかったけど、杉浦の技がうまく決まらないのも、森嶋がデカいからか。
何度とその巨体に泣かされてきた杉浦でしたね。
そして中盤、森嶋のラリアット連発(今日は面白いように決まったな)から、バックドロップ!
やや早いか?でも完璧な一撃!返す杉浦!
ここから一気に試合が動く!杉浦のダメージっぷりは前回の潮崎戦以上で、モリシ戴冠か!?という雰囲気も。
そして何と森嶋が出した奥の手がムーンサルトプレス!
小橋や潮崎のような高さはないが、ちゃんと回った!場内悲鳴!!
ところが、王者は冷静にこれを回避。食らっていたら王座移動だったかも。
それでもチャンスをつかむ森嶋は再度バックドロップへ…しかし無尽蔵のスタミナの王者はこれを膝蹴りでこらえて、
そこから打撃(特に今日はヒザが何度も炸裂)、ジャーマン、コーナージャーマン、フルネルソンで一気に追い込む。
森嶋も耐えに耐え、何度も立ち上がる。場内は「どこまでやるんだこいつら!」という雰囲気。
それでも王者は粘る挑戦者にオリンピック予選スラム!必殺技をここまで溜めに溜めての一撃。
3カウント奪えずとも、腰を落とした森嶋に強烈な後頭部への蹴り!
そして再度オリンピック予選スラム。
強い王者が、強い試合で防衛を果たしました。
見てる者を奮い立たせるような、拳を握ってしまうような、そんな王者の試合でした。
文句なし。杉浦が最強。このまま永久に王者でもいい。
それだけ強い。強さを感じる。
この男についていけば、間違いない。
試合後は両者なかなか動けず。杉浦も勝者の姿には程遠いダメージ。
それでもインタビューでは元気な声で、以下の通りのマイク。
「今日、この武道館でみんなに会えてうれしいです。ありがとう。」
(前回武道館でのあの発言を「そう思ってるファンは今日は誰一人いない」のアナウンサーの問いに)
「今、このリングに俺がいます。そして、森嶋・潮崎・丸藤・KENTA・金丸・鼓太郎がいます。今のNOAHを見てください」
「挑戦者がなかなか決まらない中で、森嶋さんが復帰で体調悪い中、挑戦表明してくれて組織のために。NOAHのために。ありがとうって。」
「ジョーさんが見守ってくれると思います。ジョーさんに恥ずかしくないタイトルマッチできたかな」
「今日、みんなに会えてうれしいです。ありがとう。来年、皆さんにとって、NOAHにとっても、よい年であることを祈ってます」
感動でした。本当に凄い男がいたもんだ。
NOAHがどうなろうと、杉浦がいる以上は大丈夫でしょう。
そこまで言い切りたい。「ありがとう」はこっちのセリフです。
1年間王者だった。これは本当に素晴らしいことです。
挑戦者には健介やバイソン、吉江も名乗りあがったけど、やっぱ10周年イヤーのラストは、
NOAH所属でやりたかったんだろうな…森嶋があれで体調悪い!?まさか。
森嶋が戻ってまた暴れれば、NOAHヘビー、どんどん面白くなります。
以下、写真を。
まず、ジョーさんの遺影と献花台。そして防衛した杉浦を2つ。
今日はここまでで。明日以降で他の試合を。
今年最後の武道館大会。10周年イヤーの今年、いろいろありましたが、その総決算でした。
団体もファンも気合入っていたのか、観客は主催者発表で8600人。
相変わらず北側はクローズですが、それでも用意された席はほとんど埋まった印象です。
でもやっぱり北側に客入れないと、声援が弱い。
四方に客は入れるけど2階席上部全体を閉じる、有明コロシアム方式を取れないものかな。
私はいつものように2階スタンドSで観戦。
結論は、非常に良い大会でした。
1つ1つの試合は正直、NOAHのクオリティからすれば、「うーん?」というものでした。
私の要求が高すぎるのかもしれませんが…
メインは壮絶の一言でしたけどね。あれで一気に締まった。
でもこれでもかとカードを詰め込みすぎた結果、
例えば注目のジュニア4強のシングルは、もう少しじっくり見たかった印象。
ただ、メインが特にそうでしたが、選手の気持ちですよね。それが伝わる。
1つ1つ、簡単にですが振り返っていきます。
第9試合・GHCヘビー級選手権・杉浦貴(王者)-森嶋猛(挑戦者)
今年最後のGHC。10周年の締めに相応しい試合でしたね。
昨日も「身体がしぼんだ」と書いた森嶋ですが、動きはよかった。
あと一歩まで杉浦を追い詰めて、メインの重責を果たしました。
序盤から森嶋がパワーで攻めまくる。特にコーナーに詰めてのハンマー連打で杉浦大ダメージでした。
トペ、ミサイルキックなど杉浦にはない飛び道具も出し、序盤は優位に進める。
杉浦は打撃で応戦するも、この日は場外でのウラカン、さらに雪崩式フランケンと、2度ほどうまく回らず頭から落ちるシーンが。
試合を左右するほどではなかったけど、杉浦の技がうまく決まらないのも、森嶋がデカいからか。
何度とその巨体に泣かされてきた杉浦でしたね。
そして中盤、森嶋のラリアット連発(今日は面白いように決まったな)から、バックドロップ!
やや早いか?でも完璧な一撃!返す杉浦!
ここから一気に試合が動く!杉浦のダメージっぷりは前回の潮崎戦以上で、モリシ戴冠か!?という雰囲気も。
そして何と森嶋が出した奥の手がムーンサルトプレス!
小橋や潮崎のような高さはないが、ちゃんと回った!場内悲鳴!!
ところが、王者は冷静にこれを回避。食らっていたら王座移動だったかも。
それでもチャンスをつかむ森嶋は再度バックドロップへ…しかし無尽蔵のスタミナの王者はこれを膝蹴りでこらえて、
そこから打撃(特に今日はヒザが何度も炸裂)、ジャーマン、コーナージャーマン、フルネルソンで一気に追い込む。
森嶋も耐えに耐え、何度も立ち上がる。場内は「どこまでやるんだこいつら!」という雰囲気。
それでも王者は粘る挑戦者にオリンピック予選スラム!必殺技をここまで溜めに溜めての一撃。
3カウント奪えずとも、腰を落とした森嶋に強烈な後頭部への蹴り!
そして再度オリンピック予選スラム。
強い王者が、強い試合で防衛を果たしました。
見てる者を奮い立たせるような、拳を握ってしまうような、そんな王者の試合でした。
文句なし。杉浦が最強。このまま永久に王者でもいい。
それだけ強い。強さを感じる。
この男についていけば、間違いない。
試合後は両者なかなか動けず。杉浦も勝者の姿には程遠いダメージ。
それでもインタビューでは元気な声で、以下の通りのマイク。
「今日、この武道館でみんなに会えてうれしいです。ありがとう。」
(前回武道館でのあの発言を「そう思ってるファンは今日は誰一人いない」のアナウンサーの問いに)
「今、このリングに俺がいます。そして、森嶋・潮崎・丸藤・KENTA・金丸・鼓太郎がいます。今のNOAHを見てください」
「挑戦者がなかなか決まらない中で、森嶋さんが復帰で体調悪い中、挑戦表明してくれて組織のために。NOAHのために。ありがとうって。」
「ジョーさんが見守ってくれると思います。ジョーさんに恥ずかしくないタイトルマッチできたかな」
「今日、みんなに会えてうれしいです。ありがとう。来年、皆さんにとって、NOAHにとっても、よい年であることを祈ってます」
感動でした。本当に凄い男がいたもんだ。
NOAHがどうなろうと、杉浦がいる以上は大丈夫でしょう。
そこまで言い切りたい。「ありがとう」はこっちのセリフです。
1年間王者だった。これは本当に素晴らしいことです。
挑戦者には健介やバイソン、吉江も名乗りあがったけど、やっぱ10周年イヤーのラストは、
NOAH所属でやりたかったんだろうな…森嶋があれで体調悪い!?まさか。
森嶋が戻ってまた暴れれば、NOAHヘビー、どんどん面白くなります。
以下、写真を。
まず、ジョーさんの遺影と献花台。そして防衛した杉浦を2つ。
今日はここまでで。明日以降で他の試合を。