デラシネ(deracine)

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有馬記念回顧。ダイワスカーレット強すぎた。

2008-12-28 21:01:54 | 競馬
有馬記念終わりました。
まあ、昨日予想で書いたとおりダイワスカーレットの勝利、大勝利で終わりましたが、
いわゆるヒモ荒れというやつで、いくら軸が正解でも馬券はハズレでした。
しかも大枚を投入しており、見事なスカーレットの逃げ切りレースであったにも関わらずすっきりしませんでした。

それにしてもダイワスカーレット。
もはや歴史的名馬の領域です。
スタート良く先行すると外枠もなんのそのでした。
やや早いテンポで軽快に先行、マツリダやバルクが競ってこなかったのも一因でしょうが、
実に気分よく走ってました。
そして4コーナーで一旦引きつけると、差し馬勢の出番か?と思った観客が沸きますが、
実はこれが、これこそがダイワの真骨頂。
そこでギアをチェンジすると襲い掛かる後ろの馬たちをあざ笑うかのようにスパート。
難なく引き離し、あっさり先頭でゴール。強さにはただただため息です。
目標にされる?マークがきつい?牝馬は勝てない?
そんな理由を並べ立ててはダイワ切りをした人たちが大勢いましたが、
(実際東スポ馬柱では◎はゼロ。ふざけてんのか)
そーんなのはお構いなしなのよ、とダイワが言っていたように見えました。
まあ、マツリダが競ってこなかったというラッキーもありましたけどね。

私は以前から逃げ馬に競りかけない差し馬を厳しく糾弾していますが、
彼女に対しては競りかけるほうがムダというものです。
実際道中追いすがったメイショウサムソン、アサクサキングス、
直線入ってから粘ったスクリーンヒーローなどはあっさり引き離され、馬群に沈みました。
逆に、そう思って乗ったわけではないでしょうが、無理にダイワにすがらずに直線に賭けたのが、
アドマイヤモナーク、エアシェイディでした。2着を狙ったのではないでしょうが、ある意味実力を出し切った2、3着。
なんかディープインパクトのレースのようです。彼のレースでもたまにヒモ荒れがありましたからね。
アドマイヤモナークは昨日も書いたとおり中山では好走するので、
不思議でもないんですが、このメンバーでは買えませんでした。

諸悪(?)の根源はマツリダゴッホでしょう。
スタートは悪く見えなかったのですが、前にいかなかったのかいけなかったのか。
何が彼を蛯名をそうさせたのかわかりませんが、彼の競馬ではありませんでした。
4コーナーでまくって見せ場を作るも時既に遅し。主役の1頭が12着惨敗。
ダイワ⇔マツリダでしこたま買った私からすれば噴飯モノでした。
無理して前にいかず直線に賭けようという競馬を狙ったのでしょうが、消極的な馬には女神は微笑みません。

やはりダイワは尋常ではありません。
何というか、圧倒的ではない、切れるわけでもない、それなのに他を寄せ付けない。
彼女の自在なラップの前に他の馬はペースが狂う、競りかけた馬は全て潰される。
輝く馬、というよりブラックホールみたいな底知れぬ馬です。
来年も現役、まずはドバイなのでしょうが、ぜひウオッカとの対決を引退前に国内でもう1度。
いろんな思惑があるでしょうが、ファンの願いはそこです。
ダイワがブラックホールならウオッカは輝くスターホースですから。

しかし…1回のレースとしては自分史上最高額を突っ込み、当然自分史上最高額の損失でした。
これは痛すぎる。他のレースも基本的に不調。
ま、また来年正月から切り替えて頑張ります。競馬を思いっきりやって、ますます好きになった1年でした。

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