OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

絶交から決意

2014-11-21 15:28:46 | 歌謡曲

絶交 / 三谷晃代 (東芝)

本日掲載のシングル盤で昭和51(1976)年晩秋にデビューした三谷晃代を覚えていらっしゃいますか?

と思わず皆様にお尋ねしたくなったのは、サイケおやじ自身がすっかり彼女を忘れていたからに他ならず、しかしこれもまた後輩から頂戴したレコードの山の中で邂逅してみれば、何かとても愛おしいわけです♪♪~♪

とにかく作詞:千家和也&作曲:佐藤寿一の提供したA面収録の「絶交」が最高にキャッチーなアイドル歌謡ポップスに仕上がっているのは出来過ぎと思うほどで、それもそのはずっ!

いきなりサビから入ってくる曲メロが、日本でもお馴染みのペギー・マーチがリトル時代の1963年に放った大ヒット「I Will Follow Him」に、ど~やっても(?)クリソツなんですよねぇ~~♪

正直、サイケおやじはリアルタイムでこれを聴いた瞬間、てっきり日本語によるカバー物かもと思ったほどだったんですが、もちろん続くメインの曲展開は違いますから、如何にもアイドル御用達のプロの仕事は流石に楽しいわけです。

しかも歌詞がせつない学園失恋ソングなんですから、殊更ジャケ写ポートレートのなんとも愛くるしい三谷晃代は可愛さあまって憎さ百倍♪♪~♪

うむ、野暮ったいようで、実はすっきりした船山基紀のアレンジも良い感じ♪♪~♪

ところが結果的に、これが全くヒットせず、サイケおやじにしても何時しか今まで忘れていたのは、やはり当時の芸能界アイドル部門の充実激戦があったからなんでしょうか……。

その悔恨から、サイケやおやじは三谷晃代のコンプリート蒐集に着手するべく、決意表明の文章を綴っているというわけです。

ということで、何かのはずみに新しい意欲を湧き立たせてもらえるというのは、これもひとつの幸せと思うばかりです。

そして当然ながら、傍から見れば理解はされずとも結局、幸せは自分自身の心が決めるものでしょう。

おそらくは常に呆れられているサイケおやじの言動は見苦しくとも、趣味に生きれば、それもまた自分に言い聞かせる言い訳なのでした。

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2 コメント

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思い出しました! (Rtwfn729)
2014-11-23 15:38:25
いましたよねー、三谷晃代。'80年代の中古レコード店でも割と店頭に並んでいた記憶があります。ただ、改めて聴くと微妙にコブシが回っているようで、新人演歌歌手だったら違った展開になってたかも?なんて考えてしまいます。キャッチーなサビのフレーズは見事に「I Will Follow Him」ですが、ペギー・マーチを聴いていてヨーロッパテイストが強いなぁと思っていたら、作曲はイージーリスニングで一時代を築いたポール・モーリアと、彼のお師匠さんだったフランク・プゥルセル(「アドロ」「ミスター・ロンリー」が有名ですね)がイタリア系アメリカ人を偽装(笑)して売り込んだ曲とのこと(このことは数年前に審美社から翻訳出版された「ポール・モーリア」に詳しく書かれています)。モーリアが生前この「絶交」を耳にしたら、さぞビックリしたことでしょう(笑)。しかし彼女がデビューした当時はアイドル全盛期で、山口百恵が頂点にいて岩崎宏美が台頭しつつあったタイミング。中途半端に安定した歌唱力では却って目立たなくなってしまったのでしょうか。今聴くと、もう少し売れてもよかったような気がします。
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演歌かフレンチポップスか (サイケおやじ)
2014-11-24 15:20:59
☆Rtwfn729様
コメント、ありがとうございます。

殊更アイドルは「旬」がウリになりますから、時期を逸すると勿体ない結果になることが多いみたいですねぇ~。
三谷晃代がデビューした頃は榊原郁恵が屈託の無いイメージでグングン伸びていましたから、ちょっとでも内気な感じが滲んでは、マイナーと受け取られた感があったように思います。

さて、「I Will Follow Him」に関する情報、目からウロコでした。
知っているかぎりでは、確かペトゥラ・クラークがフランス向けにレコーディングしているので、やはりフランスのソングライターが関わっているとは思っていたんですが……。
まさかポール・モーリア&フランク・プゥルセルだったとはっ!
世界は広くて狭いもんですねぇ~~。

彼女はフレンチポップスとか、レコーディングしていたのでしょうか? 気になってきました(笑)。
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