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サイケおやじの生活と音楽

萩尾みどりの美しき慕情

2024-04-21 18:42:14 | 歌謡曲

大連慕情 c/w ためらい / 萩尾みどり (EXPRESS / 東芝)

男なら誰しも、人生の中で美しい女性に出会うという素敵な体験は必ずしや、一度や二度はあるはずかと思います。

幸いな事にサイケおやじには、そんな機会が記憶領域の範疇を超えるほど多々あったんですが、しかし、はっきりと覚えているのは後に女優として活躍する萩尾みどりです。

もちろん、その頃の彼女は芸能界デビューの直前ではありましたが、女子大生を対象にした美人コンテストで注目され、サイケおやじは気ままな学生生活の中の某サークルに参加した時、その場に現れた彼女に目を奪われてしまったですよ、我知らず (^^;

で、その時になって、彼女が前述した美人コンテストに出場した諸々や芸能界デビューの話を聞かされ、いゃ~~、全くサイケおやじの様な者には敷居が高過ぎる、それこそ高嶺の花である事を思い知らされたわけですが、そ~した美貌の女性を間近に出来た幸運は、なかなか忘れ難いものがあるわけですよ♪♪~♪

そして以降、彼女は萩尾みどりとしての存在感を強くしていくのと並行して、サイケおやじの妄想も高まっていくんですが、それはそれとして、やはり萩尾みどりが人気女優である証が歌手活動というのは昭和の芸能界では定番コース♪♪~♪

本日ご紹介するのは昭和52(1977)年8月に発売された、おそらくは唯一の公式レコードであろうシングル盤です。

しかも収録されているのが両面2曲共に作詞作曲:松任谷由美&編曲:松任谷正隆が提供するユーミンワールドの決定版 (^^♪

それはA面収録「大連慕情」からして、ユーミンが昭和56(1981)年に出したアルバム「水の中の ASIA へ」に収録する、これが父母の恋愛事情を想像するかの如きラブソングなんですが、だとすれば萩尾みどりのバージョンは既に述べたとおり、昭和52(1977)年の発表ですから、これが初出という事実は貴重でしょうか?

当然ながら、ユーミンならではの曲調とチャイナモードの巧みな融合で聴かせる楽曲の素晴らしさは、決して上手いとは言い難い萩尾みどりの歌唱にジャストミートのゆったりサウンドで表現されているあたり、逆説的にユーミンの遺伝子が味わえてしまんですねぇ~~♪

このあたりをプロトタイプとしてユーミンの本家バージョンが作られたとしたら、それはそれで聴き比べも楽しいところと思います (^^)

そしてB面収録の「ためらい」は、これまたサイケおやじが大好きなユーミンの傑作ラブソングであり、作者本人の自演バージョンは昭和55(1980)年に出したアルバム「時のないホテル」で聴けますので、つまりはこっちも萩尾みどりのバージョンが逸早く世に出ていたというわけなんですが、ここではなんとっ!?!

絶妙のチャイナモードが提示されるイントロが一転して大袈裟とも思えるオーケストラサウンドに変化し、そのまんまユーミンならではの胸キュン歌謡世界が広がるというアレンジがニクイばかりですし、だからこそ、淡白でありながらハートウォームな萩尾みどりの声質による直向きな節回しにはウルッとさせられたりしますよ (^^♪

皆様ご存じのとおり、この「ためらい」は増田けい子、宮崎美子、斉藤慶子あたりもカバーしたレコーディングが残されておりますので、これまた聴き比べも楽しいとはいえ、サイケおやじは萩尾みどりのバージョンも大好き (^^♪

まあ、このあたりも「名曲不滅の理」ではありますが、デビュー当初から美人女優である萩尾みどり、その存在があればこそっ!

本当に、そ~思わさせられるばかりでございます。

ということで、外面の美しさだけが人間の本質的価値とは申せませんが、それでも美しければ、それなりの得=徳があるのも、これまた現実です。

美しさを何処に求めるかは十人十色の感性である以上、それを愛でる気持ちも同様であり、素直に楽しむのは決して悪い事では無いと思います。

不肖サイケおやじは、このジャケ写ポートレートを眺めつつ、萩尾みどりの歌声を楽しんでいるのでした。


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2 コメント

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Unknown (o2009kay)
2024-04-22 17:23:56
断片的に後々のユーミンっぽいと思った。
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声質 (サイケおやじ)
2024-04-23 17:35:54
☆o2009kay様
コメント感謝です。

全盛期というか、昭和50 ~ 60年代のユーミンの声質は金属的なところがありましたからねぇ~~。
それが最近は柔らかくなっているあたりが人気継続の秘密かもしれません。
返信する

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