■Got Live If You Want It! / The Rolling Stones (London)
ストーンズが1966年のクリスマス商戦用にアメリカ優先で出したライプLPなんですが、本日掲載したのは、そのモノラルミックスの米国盤です。
ご存じのように、当時のアナログ盤ではステレオとモノラルの両ミックスにおいて、まだまだ厳然とした差異が認められていましたから、このアルバムも例外ではありません。しかもCD時代となって再発された時、マスタリングの都合があったのか否か、英米盤はもちろんのこと、日本を含めた各国盤で様々なミックス違いや編集ポイントの不可思議が重なったという、なかなか一筋縄では聴けない作品になってしまいました。
その詳細と経緯については、拙稿「転石音盤史 1966 part 5」をご一読願いたいのですが、これを本日、わざわざ取り上げたのは、ちょい前の出張で中古盤屋から釣り上げてきたという顛末です。
告白すればサイケおやじは、既にこのモノラル盤は2枚所有していたのですが、それでも状態の良いブツに出会ってしまえば、ゲットさせられてしまうんですねぇ。
まあ、そうやって他にも複数枚の所有になっているレコードは相当にあるんですが、あぁ、やっぱり今回も……、なぁ~んて自分に言い訳をしながら、お金を払ってしまいました。
ちなみに価格は販売店との信義もありますから、詳らかには致しませんが、相場よりも、かなり安かったんですよ♪♪~♪
ということで、今日は土用の丑の日!
全くストーンズとは関係ないんですが、特に今年はバテバテのサイケおやじにすれば、うなぎを奮発しようか、思案の首が曲がりっぱなし!?
いや、このアルバムってヌルヌルしていて掴みどころがない魅力というか、聴けばレコードに刻まれた観客の熱狂がダイレクトにリスナーのエネルギーに変換されるという、実はうなぎの蒲焼のような美味しい人気盤!
その脂っこさだって、言わずもがなでしょう♪♪~♪
と、こじつけところで、本日は失礼致します。
コメントありがとうございます。
これを発見した時、あまりに表ジャケットが綺麗なんで、一瞬、レプリカ? と思ったほどです。しかしきちんとアメリカ盤でした。
ただ残念なのは、裏ジャケにウォーターダメージがあるんですよ(苦笑)。
盤もレーベルのB面にマジックの落書きが大きくしてあります。
それでも掘り出し物だと思って、ノット・ア・セカンドタイムだったというわけです。
それにしても、このアルバムはエネルギーに満ちていますよね♪♪~♪
刺激を受けてきょうはこれをターンテーブルにのせました。
外出前にこの荒っぽい演奏からエネルギーをもらおうという魂胆です(笑)。