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サイケおやじの生活と音楽

ふれあえぬのなら情けに縋る

2022-01-18 18:15:03 | 歌謡曲

愛のふれあい / 安倍律子 (キングレコード)

安倍律子の魅力は所謂「情の深い」節回しと思えば、昭和47(1972)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「愛のふれあい」は、絶好の証拠物件かもしれません。

実際、作詞:山北由希夫&作曲:小町昭とクレジットされた制作陣が、それをどの程度まで狙っていたのかは知る由もありませんか、基本はムード歌謡でありながら、彼女のネチネチした未練表出型の歌唱は素晴らしく、フックの効いたメロディラインに乗せられた歌詞の言葉の意味合いが、これ以上無いほどに伝わって来るんですねぇ~~♪

また、バックの演奏パートも、ギターやピアノ、ヴァイブラフォンやサックス等々、そのリズムアレンジも含めて、なかなかジャズのスモールコンボを思わせる洒落れた編曲になっていて、これも高田弘のイイ仕事の好例だと思います (^^♪

ちょいと現在の歌謡界には、彼女の様な女性ボーカリストが見当たらない事からしても、安倍律子の再評価を強く望んでおります。

ということで、それにしてもコロナ禍は……、全く収束する気配さえ感じられず、なんとも逼塞した社会状況は……。

本来ならば、こ~ゆ~時にこそ宴会モードで騒ぎ飛ばす憂さ晴らしが一番なんでしょうが、それも叶わぬ現状であれば、人の世の「情」に縋りつきたい気分が確かにあるんじゃ~ないでしょうか……。

安倍律子の歌は、そんな気分にも効き目があるかもしれませんよ (^^;

サイケおやじは、そんなふうに思ってしまうのでした。

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