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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-34:松本彩

2021-05-08 20:15:44 | 歌謡曲

TOKYOわがまま娘 c/w Party Night / 松本彩 (キングレコード)

本日も「この人」シリーズではありますが、最初から無様な言い訳を弄させていただければ、掲載したシングル盤はサイケおやじの早トチリ&うっかりミスによって、つまりは間違えてゲットしてしまったレコードでして、それは皆様ご推察のとおり、ここでの主役「松本彩」とセクシーアイドルにして女優、さらに近年は文化人の如き活動もやっている「杉本彩」を取り違えてしまったのが、真相です (^^;

こ~なってしまった背景には、これまでも度々述べて来たとおり、サイケおやじが昭和62(1987)年から平成6(1994)年まで異郷の地へ島流しにされ、ようやく帰参が許された同年、それまでのブランクを埋めようと躍起になって中古屋とか古本屋、そして骨董屋を巡り、空白期に出回っていた様々なブツを漁っていた最中の出会いが、ご紹介する「松本彩」のシングル盤だったというわけなんですが、もちろん所期の目的は「杉本彩」でありました。

なにしろ、「杉本彩」ですからねぇ~~、その日本国内における活躍や人気の程は異郷の地にも伝わって来ていたんですよ (^^♪

そしてサイケおやじとしては、如何にも自分好みの美女がグラビアやイメージビデオの他に歌手としてもレコードやCDを出している情報を得ていたので、殊更「杉本彩」の音楽関連のブツを探索していた中でのミステイクは、ご理解いただけるものと独り言ちて……。

肝心のシングル盤A面収録「TOKYOわがまま娘」に針を落とせば、これがデジタルサウンドにはなっておりますが、基本はラテンフュージョン系の都会派歌謡曲で、作詞:知念オサム&作編曲:小倉博和という制作スタッフの名前にもサイケおやじは馴染みが無かったところに「空白の7年間」を痛感させられたとはいえ、ここでの「松本彩」の歌いっぷりは素晴らしく、しなやかな節回しと溌剌としたボーカルの味わいが闊達な曲調にはジャストミートのホームラン!

あぁ~~、「杉本彩」って、こんな感じで歌っていたのか!?

と、思わず驚嘆してジャケ写を再見してみれば、あれぇ~~、登場している歌手のイメージが全然違っているじゃ~~あ~りませんかぁ~~~!?!

そして、その時になって、初めて歌っているのが「杉本彩」じゃ~なくて、「松本彩」だった事に気が付いたという顛末は、既に皆様がご推察のとおりです (^^;

しかし、これは決して負け惜しみではなく、「松本彩」が歌う「TOKYOわがまま娘」は本当にイイんですよっ!

そこで勢いに乗じてB面収録の「Party Night」に針を落とせば、こちらは作詞作曲:広瀬学、そして編曲:西込加久見から提供された、やはりデジタルサウンドが用いられているものの、全体の雰囲気としては山下達郎っぽさが滲み出たブラコン歌謡と申しましょうか、これまた彼女のボーカルのノリの良さは半端ではありませんよ ♪♪~♪

A面の「TOKYOわがまま娘」も同じなんですが、こっちの「Party Night」においても、微妙な「甘え口調」による節回しとビートの絡ませ方は相当に上手い彼女の歌唱力の証明かと思うばかりです (^^♪

ちなみに、このシングル盤が世に出たのは平成元(1989)年らしく、これは一応アナログ盤ではありますが、当然の様に「サンプル盤」ですし、おそらくは出ているはずのCD現物にも出会った事は無く、また彼女名義の他の音源も探索はしておりますが、やはり発見には至っておりません……。

ということで、間違いとはいえ、「松本彩」という自分好みのボーカリストに出会えたのが所謂「運命のいたずら」だとしたら、この幸せは大切にしなければバチアタリでしょう。

そして皆様にも、この至福を「おすそわけ」したく、この拙文を認めているのでした。

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