OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-51:坪倉伊織

2021-11-15 17:52:38 | 歌謡曲

■どしゃぶり慕情 / 坪倉伊織 (テイチク)

サイケおやじにとって、最近一番の掘り出し物だったのが本日掲載のシングル盤でして、殊更作詞:吉田旺&作曲:弦哲也、そして編曲:前田俊明という、歌謡界手練れの面々からの提供というA面曲「どしゃぶり慕情」は、ここんとこ弱くなっているサイケおやじの心にズキズキと染み入るロッキンソウルな演歌節!

なにしろイントロから軽めのチョッパーベースに導かれた昭和40年代風のホーンアレンジ、そしてミディアムアップのリズムとビートにきっちり相性の良いメロディ展開こそは、歌謡曲ファンにとっては黄金律の極みつきと思うばかりですし、歌っている坪倉伊織は吉例「この人」シリーズですから、その履歴や素性は全く知る由も無いながら、ジャケ写ポートレートに登場している本人は真っ向からアイドル路線のルックスであり、しかしっ!

ここでの歌いっぷりは女の儚い情念とソウルフルな恨み節を痛切に感じさせる、そのエグ味も程好いコブシ回しやドスの効いた声質という、いやはやなんともの倒錯性が、サイケおやじの愛好者魂を強く刺激してくれるんですねぇ~ (^^♪

いゃ~~、実はこれが発売されたのは昭和62(1987)年3月という、これまでも度々述べてきたとおり、いよいよサイケおやじが異郷の地へ島流しにされる直前の時期ということで、不安と居直りで周囲が見えていなかった頃でしたから、こんな素晴らしい歌謡曲をオンタイムで聴き逃していたという不始末を今般、救ってくれたのは神様の思し召しと感謝するばかりです (^^♪

もちろん、坪倉伊織の音源をコンプリート蒐集する決意は既に固まっておりますし、とりあえずはアナログ盤とCDの二方面狙いではありますが (^^ゞ

ということで、まだまだ昭和歌謡曲の奥の細道は続く現実の中にあって、ど~か皆様にも、この坪倉伊織が歌う「どしゃぶり慕情」を聴いていただきたいと心から願っております。

そして、こ~ゆ~出会いが、遅ればせながらあるんですから、サイケおやじの命脈も尽きていない!?

勝手に、そ~思っているのでした (^^ゞ

コメント
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