OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

明るさは前向きの一歩

2016-12-20 19:36:17 | 歌謡曲
恋のアメリアッチ / 三田明 (日本ビクター)
 
あくまでもサイケおやじの個人的な想いではありますが、三田明は常に前向きというか、どんなに苦しくとも、貧困や病気、周囲の無理解にさえも負けずに生きていこうっ!
というイメージが、そのルックスや歌の世界から発散されていました。
 
ですから、昭和の高度成長期と自らの芸能生活の全盛期が重なっていた事にも整合性があったように思いますし、リアルタイムで制作発売されていた楽曲に、今日でもそうした満ち溢れるエネルギーを感じるのも、聴く度に納得される真実です。
 
それは例えば昭和41(1966)年夏に発売された本日掲載のシングル盤ジャケ写に登場の颯爽とした佇まい、そして殊更収録A面曲「恋のアメリアッチ」のひたすらに高揚していく青春応援歌みたいな仕上がりのジャストミート感に大顕著!
 
なにしろ直向きに明るいベクトルを希求提唱した山上路夫の作詞にアッパーなフルバンオーケストラのアメリアッチ系ジャズサウンドを施した吉田正の作編曲がとにかく痛快ですし、もちろん三田明の快活なボーカルは、これ以上無いほどに青春ド真ん中♪♪~♪
 
ちなみにジャケ写の中の三田明がドラムを叩くイメージというのは、この演奏パートでは非常にドラムスの存在感が強い所為でしょうか、そのドスンバタンのフィーリングはジャズとロックのハイブリット的でもあり、アメリアッチという当時は新種のラテンロック&ジャズを歌謡曲っぽく解釈したと云えば勘違いかもしれませんが、それでも確かに歌と演奏をグイグイとノセていくパワーがあるんですよねぇ~~♪
 
また、それがあるからこそ、弾けるホーンセクションの気持良さやジャズロック寸前のギター等々が尚更に素敵に聴けるように思います。
 
そして三田明のボーカルが、その主役である事は言わずもがな!
 
あぁ~、今こそ誰か男性若手歌手、あるいはジャニーズ系のグループでも、これを同じ味わいでカバーしてくれませんかねぇ~~♪
 
尤も、誰がやっても三田明のオリジナルバージョンには勝てないという結果は分かっているんですけど!?!
 
ということで、本日も仕事で苦しみましたが、こ~ゆ~時こそ三田明的前傾姿勢が必要なのかもしれません。
 
明日も頑張るっ!
コメント
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