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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

彼女に自虐は似合わない…

2024-08-26 16:59:31 | 歌謡曲

やせっぽち c/w 夏ゆらり / 松尾久美子 (FOR LIFE)

掲載したのは昭和58(1983)年6月に発売された松尾久美子の2作目のシングル盤なんですが、これが……、なんとっ!?!

作詞:爪生秀人&作曲:佐藤健から提供の収録A面曲「やせっぽち」がギンギンのサウンドで演じられた歌謡ロックになっていたんですねぇ~~!?!

とにかくイントロがディストーション全開のギターソロ、そしてヘヴィなビートを伴ったミディアムテンポのアレンジからして、これをアイドルシンガーのシングル曲として楽しむには異質と思う外はなく、しかも歌詞に綴られているのが自己嫌悪から幾分捨て鉢なマイ・ワールド(?)ですからねぇ~~!?!

しかも肝心の主役たる松尾久美子の歌唱力が失礼ながら、こ~ゆ~楽曲を表現しきれていないと思いますし、このジャケ写ポートレートの不貞腐れ感が楽曲イメージどおりであるにせよ、その頃のテレビ出演時にはミニスカのロック系衣装でアイドル丸出しの振付を披露しつつ、これを歌っていたというあたりは、いやはやなんとも…… (^^;

もちろん、そんなこんなは決して彼女に責任なんかあろうはずもなく、ほとんど制作側の思惑優先だったという推察は易いでしょう。

というか、もしも……、彼女が自作自演のシンガーソングライターっぽい存在感を打ち出していたとしたら、この「やせっぽち」は大正解でしょうし、ボーカルに対するプロデュースも違っていたんじゃ~ないでしょうか……。

そんな仕上がり具合は、同じソングライタートリオが提供したB面曲「夏ゆらり」にも感じられ、詩情溢れる歌詞の世界は素晴らしいと思いますが、しかし……、それはアイドルシンガーには表現し難い感じというか、似合っていないんじゃ~ないでしょうか……。

それでも……、こちらは彼女の声質には違和感の少ない疑似ニューミュージック調の歌謡フォーク的なメロディラインに相応しいアレンジがあり、A面曲「やせっぽち」では反ロック的な声質で無理していた感じの松尾久美子も結果オ~ライ (^^;

しかし、それでもフックの効いたメロディ展開があるわでもなく、楽曲としてのアイドル性感度は低いわけで……。

う~ん、これが売れなかった理由も納得されてしまいます、せつないですが…… (^^;

ということで、今回は松尾久美子に対し、厳しい事ばっかり書き連ねてしまい、彼女のファンからのお叱りは覚悟しております <(_ _)>

ただし、この2作目のシングル盤があればこそ、次作「かすみ草」に瞠目させられるわけでして、それは追々ご紹介させていただく所存です。

失礼いたしました <(_ _)>

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Alain Delon は偉大なり

2024-08-25 17:00:02 | 歌謡曲

ウィ! シャバダバ / あらん・どろん (ワーナーパイオニア)

先日、フランスの二枚目俳優として世界的人気集めたアラン・ドロンの訃報に接し、サイケおやじとしても何かしらの追悼文を認めようと思ったものの、やはり故人の偉大な業績については気後れし……。

そんなこんなで取り出してしまったのが本日掲載のシングル盤でして、これこそが昭和55(1980)年9月に「あらん・どろん」と名乗る3人組女性コーラスグループが出した好事家御用達の1枚となるのでせうか (^^;

―― と言うのも、ここに収録のA面曲「ウィ! シャバダバ」こそは、我が国のテレビ深夜番組として今や伝説の「11PM(日本テレビ)」のテーマ曲として三保敬太郎が書いた、あの「シャバダバダァ~シャバダ♪」と歌われていたスキャットメロディの新装版であり、実際に当時の放送で用いられていた新録歌謡曲バージョンなんですねぇ~~♪

それは既に述べたとおり、三保敬太郎の作曲メロディに星野博志が歌謡曲的な歌詞を附り、吉村浩二が洋楽流行最先端のラテンフュージョン的なアレンジを施したアップテンポのファンカラティーナ調に仕上げられ、原曲の「シャバダバ」コーラスの前半から後半は程好い下世話さも楽しい歌謡コーラスに展開されるんですから、たまりません (^^♪

で、「あらん・どろん」のメンバーはナメ=滑川芳子、アッコ=本木敦)、エリ=奥山栄子の3人組とされていますが、サイケおやじには顔と名前が一致していないものの、件の「11PM(日本テレビ)」には実際に出演しており、その時々に応じてミニスカのテニスウェアやレオタード姿を披露していましたですねぇ~~ (^^♪

まあ……、失礼ながら、それほど抜群のスタイルではなかったグループではありますが、如何にも昭和50年代中頃のルックスは今でも記憶に残っておりますし、レコード音源を聴く限りではコーラスワークも安定して楽しめますので、なかなか面白い企画作でありました。

ただし、思い出してみると、テレビ出演していたグループと実際にレコーディングしていたメンバーが同一だったのか?

なぁ~んていう疑問も浮かび上がってきたりして…… (^^;

そのあたりも含めまして、如何にも芸能界ド真ん中で制作されたレコードかもしれませんねぇ~~、この「あらん・どろん」のシングル盤はっ!?

ということで、追悼文とは大きくズレた拙文、アラン・ドロンのファンの皆様には、ご容赦願うばかりでございます <(_ _)>

う~ん、それにしても、「Alain Delon」という名前の存在感だけでも、その偉大さに感服するばかりです。

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蘇れっ! 横浜ショック!

2024-08-24 17:02:24 | 歌謡曲

横浜ショック / 大内和美 (東芝)

もしも「演歌系シティ・ポップ」なぁ~んてジャンルが成立しているとすれば、昭和58(1983)年に大内和美が出した本日掲載のシングル盤A面曲「横浜ショック」は、なかなかのジャストミート感が侮れないところでしょうか。

それは作詞:福島邦子&伊南岳、作曲:福島邦子、そして編曲:鷺巣詩郎が提供した、これがミディアムテンポのボサノバ歌謡であり、また同時に歌謡曲保守本流の演歌っぽさも滲み出た仕上がりで、しかも歌っている大内和美のアルトボイスには微妙ながらも、山口百恵っぽさが感じられるという好ましさ♪♪~♪

しかも鷺巣詩郎が編曲には何時ものオシャレフィーリングがありますから、そのメロウフュージョン系のカラオケパートもニクイところなんですねぇ~~♪

ただ……、サビのパート ――
  
  ショック! ショック! ショォ~クッ!

というフレーズにはアクの強さが感じられるのも確かであり、そのあたりが十人十色の好き嫌いに繋がるかもしれません (^^;

ちなみに作詞作曲を担当した福島邦子はヤマハ系のシンガーソングライターとして、昭和53(1978)年に公式デビューしているんですが、スレンダーな肢体とシャープな面立ちというロック系の佇まいと歌謡ロック系の自作自演曲で当時、なかなかの隠れ人気がありましたですねぇ~~ (^^♪

実際、ライブステージではエレキギターを弾きながら歌い、またキーボードプレイの弾き語りも得意にしていたので、当時の映像が残っていれば、皆様にもお楽しみいただきたいですよ (^^♪

また様々な歌手への楽曲提供も少なくありませんでしたので、気になる皆様は、ぜひっ!

閑話休題。

さて、そこで主役たる大内和美については、アイドルシンガーというよりも、やはり歌謡曲フィールドでの活動がメインだったという印象で、確か……、後に「三井一美」に改名したという記憶もあるんですが、それほどのブレイクが果たせなかったという……。

だからこそ、彼女のレコードを探して中古屋を徘徊している歌謡曲マニアの存在も確認されるのは、個人的にも嬉しいところです。

ということで、大衆音楽にはヒットせずとも、イイ楽曲は夥しく残されてきたという真実は、あらてめて述べるまでもない真実であり、この「横浜ショック」にしても今日、誰かがカバーレコーディングすれば、相当イケる気がしておりますが、いかがなものでしょう。

というか、令和の現在であればこそ、昭和という時代に作られていた歌謡曲やシティ・ポップが再発見される機会が生まれておりますので、ぜひっ!

個人的には毎度の事ではありますが、おかゆ、門松みゆきに期待するところであります <(_ _)>

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逢ったとたんに思い出し

2024-08-22 16:46:45 | 歌謡曲

恋人くん / 速水栄子 (CBSソニー)

本日掲載のシングル盤は昨日ご紹介した坂上香織のレコードと一緒にゲットしてきた、個人的には所謂「美少女繋がり」とでも言うべき1枚です (^^;

主役たる速水栄子は昭和歌謡曲ファンには局地的有名スタアと申しましょうか、彼女こそは昭和46(1971)年に制作公開された藤圭子の自伝的映画「わが歌のある限り(松竹・宮川一郎監督)」において若干 10 歳ながら、藤圭子の少女時代を本名・吉田栄子名義で演じていましたからねぇ~~♪

その吉田栄子が昭和48(1973)年、ついに速水栄子の芸名で公式レコーディングデビューともなれば、当時は小学6年生の 12 歳ながら、既にして「天才歌手」と喧伝され、作詞:石坂まさを&作編曲:鈴木邦彦が提供の「恋人くん」をA面に入れたシングル盤が、これでありました。

つまり、歌唱力には定評があったわけで、そこには幼少期から「ちびっこのどじまん(フジテレビ)」等々のテレビ番組にも出演していたというキャリアがあった事とかっ!?

まあ……、そんなこんなは別にしても、速水栄子の歌唱力は本当に安定しており、この「恋人くん」にしても、大人への成長期に希望を抱く乙女心が歌謡フォーク調のメロディで演じられる時、ナチュラルな初心っぽさは、殊更ロリマニアにもウケていたんじゃ~ないでしょうか?

サイケおやじ的には、これまでも記してきたとおり、基本的にロリ趣味が無いもんですから、そ~ゆ~思い入れは皆無とはいえ、楽曲そのものはオンタイムで耳にしていた記憶も強く残っていましたので、掲載のブツに邂逅した瞬間、今この時にゲットしなければっ!?

―― なぁ~んていう強迫観念(?)に捕らわれてしまったのも、 彼女の面立ちの顎のラインや目許の雰囲気が藤圭子に似ている感じにハッとさせられ、そ~いえば……、前述したとおり、件の映画で藤圭子の少女期を演じていたのにも納得 (^^♪

まあ……、そ~ゆ~動機も猟盤活動には存在するというわけです (^^;

ということで、昨夜と今朝の大雨強風は驚愕するばかりでございました。

皆様は、ご無事でありましたでしょうか。

またまた台風が襲来しそうな予報が出ておりますが、政治の世界では各党の次なるリーダー選びが生臭く進行中ですから、サイケおやじとしては、とにかく災害に強い指導者の登場を強く願っております。

日々の生活、趣味の世界の充実だって、平穏安心の世の中があってこそですからねぇ~~。

決して真実を報道しないテレビや新聞なんて、信じる前に自らの希望だけでも確立させておきたいものです。

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美少女シンガー聴くなら、7吋!?

2024-08-21 16:42:37 | 歌謡曲

レースのカーディガン / 坂上香織 (東芝)

坂上香織はサイケおやじが異郷の地へ島流しにされていた時期に活動していたアイドルなので、リアルタイムでの実相や人気度は知る由もありませんが、それが先日急襲(?)した中古屋で彼女のアナログ盤シングルが4枚ばかり纏め売りされていたので思わずゲットしてきた中の1枚が本日の掲載盤というわけです。

だって、中古屋の店主からの情報によれば、坂上香織の歌手デビューは昭和64(1988)年8月という事ですから、実は掲載盤が、そのデビュー作であり、以降に発売された3枚、つまりは今回サイケおやじが纏めゲット出来たブツも含めて、既に音楽メディアの主流がCDになっていた時代に、あえてアナログ盤が制作発売されていたという、その事実には、ちょいと驚かされてしまったんですねぇ~~!?!

まあ……、だからこその纏めゲットという真相があるわけですが、それにしても……、以降は完全にサイケおやじの勝手な妄想ではありますが、掲載盤のジャケ写スリーブに登場している坂上香織はスバリッ!

美少女ですからねぇ~~、版型の大きい7吋のアナログ盤で、彼女のジャケ写ポートレートを眺めつつ、収録曲を鑑賞するという楽しみが優先されてたんじゃ~ないでしょうか (^^♪

実際、それは追々にご紹介させていただきますが、今回ゲットの4枚のシングル盤は何れも、ジャケ写ポートレートがニクイばかりに素敵でありました (^^♪

で、肝心の掲載盤A面曲「レースのカーディガン」は作詞:松本隆&作曲:来生たかお、そして編曲:萩田光雄という、ニューミュージック色が滲み出たアイドルソング製造トリオというべき布陣からの提供ですから、現代の耳で聴いても、なかなかに新鮮味が薄れていないあたりは流石の仕上がりでしょうか。

とにかく歌詞の世界が夏の終わりの別れ歌ならば、そこには松本隆ならではの「弱気」にジャストミートした、これぞっ!

来生たかおが十八番の黄金律が冴えていますし、ミディアムアップにアレンジした萩田光雄は、そのあたりの思惑(?)を勘案したスマートなストリングスやパーカッションの使い方等々、流石にイイ仕事と思うばかりです (^^♪

そして肝心の坂上香織のボーカルは幾分愛想の無い雰囲気も感じられますが、所謂「舌っ足らず」の節回しが微妙に出ていたり、落ち着いた声質がジャケ写ポートレートを眺めての鑑賞には結果オ~ライでしょうか (^^;

ということで、これまた前述中古屋の店主からの情報ではありますが、坂上香織は基本的に女優としての活動がメインだったそうで、しかもデビューしてから程なくアイドルを卒業し、ヘアヌード写真集を出したり、映画やドラマで演じるのも「汚れ役」さえ普通にやっているとかっ!?!

いゃ~~、そんなこんなも芸能界の厳しさと言ってしまえば、それまでなんですけどねぇ~~~ (^^;

美少女 ~ 美女路線を歩む芸能人としての坂上香織、リアルタイムを知らないサイケおやじにとっては、なかなか気になる女性であります (^^;

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夏歌があればアイドル

2024-08-19 16:38:21 | 歌謡曲

渚のB.G.M. / 森田まゆみ (taurus / 東芝)

お盆も過ぎたのに鬱陶しく、暑苦しい日々が継続中ということで、やっぱりアイドルシンガーの夏歌は必需品!

―― か、ど~かを問題にするまでもなく、本日ご紹介するのは昭和60(1985)年6月に発売された森田まゆみの2作目のシングル曲「渚のB.G.M.」っていうのは、あまりにもベタ過ぎたでしょうか (^^;

しかし、それでも作詞:村越昭彦&作曲:伊豆一彦、そして編曲:若草恵の制作陣が提供した「渚のB.G.M.」はアイドル夏歌ポップスの「イイとこ取り」みたいなキャッチー&イージーな作風が全開で、その絶妙のテンポチェンジが仕込まれたメロディ展開を彩るサウンドは当時流行のデジタルビートを用いた産業ロック風味も色濃く、だからこそ森田まゆみの溌剌として、陰影を滲ませた歌いっぷりは合格点♪♪~♪

ところが……、音源だけ聴いているにはOKだったんですが、ジャケ写ポートレートの雰囲気も含めて、失礼ながら、彼女自身のルックスにアイドルとしての花が足りなかったというか……。

なにしろ、その頃は女の子アイドルのブームも爛熟期であり、例のテレビ番組「夕やけニャンニャン(フジテレビ)」から派生した集団アイドルグループのおニャン子クラブが同時期に「セーラー服を脱がさないで」なぁ~んていうシングル曲をデビュー大ヒットにしてしまったもんですから、単体アイドルには厳しい状況が始まった中での活動は、尚更に苦しかったのかもしれません。

それでも繰り返しますが、楽曲と歌唱そのものの仕上がりは侮れませんし、後追いでの昭和歌謡曲ファンにこそ、聴いていただければ納得されるものと信じている次第です。

ということで、今では企画すら通らないであろう、女の子アイドルが水着で歌うテレビ番組には、前述おニャン子クラブの面々でさえトーシロの利点を活かした存在感を見せつけていましたから、それなりに芸能の基本を仕込まれた単体アイドルが顔を見せるなんてのは普通でありましたね、当時は (^^♪

そして、もしも今、その頃の映像が発掘され、例えばネットにアップされているのであれば、サイケおやじは森田まゆみを探してしまいそうです (^^;

う~ん、やっぱり夏歌を演じたアイドルシンガーの魅力は、そこにあるのかもしれませんねぇ~~ (^^;

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ナンシー・ルーのムーンライト・シャドウ

2024-08-16 17:23:14 | 歌謡曲

ムーンライト・シャドウ / ナンシー・ルー (CBSソニー)

海外のヒット曲へ日本語の歌詞を附した、所謂洋楽カバーの歌謡曲は我が国レコード産業の切り札のひとつだった事は今も変わらないとはいえ、その選曲センスやアレンジの良し悪し、そして演じる歌手やグループの存在感も大きいと思われます。

平たく言えば、どんなに素敵な楽曲を見つけても、それを歌謡曲としてカバーした場合のジャストミート感は絶対に外せないんじゃ~ないでしょうか?

さて、そこで本日ご紹介したいのは、昭和59(1984)年にナンシー・ルーが出した掲載のシングル盤A面曲「ムーンライト・シャドウ」でして、結論から述べさせていただければ、これは前年にイギリスのマルチミュージシャンとしてプログレポップとも云える分野で人気を確立していたマイク・オールドフィールドがヒットさせた自作自演の傑作「Moonlight Shadow」に安藤芳彦がオリジナルとは無関係な日本語の歌詞をアダプトしたニューミュージック寄りのポップス歌謡♪♪~♪

しかも歌っているナンシー・ルーは台湾人のキュートなアイドルシンガーではありましたが、何故か……、大きなブレイクも果たせぬままに帰国した、その活動末期に、こんな素敵なシングルトラックを出していたというあたりは、なかなか味わい深いものがあるというか…… (^^;

それはマイク・オールドフィールドのオリジナルバージョンのミステリアスなポップフィーリングを活かしつつも、松原正樹が幾分メリハリの効いたアレンジを施したミディアムアップの演奏パートが結果オーライ♪♪~♪

もちろん、松原正樹本人であろうギターの響きは本家マイク・オールドフィールドの繊細にして芯の強いギタープレイを意識していたであろう事は言わずもがな、なかなかの力演じゃ~ないでしょうか (^^♪

ですから、ナンシー・ルーも自らの持ち味であるチャイニーズ系の節回しで切々と歌うスタイルを貫いていて、結果的にヒットしたとは言い難くはありますが、個人的には好きな仕上がりです。

ちなみにマイク・オールドフィールドのヒットバージョンで歌っていたのはスコットランド出身のマギー・ライリーであり、そのクールでハートウォームなボーカルスタイルとナンシー・ルーの歌いっぷりは相当に異なりますが、それはそれで十人十色の好き嫌いでありましょう (^^;

また、当時の我が国ではマイク・オールドフィールドの「Moonlight Shadow」はシングルカットされていなかったという記憶なんですが、楽曲そのものはFMラジオ放送の洋楽番組等々で流れまくっていましたからねぇ~~♪

そ~ですよ、その頃からというか、昭和50年代頃からはラジオの音楽番組は、ほとんどFM放送がメインとなり、エアチェック用の番組表を纏めた雑誌が音楽情報誌の役割も果たす様になっていましたですねぇ~~ (^^♪

今となっては隔世の感ではありますが、仕事場でもラジオを流しながら勤務出来る会社も普通に存在していましたから、昭和という時代は大らかでありました (^^♪

閑話休題。

ということで、最後になりましたが、マイク・オールドフィールドのオリジナル原曲歌詞の内容は亡くなってしまった愛おしい人に会いたい……、云々という事から、ジョン・レノン追悼歌と云われていましたが、真相は……、ど~なんでしょうかねぇ……。

だからこそ、ここに制作されたナンシー・ルーの歌謡曲バージョンの味わいも深いのかもしれませんし、それこそはサイケおやじの独断と偏見として、お許しを請うばかりでございます <(_ _)>

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奇蹟のつげぐち

2024-08-15 16:41:33 | 歌謡曲

つげぐち / 井上慶子 (ビクター)

「幻」が「現実」になるという現象は「奇蹟」とも称されますが、サイケおやじにとっての本日掲載のシングル盤は、それに近いものがありました。

それは歌っている井上慶子がアッという間に消えてしまった印象のアイドルシンガーであり、その登場は昭和51(1976)年だったはずなんですが、その時は新人賞レースにも参戦していながら、テレビや芸能誌への登場も局地的というか、なにやら業界のウリも決してイチオシでは無かったという雰囲気……。

ところが、彼女が歌っていた本日掲載のシングル盤A面曲「つげぐち」は、なかなか耳に残る仕上がりで、ちょっぴりあべ静江っぽい声質と綺麗なハイトーンボイスが、そのポイントだったと思っているのは、サイケおやじだけでしょうか?

そ~ゆ~狙いが作詞:杉山政美&作編曲:梅垣達志という制作スタッフに、どこまで企図されていたかは不明ながら、ミディアムテンポで歌謡フォーク寄りのアイドルソングとしては、ど~やら許されない愛に決意を秘めたヒロインの姿が描かれた歌詞の世界とマイナー&メジャーモードを上手く組み合わせたキャッチーなメロディ構成によって、本当に清純派アイドルのイメージは全開♪♪~♪

ただし、詳しいプロフィールは知る由もありませんが、芸能界入りしたのは二十歳前後だったと云われておりますので、同時期のアイドル&新人歌手と並べては些か「お姉さん」系だった記憶が…… (^^;

しかし、そ~ゆ~ところが、これまたサイケおやじの嗜好にはジャストミートしていたわけですよ (^^;

ところが既に述べたとおり、何故か……、彼女は翌年になるとぷっつりと表舞台から消えてしまったみたいな……。

その経緯や真相は知る由もありませんが、デビュー作と思われるシングル盤そのものも見かけなくなり、幾年月……。

ようやくにして数年後、中古ゲット出来たのが私有の掲載盤というわけで、いゃ~~、自分にとっては正に奇跡の遭遇みたいなものがありましたですねぇ~~ (^^;

そして井上慶子の正式デビューが昭和50(1975)年11月だったという事実も、その時になって知ってみれば、つまりは1年ちょっとしかメジャーな活動は無かったと思われますし、おそらくは残してくれた音源は、このシングル盤だけかもしれませんが、いかがなものでしょう。

それでも、だからこそ、サイケおやじにとっては忘れ難いアイドルシンガーであります。

ということで、またまたの台風襲来で早くも交通機関は混乱の兆しですし、例の大地震から引き続いての防災要請は無視出来ないところでしょう。

いゃ~~、奇蹟は災害時にこそ必要なんですけどねぇ…… (^^;

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松本典子のこれが好き

2024-08-14 17:23:45 | 歌謡曲

儀式(セレモニー)c/w 秋桜化粧 / 松本典子 (CBSソニー)

掲載したのは、実はサイケおやじが一番に好きな松本典子のシングル盤でして、発売されたのは昭和61(1986)年10月でしたから、つまりは華やかなデビューから特段のヒットも放てないままに正統派アイドル路線を歩んでから約1年半後の勝負曲!?

―― という印象が強く打ち出されているのは、収録トラックを聴く以前、まずはジャケ写ポートレートのイメージから伝わってしまうわけですよっ!?

しかも、ウリのA面曲タイトルが「儀式」ですからねぇ~~、一応は「セレモニー」という横文字が当て込んであるとはいえ、既にしてイメチェン仕様が全開ですよねぇ~~!?!

そして実際、流れ出すのはミディアムアップでキーボード主体に作られたデジタルサウンドをバックに切々と歌う、これが絶妙に儚くて、刹那の別れ歌?

―― みたいな印象から、制作クレジットを確認すれば、なんとっ!

―― それは作詞作曲:中島みゆき!

―― という、なかなかの大冒険企画でありましたっ!

以前にも書きましたが、個人的には失礼ながら、松本典子は決して歌が上手いとは思っておりませんが、それをカバーしていたのが持ち前のアイドル王道路線のイメージと現場主義とも云えるテレビ出演やライブギグにおける熱気を感じさせるパフォーマンスは、なかなかに秀逸な芸能フィーリングだった気がしていたもんですから、レコード音源では些かの苦戦は……。

それが、この「儀式(セレモニー)」では、じっくり聞かせるスタイルにプロデュースされたのでしょうか、楽曲そのものは何時もの「中島みゆき節」よりもライトタッチという仕上がりも結果オーライ???

ちなみに中島ゆみき本人も自作自演のレコーディングを残している「儀式(セレモニー)」を聴いてみれば、松本典子のバージョンよりも幾分テンポを落とし、ロック風味を強めたアレンジで歌っているとはいえ、サイケおやじとしては、せつせつと感情表現している松本典子のトラックに軍配です (^^;

それは作詞:荒木とよひさ&作曲:三木たかし、そして編曲:戸塚修という、ほどんど歌謡曲専門の職業作家が提供のB面曲「秋桜化粧」が、これまでの松本典子の路線を継承している穏やかな松田聖子スタイルのアイドルポップス歌謡に仕立て上げられている結果、その比較対象作業の検証(?)があればこそ、A面の「儀式(セレモニー)」の印象が強くなろうというものですが、いかがでありましょう。

告白すれば、サイケおやじは両面2曲共に好きですから、つまりは冒頭に述べたとおり、彼女のレコードでは最高に愛着の強い1枚というわけです (^^♪

ということで、昨日の墓参りに続いて、本日は親戚の初盆で早朝から遠出した帰り道、ネットに接続しているカーオーディオから突然(?)に流れて来たのが松本典子の「儀式(セレモニー)」という事から、ご紹介とさせていただきました。

う~ん、久々に聴いても、これは……、せつないアイドル歌謡ポップスですねぇ……。

ちょっぴり……、シンミリモードで握るハンドルは、スピードも控えめになるのでした。

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ドュー・ユー・リメンバー・フローレンス

2024-08-13 18:39:33 | 歌謡曲

■Do You Remember Me? / フローレンス芳賀 (キャニオン)

昭和50年代末期に突然ブレイクしたフローレンス芳賀を覚えていらっしゃるでしょうか?

少なくともサイケおやじと同世代の皆様であれば、昭和59(1984)年の夏の主役のひとりとしての彼女には強い印象が残されていると拝察する次第ですが、それは某ファッションメーカーのモデルとして当然ながらナイスバディの水着姿とキュートな面立ちに魅了され、その如何にも日米ハーフ特有の親しみ易さも相まって、CMの世界のみならず、テレビ出演も多く、また歌手としての活動も同時並行的にやっていたんですから、忘れがたい美女でありました (^^♪

で、掲載したシングル盤は昭和54(1984)年6月に発売された歌手デビュー作あり、殊更A面収録の「Do You Remember Me?」は作詞:安井かずみ&作曲:加藤和彦のクレジットがあれば、もはや説明不要、岡崎友紀が昭和55(1980)年に「Yuki」名義でヒットさせた畢生の名曲「ドュー・ユー・リメンバー・ミー」のリメイクカバーなんですから、たまりません♪♪~♪

もちろん、ここでも飛澤宏元がオリジナルのイメージを大切にはした疑似スペクターサウンドを踏襲するアレンジを提供していますからねぇ~~、フローレンス芳賀のハーフ丸出しの歌いっぷりも高得点!

―― と書きたいところなんですが、実は些か棒読み歌唱と申しましょうか、ちょいとエモーションが不足気味……。

ところが、それだって結果オーライというか、キュートなハーフのモデルが歌ってこそのオールディズ歌謡の魅力が全開していると思うんですが、いかがなものでしょう (^^;

ただし、そ~ゆ~感想はオンタイムでのフローレンス芳賀に接していればこその印象という現実は言うまでもないのかもしれません (^^;

まあ……、何れにせよ、夏になると思い出してしまうのがフローレス芳賀という魅惑の美女というのが本日の結論であります (^^♪

一応、学業優先という理由でアメリカに帰ってしまったので、日本における活動期間は短かったんですが、今は……、ど~されているのか……?

気になってしまったですよ、この拙文を認めながら…… (^^;

いゃ~~、イイ時代でしたねぇ~~♪

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