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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

年の瀬には演歌節

2024-12-16 16:51:23 | 歌謡曲

恋みなと / 愛田悦子 (キングレコード)

昭和46(1971)年から約12年間放送され続けたテレビオーディション番組「スター誕生!(日本テレビ)」からデビューした大勢の歌手と云えば、やはりアイドル系のシンガーが多いとはいえ、例えば初代チャンピオンの森昌子を引き合いに出すまでもなく、きっちり正統派歌謡曲のジャンルにもスタアを送り込んでいた事を忘れてはならないと思っています。

で、昭和59(1984)年に本日掲載のシングル盤を出した愛田悦子も、件の「スター誕生!」からデビュー権を獲得したんですが、このジャケ写ポートレートからも一目瞭然、ど~贔屓目に見ても、彼女は三十路前後の熟女系ですから、一般的なイメージに訴える「スター誕生!」出身者という肩書も失礼ながら、それほどの効果は薄かったかもしれませんねぇ~~ (^^;

しかし、確かに彼女の歌唱力は素晴らしく、作詞:水木れいじ&作曲:森田公一、そして編曲:斎藤恒夫が提供のA面曲「恋みなと」は、もちろん正統派歌謡曲の裏人気作!?

いゃ~~、一瞬八代亜紀っぽい歌い出しから、じっくりと泣き節を披露する愛田悦子には、こ~ゆ~港町演歌がジャストミートするんでしょうねぇ~~ (^^;

ちなみに作曲者が森田公一ってのは、本人が「スター誕生!」のレギュラー審査員にして、アイドル歌謡ポップスの第一人者という位置付けがあろうとも、この「恋みなと」の王道演歌の仕上げ方は、流石!

大きなヒットにならなかったのが不思議に思うほどなんですが、いかがなものでしょう。

ということで、告白すれば、この1枚は昨日書きました自宅の大掃除で、全く予想外の場所である仏間の押し入れの中で発見された(?)ブツでして、サイケおやじにしてみれば、中古ゲットした朧げな記憶はあるものの、何故に……、そんな場所にっ!?

ですから、そんな流れでレコードに堂々と針を落としてみれば、いやはやなんとも、年末に相応しいという保守本流の歌謡曲が流れ出したという次第です (^^;

う~ん、大掃除も、たまにはイイですね (^^;

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美女と不気味なジャケ写デザイン

2024-12-14 17:06:37 | 歌謡曲

白い大地は誰のもの / キャシー中島 (クラウン)

掲載したのは不気味なジャケ写でお馴染み(?)の1枚と云えるのでしょうか、これが世に出た昭和47(1972)年当時、このシングル盤の主役たるキャシー中島は人気モデルとしてCMや雑誌グラビア等々で活躍し、大いに存在感を高めていた頃でしたから、こんな心霊写真みたいな不気味なデザインが用いられたのは、何故だったんでしょうかねぇ~~~???

しかも、ウリのA面曲「白い大地は誰のもの」が作詞:女井レミ&作編曲:馬飼野俊一とクレジットされた、ちょいと幻想的なポップス歌謡であり、それが決して歌が上手いとは言い難いキャシー中島の危なっかしい節回しにはジャストミートしているんですから、いゃ~~、これって……、確信犯だったんでしょうかねぇ~~~???

ちなみに彼女が芸能界へ入ったのはモデル業からの流れとはいえ、既に昭和44(1969)年にはカサノバ7と名乗るグループのメンバーとして歌手デビューしていたという履歴が残っている事から、ソロシンガーとしての再デビューについても、それほどの抵抗は無かったんでしょうか???

一説によれば、同時期に「キャッシー」名義で吹き込んだシングル盤を出しているらしいんですが、その現物を所有しておりませんので、サイケおやじにとっては、この「白い大地は誰のもの」がキャシー中島のソロデビュー曲という考え方(?)であります (^^;

そして続く「涙のドレス」がセクシー歌謡の人気曲として現在でも評価されているあたりは、彼女が男好きするタイプの証かもしれません。

最近はグッと質量を増した佇まいではありますが、若き日の彼女にお世話になっていた野郎どもは、サイケおやじと同世代の皆様と拝察する次第です (^^;

ということで、愛用のアンプの不調も所謂「だましだまし」状態ながら使えるみたいですね、まだまだ (^^;

本日は高齢者バンドの練習にも参加出来ましたし、それなりに事が運ぶならば、流れに逆らわないのが得策と思うばかりです。

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この人だぁ~れ part-167:祝峰三枝子

2024-12-10 17:16:53 | 歌謡曲

目を伏せないで / 祝峰三枝子 (ミノルフォン)

久々の「この人」シリーズで本日ご紹介するのは、昭和45(1970)年に掲載のシングル盤を出した祝峰三枝子(しゅくほうみえこ)です。

まあ……、ジャケ写ポートレートが横顔のアップなので、全体的な容姿を窺い知る事は叶いませんが、その一途な眼差しに相応しい、そこはかとない哀愁を滲ませた歌声が、このレコードには、しっかりと刻まれているんですねぇ~~♪

それは特に作詞:沢みね登&作曲:村井邦彦が提供のA面曲「目を伏せないで」を聴けば納得!

今日ではシティ・ポップの源流にも繫がるであろう、ミディアムテンポのソフトロック歌謡であり、しかも大野雄二のアレンジがボサノバ風味のジャズ仕立てですから、オシャレ過ぎるエレピの用い方等々、本当に心地良いばかり (^^♪

ですから、オンタイムでは全くヒットしなかったものの、後年「大野雄二ワークス」には欠かせない名曲・名唱として再発見・再評価されたのもムベなるかなっ!

不肖サイケおやじにしても、偶然ではありますが、これを例の廃盤アワーブームの折、ラジオの深夜放送の某番組で耳にした昭和60(1985)年から探索を続け、ようやくに良い出会いがあった時には、中古屋の店先で手が震えた記憶が残っているほどです (^^;

そのあたりの感性は、それこそ十人十色ではありますが、肝心の祝峰三枝子については、未だ詳細な活動履歴を知り得ておりませんので、やっぱり奥の細道を辿るばかりでございます <(_ _)>

ということで、それにしても、このジャケ写に登場している祝峰三枝子って、内親王・愛子様に似ていると思うのは、不敬でしょうか (^^)

女帝容認肯定派のサイケおやじとしては、そんな想いも募るのでした。

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即ゲット! 大月みやこのフェロモンジャケット

2024-12-09 19:07:33 | 歌謡曲

浜木綿のワルツ / 大月みやこ (キングレコード)

大月みやこは今や演歌の大御所ではありますが、そこへ至るには昭和39(1964)年の公式デビュー以来の長い道程があった事は言わずもがな、むしろ昭和58(1983)年に放った特大ヒット「女の港」以前に出していたシングル曲の味わいも、これまた別格だと思っております。

そこで本日掲載したのは先程、中古ゲットしてきたばかりのシングル盤なんですが、ど~です、全く洋装の大月みやこの佇まいも珍しいばかりか、シースルーのミニスカワンピースでのセクシーなポーズこそは、美人歌手としての人気も高かった若き日の彼女の存在証明じゃ~ないでしょうか (^^)

あぁ~~、全く発売された昭和46(1971)年のムードが横溢していますよねぇ~~ (^^♪

ですから、既に皆様ご推察のとおり、サイケおやじは完全なジャケ買いだったのが真相ではありますが、それにしても作詞:矢野亮&作曲:林伊佐緒、そして編曲:川上英一が提供のA面曲「浜木綿のワルツ」は、ゆったりしテンポの演歌ワルツというタイトルに偽り無しのアンニュイな仕上がりで、それは大月みやこが持ち味であるソフトな裏声ファルセットを用いた歌いっぷりがあればこそっ!

絶妙のラテンムードが入ったアレンジとカラオケパートは今の時代には古臭いところも確かにございますが、現在も変わらぬ大月みやこの節回しを楽しむのであれば、聊かの拘りも捨て去るべきかもしれません。

サイケおやじは好きです、このジャケ写を眺めつつ (^^♪

ということで正直、ジャケ買い趣味はやめられません (^^;

現代の5吋サイズのCDじゃ~、物足りないですもんねぇ~~♪

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仲宗根美樹のロックで雷

2024-12-07 18:31:38 | 歌謡曲

雷ロック / 仲宗根美樹 (キングレコード)

仲宗根美樹の洋楽フィーリングの強さは今更述べるまでもありませんが、それにして本日掲載のシングル盤A面曲「雷ロック」は、これが世に出た昭和37(1962)年の我が国歌謡界の状況を鑑みても、なかなか突出した仕上がりじゃ~ないでしょうか?

もちろん、オンタイムでは小学生一歩手前だったサイケおやじにとっては、その真偽真相は知る由もありませんが、とにかくも作詞:藤間哲郎&作曲:安部芳明が企図提供した「雷ロック」はロカビリーパップスタイルのルーツ・オブ・歌謡ロックであり、アップテンポで前ノリで歌う仲宗根美樹はキメの唸りもニクイばかりっ!

バックの演奏パートも現代の感覚からすれば軽いという印象かもしれませんが、これで当時はガッチリ黒っぽいグルーヴが発散されていたんじゃ~ないでしょうか (^^♪

ちなみに、この「雷ロック」は大映制作の映画「うるさい妹たち」挿入歌という旨がジャケットスリーブに記載されておりますが、サイケおやじは全く接しておりませんので、大いに気になるところです。

う~ん、仲宗根美樹も出演していたのかなぁ~~~?

ということで、こ~ゆ~洋楽チックな歌謡曲が堂々と作られていた事は、正に幸せな時代の象徴なんでしょうか?

そこには確かに西洋文化に対する憧れがあった事はサイケおやじの体験的確信でもありますし、そのあたりをキーポイントとして編纂される歌謡曲のオムニバス盤を待望しているのでした。

あぁ~~、そんな仕事が出来たらなぁ~~ (^^)

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ハイブリットな彼女に癒される

2024-12-06 17:07:24 | 歌謡曲

あなたをなくしたら / 小宮慶子 (テイチク)

小宮慶子も幾つかの芸名を使い分け、なかなか長い活動を続ける歌手として、殊更昭和歌謡曲のコアなマニアには人気が高いと云われておりますが、そのキーポイントになっているのが常に時代にアクセスした楽曲を出し続けた事かもしれません。

例えば昭和44(1969)年5月に出した本日掲載のシングル盤A面曲「あなたをなくしたら」は作詞作曲:中村泰士&編曲:寺沢 圭とクレジットされた歌謡フォークっぽい楽曲でありながら、サウンドの作りはソフトロックと雅楽の絶妙な融合という感じが滲み、だからこそ、小宮慶子の上手いコブシとアンニュイな演歌節は絶品の仕上がり (^^♪

しかも曲展開のキメにはニクイばかりのフェロモンブレイク(?)まで聴かせてくれるんですから、たまりません♪♪~♪

う~ん、せつない楽曲イメージに不思議なフワフワ感が装飾されたというか、このハイブリットな仕様は小宮慶子にしか表現出来なかった歌謡世界と断じたくなるんですねぇ~~、サイケおやじは (^^♪

だって、これを同時代の他の女性シンガーの誰が、ここまで歌えるもんでしょうか?

全く小宮慶子だけの名曲にして、名唱と思うばかりです。

そして冒頭に述べたとおり、彼女には様々な芸名で多様な楽曲をレコーディングしているキャリアがあるので、一概には難しいかもしれませんが、音源の集成復刻を強く願っております。

ということで、今日も公私共にバタバタしてリラックスとは程遠い生活ではありますが、「ほんのひととき」でも憩いを求めて、こ~ゆ~レコードに針を落としております。

洋楽のCDもブートを含めて、買いっぱなしになっているブツが相当数あるので、聴いていないというバチアタリも反省……。

やっぱり……、自らのエネルギー不足を痛感している次第ですが、こ~ゆ~時こそ、小宮慶子に癒されてしまうのでした <(_ _)>

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待ってましたっ!

2024-12-04 16:59:25 | 歌謡曲

銀のかんざし / 朝花美穂 (徳間ジャパン = CD)

待望久しい朝花美穂の新曲「銀のかんざし」ですっ!

今、サイケおやじが最も好きな歌手が彼女である以上、公式発売されている音源は一応コンプリート蒐集しているつもりですし、他にもテレビ出演やネットで流布される映像等々も同様にコレクトしておりますが、それにしても今年に入っての朝花美穂は、ますます存在感を強くしていますよねぇ~~ (^^♪

とにかく卓越した歌唱力と如何にもの芸能を自然体で滲ませる実演の佇まいは、歌謡曲ファンならばグッと惹きつけられる魅力に満ちていると思うんですが、いかがなものでしょう (^^)

で、この「銀のかんざし」は「しゃくなげ峠」「兄さ恋唄」から続く、所謂「遊女」物であり、作詞:もず唱平&作曲:宮下健治、そして編曲:猪股義周という、朝花美穂を育てて来た制作スタッフからの提供だけに、彼女の歌唱とも相性は抜群っ!

ミディアムテンポで正直、メロディラインに幾分フックが足りない気も致しますが、だからこそ、朝花美穂の絶品の節回しが存分に楽しめるんじゃ~ないでしょうか (^^)

そ~ですよ、朝花美穂の魅力は、どんな楽曲でも、自分だけの節回しで歌ってしまうところだと思うんですよ、サイケおやじは。

また、発声とイントネーションの用い方も歌詞の意味合いを存分に読み切った技量があればこそっ!

ですから、カバー曲を演じても、全くオリジナルバージョンに遜色の無い仕上がりを聴かせてくれますし、失礼ながら、他の女性歌手が披露する様々な楽曲にしても、これが……、朝花美穂だったらなぁ~~~!?!?

そんな……、不遜な事さえ想起させてくれるのが、朝花美穂という最高の歌謡曲シンガーの魅力ですっ!

残念ながら、ここまで入れ込んでいる彼女の主役ステージ公演には未だ一度も接することが出来ていないサイケおやじとしては、それが現在の強い願いでもあります。

そして、この年末には各テレビ局の歌番組に彼女が次々に出演されるという情報も流れておりますので、録画チェックも怠りなくっ!

あぁ~~、やっぱり朝花美穂は最高だぁぁぁぁぁぁ~~ (^^♪

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温泉場という極楽境

2024-12-02 17:26:35 | 歌謡曲

温泉渡り鳥 / 三沢あけみ (ミノルフォン)

若かった頃には思いもしなかった道楽というか、最近のサイケおやじの希望としては、どっかの温泉宿でゆっくりと湯に浸かり、その後で溶けるほど眠っていたいという贅沢を願っております。

まあ……、そんなこたぁ~~、現在の境遇からすれば、全くの夢物語と自覚しつつ、本日針を落としたのは昭和44(1969)年に三沢あけみが出した掲載のシングル盤A面曲「温泉渡り鳥」でした。

もちろん、これは皆様ご推察のとおり、寺田栄がは綴った歌詞には日本の有名温泉が数か所歌い込まれているという、所謂ご当地ソング的な流れ唄ですから、作曲:遠藤実&編曲:只野通泰が附したメロディラインは調子良過ぎるミディアムテンポの民謡歌謡と申しましょうか、三沢あけみのキュートな歌声を活かしたホノボノフィーリングがニクイばかり (^^♪

それは決してお気楽ではない女の生き様が歌われているとはいえ、その哀愁さえも、温泉地という極楽では悲喜交々の人間模様というところが、我が国芸能界を彩る美人歌手の三沢あけみによって披露されるという、実に胸キュンの仕上がりじゃ~ないでしょうか (^^)

ジャケ写ポートレートに登場している三沢あけみの美しさに惹きつけられると共に、華やかな哀愁を感じさせる歌声もジャストミートの人気曲が、この「温泉渡り鳥」であります。

ということで、年末年始には海外旅行を含めて、それこそレジャー三昧というのが富裕層ばかりか、庶民の憩いというのが日本の幸せな現状とはいえ、そんなこんなを横目で眺めながら、額に汗する我々だって、何かしらの幸せを感じて悪いはずもありません。

大衆音楽ってのは、そんな心の慰めという役割を持っていると信じるばかりでございます。

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素敵な歌手に出会うのは幸せ

2024-12-01 19:34:26 | 歌謡曲

霧ヶ峰慕情 c/w 帰ってきた人  / 宮家ゆか (kit / 日本コロムビア)

掲載したのは以前、中古屋の店主から勧められるままに試聴し、その瞬間にシビレまくって即ゲットに至ったシングル盤でして、もちろん、その時まで、歌っている宮家ゆかと名乗る女性歌手は全く知りませんでした。

しかし、とにかく彼女は抜群の歌唱力と歌心が素晴らしく、まずは作詞:渡辺祐&作曲:安野健二、そして編曲:竹村次郎が提供のA面曲「霧ヶ峰慕情」は曲タイトルどおり、霧ヶ峰高原を舞台にしたご当地ソングであり、当然ながら(?)悲恋を強く滲ませた歌詞の世界に哀愁のマイナーメロディは必然とはいえ、強いビートを伴ったミディアムテンポの曲展開に附された和風のアレンジがニクイばかりですし、なによりも宮家ゆかの深い声質による上手すぎるコブシ回しは絶品 (^^♪

いゃ~、何度聴いても飽きませんねぇ~~♪

穿ち過ぎかもしれませんが、楽曲そのものの雰囲気が疑似ベンチャーズ歌謡と申しましょうか、だからこそ、妙に渚ゆう子を思い起こさせる歌いっぷりではありますが、ちゃ~んと宮家ゆかの個性は存分に発揮されていると思いますっ!

ですから、作詞:ちさと潤&作曲:安野健二とクレジットされたB面曲「帰ってきた人」が、これまたミディアムテンポの哀愁ポップス歌謡に企図され、だからこそ、高見弘はスティールギターを用いたアレンジを施したんでしょうが、そんなこんなを自分なりに解釈したとしか思えない宮家ゆかのボーカルは最高で、絶妙の憂いを滲ませる声質と節回しは、A面「霧ヶ峰慕情」よりもサイケおやじは好きでたまりません (^^♪

いゃ~~、ここまで素晴らしい歌謡曲シンガーと出会えた幸せに感謝するばかり <(_ _)>

ちなみにジャケットスリーブ裏に簡単に記載された彼女のプロフィールによれば、会社勤めの傍らダンスホールやナイトクラブで歌っていたところから、昭和45(1970)年末にテレビオーディション番組「全日本歌謡選手権」の予選に出た時、早くも某芸能マネージャーにスカウトされ、このシングル盤で作曲を担当した安野健二の門下生となり、デビューに至ったそうですが、これだけの歌唱力があれば、さもありなん!

残念ながら、大きなブレイクは果たせなったという印象ですが、他の音源も残されているという情報を得ておりますので、鋭意探索中であります。

ということで、本日も高齢者バンドの練習は意気軒高というか、ひとつ間違えれば、年寄りの冷や水???

でも、それでもやっている我々が楽しければ、毀誉は他人の主張ですから、そんなのカンケ~ねぇ!

師走も、それで乗り切れれば、イイんじゃ~ないでしょうかねぇ~~♪

いゃ~、お気楽、ご容赦であります。

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ホンワカしたベンチャーズ歌謡も良し!

2024-11-28 17:15:25 | 歌謡曲

霧のめぐり逢い / 桐山和子 (Liberty / 東芝)

ここ数日、心が晴れないので、そんな時は好きなものに逃避!?

―― ということで、やっぱり「ベンチャーズ歌謡」が好きなサイケおやじとしては、ここに桐山和子が昭和46(1971)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「霧のめぐり逢い」に針を落とすという、その自発的行動を決して「逃避」とは思いたくないんですが、やっぱり聴いているうちに心が癒されるのを感じるばかり (^^♪

で、その「霧のめぐり逢い」は既に述べたとおり、1971年にベンチャーズが日本先行で制作発売したLP「Pops in Japan '71」に収録されている「Misty Night」のメロディに津坂浩が日本語の歌詞を附した「ベンチャーズ歌謡」ではありますが、件の作曲クレジットを確認すれば、Bogle - Durrill - Mcgee - Taylor - Wilson とされていますから、つまりは当時のベンチャーズのメンバーたるジェリー・マギー(g)、ドン・ウィルソン(g)、ジョン・ダリル(key)、ボブ・ボーグル(b)、メル・テイラー(ds) が共作したとはいえ、それは決して既存のベンチャーズサウンドを踏襲しておらず、ソフトロック ~ カントリーロックの印象も滲み出た人懐っこい歌謡メロディですからねぇ~~、ここでは小谷充がバブルガムポップスがド真ん中のアレンジを施し、だからこそ桐山和子のソフトにしてホンワカムードのボーカルも冴えまくり♪♪~♪

いゃ~~ぁ、それにしても彼女のボーカルは芯が強くて、魅力ありますよねぇ~~♪

そこはかとない哀愁を滲み出させる歌心も最高じゃ~あぁ~りませんかっ!

ということで、残念ながらヒットしたとは言い難い結果だったとはいえ、これも「ベンチャーズ歌謡」の魅力の幅広さを証明したトラックだと思っておりますし、本当に素敵なメロディを紡いでくれたバンドとしてのベンチャーズは、やっぱり不滅!

殊更、1970年代前半のベンチャーズは我が国における歌謡界への貢献度が高かったもんですから、軽く扱われる現実も確かにありますが、サイケおやじは、そんなこんなもベンチャーズの全盛期だったと強く認識するばかりでございます <(_ _)>

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