FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

第29節

2012年10月21日 | サッカー

 20日土曜日、J1第29節、コンサドーレ札幌は今季最後の厚別公園競技場での試合、鹿島アントラーズを迎えて対戦。秋も深まり、もういつ雪が降ってもおかしくない時期。途中から激しく雨が降る中、降格が決まってもサポーターの熱烈応援は変わらない。

前節は浦和に古田選手の2得点でアウェイで初めての勝利を掴みとり、この日は鹿島の猛攻をGK高原の好セーブが何度もチームを救い、久しぶりに無失点ゲーム、0-0のスコアで終了した。

高原選手は怪我で長く戦列を離れていた。3度のアキレス腱手術を行い、医者からは治る可能性はほとんどないと言われたそうだ。この試合では前半24分にPKを止め、幾度も素晴らしいセーブを見せ、強い精神力でチームの無失点に貢献した。

先発は1トップに大島、その下に岩沼、岡本、古田、前、真ん中にはこれも長く怪我に悩まされてきた芳賀と山本真希、芳賀選手が入るとなぜか、負けない気がするよ。後方にはFWからMF,ついにDFになったかという宮澤、いつもはボランチで使われるキャプテンの河合竜二、若い櫛引。GK高原寿康。

鹿島は現在、降格圏を脱してはいるが優勝を目指すにはもう負けられないという位置で、この日も積極的に勝ちを狙いに来て、コンサはホームながらなかなか連携から攻撃する場面が作れない。前半23分、エリア内で河合選手がハンドを取られたのかPKの判定。しかし高原選手が相手選手の動きを見事に読んでボールを止め、チームは持ち直した。

後半も防戦に追われるが何とか踏ん張り、時間が経過。ところが81分、櫛引が2枚目のイエローでレッドカードが出されると82分、鹿島FK、正確なボールに相手外国人FWが飛び込むという決定的場面。

GK高原はここでも倒れながら左足で懸命にボールをかきだし、なんとかしのぐ。試合はこのまま終了。無失点試合なんてひさしぶりだ、やれやれ…。若手が多く出ているんだから、一つ一つの試合経験が今後に生きるといいねえ。

サポーターの応援席前には「クラブはこの変わらぬ愛に応える覚悟はあるのか?」という長い横断幕が掲げられた。単純な言葉だけで終わらず、少し長いけど、なかなか文学的でいいんじゃない?そういえばこの後見た、スペインのリーガ・エスパニョーラ、デポルティーボとバルセロナの試合。

北端のチーム、デポルのホームでは、スタンドからコンサの試合で聴きなれた応援歌が2つも歌われていたよ。へえー、こんなところで歌われている歌を拝借!?しているんだとちょっとびっくり。海外サッカーに熱心な人がいるんだねえ。

次節は27日、アウェイでFC東京戦。若手を起用してノビノビとプレーしてほしいなあ。どこかで勝利出来れば、なおいいけどね。あきらめずにがんばれ!!



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