惜しい! もうちょっと頑張れば、「隠れた名作」あるいは「佳作」になったのに~。
2019年、一匹のコウモリが発端となり、世界はバンパイアだらけに(まあ一行の説明だったから後は適当に想像する)。
これが、鏡には映らない、昔ながらの黒っぽい英国紳士淑女のファッションを好む昔ながらのバンパイアなのだけど、現代人から急きょバンパイアになったもんだから携帯使うし、自動車も昼間でも走れるように外光が入らないようになってモニターバッチリの「昼間モード」を備えてたりする。で、昼間寝て、夜は普通のサラリーマンとして働いている。面白いアイデアじゃん。
だけど、いきなり一斉にバンパイアになっちゃったもんで、当然人間が絶滅危惧種になってしまったため、血液不足が起こり、自分の血や他のバンパイアの血を吸うと、知性のないゾンビみたいな化け物になってしまう。
当然、製薬会社は、代用血液を供給出来れば巨額な富が転がり込むから、必死になる。で、製薬会社の社長のサム・ニールは当然悪役。
主役のイーサン・ホーク(「ガタカ」始め、彼の映画って私観てないんだよ。「恋人たちの距離」はDVDで10分観て飽きたし。)も、ウィレム・デフォーも、クローディア・カーヴァンも良かったよ。
で、「治療法」が成程ね~、さらになるほどこうなるのかと、プロットも良かったんだが・・・。
なんか、惜しいんだよ。
編集が悪いのか、なんだかなあ・・・。もうちょっと、なんとかなったんではないかと。
残りわずかな人間の悲哀もあんまり感じられないし。
あと特殊メイクというか小道具というか、血しぶきはよく飛んでるんだけど、その割には生首が上手じゃなかったなあ。何個か出てくるんだけど、ちょっと笑える出来栄え。
イーサン・ホークの弟のフランキーを演じた、マイケル・ドーマンは、拾い物。彼は良かった。今後、頑張れ!
もっと、ヒットしたら、続編作る気だったのかな?
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